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第15回チューリップ賞(JpnIII) 2008年3月8日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | マルチメトリック | 先 | 81 | 田んぼ馬場で行った行った。行きっぷりは良い。 | |
2 | トールポピー | 差 | 93 | 今回相手が貧弱。久々も仕上げに余念が無い。 | ◎ | |
2 | 3 | オペラセリア | 先 | 82 | 外に持ち出していい脚使うも勝敗には無関係。 | |
4 | スペルバインド | 差 | 90 | 前走大外と4角馬群密集考慮。外回りで妙味。 | ○ | |
3 | 5 | ニックバイエフオー | − | − | とりあえず出てきただけ。流れに乗れるか疑問。 | |
6 | メジロアースラ | 先 | 84 | 少頭数の競馬でも競り負け。その上久々では。 | ||
4 | 7 | ギュイエンヌ | 先 | 77 | 直線だけの競馬を際どく競り勝つ。力量不明。 | |
8 | ムードインディゴ | 差 | 78 | 前走途中でズブズブ後退。意味が分からない。 | ||
5 | 9 | ユキノサッシュ | 先 | 77 | 重砂で行き脚付かず。芝でも強気になれない。 | |
10 | エアパスカル | 差 | 84 | 予期せぬダート変更で惨敗。好調はキープ。 | ▲ | |
6 | 11 | メイショウジェイ | 先 | 78 | 外を回って快勝。阪神マイルで真価問われる。 | |
12 | ジョイフルスマイル | 追 | 82 | 前走追い比べに付いて行けず。上積み疑問。 | ||
7 | 13 | ヤマカツオーキッド | 逃 | 86 | 慢性的に決め手不足。横並びで劣勢否めず。 | |
14 | コウヨウマリーン | 先 | 89 | 前走随所に荒削りな面残すも押し切りは評価。 | ☆ | |
8 | 15 | オディール | 先 | 90 | 前走先に動いて完敗。仕上がり今一つで不安。 | △ |
16 | ハイカックウ | 先 | 83 | 叩かれ渋太く伸びる。前が止まるようなら出番。 |
■レース展望 格下相手にも手抜き無し・2歳女王の実績尊重トールポピー |
■予想構築 一昨年のこのレースの勝ち馬で、先月の京都牝馬Sを制したばかりのアドマイヤキッスが今週突然の死を迎えた。JRAの発表によると、京都牝馬Sを制した後に判明した骨折の手術後、再度同箇所を骨折したため安楽死の措置が取られたとのこと。スポーツ新聞などでは腸捻転のため死亡と報じられていた。それにしてもこのタイミングで逝くとは…。予想に入る前に、合掌。(-人-) 昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬トールポピーがここから始動。先月半ばからコース(CW)で古馬オープン級と毎週併せ。今週のCWでの追い切りではポップロックとトーセンキャプテンを両脇に従えて持ったままで先着。稽古量・質共に全く問題無し。何かに足元を掬われるようなことがあっても連対圏外、ましてや複勝圏外ということはあるまい。素直にこれが軸。 一方、実績でトールポピーに次ぐオディールはちょっと不安。阪神ジュベナイルフィリーズは先に動いた分を差し引いてもラストで止まった感は否めない。また坂路主体の追い切りでも時計が出ておらず、最終追い切りも持ったままの相手にクビ差遅れ。人気で飛ぶとしたらトールポピーよりこちらである可能性が高い。前に行ける点で有利にしても勝ち切るイメージは薄い。無印に近い連下。 スペルバインドの前走は外枠不利の東京芝2,000M。案の定スタートから前に行けず後方待機。3コーナーからジワジワ動いて直線勝負に出たところを左右から押し込められて四苦八苦。直線が長い阪神外回りならこれまでの距離経験が転用出来そう。なお、このレースでは距離短縮で臨んだ馬が苦戦しているという傾向が見られるが、これはコース改修前のデータを含んでいるので鵜呑みには出来ない。 エアパスカルの前走は降雪のため芝マイルからダート1,400Mに変更。3コーナーを過ぎてから次第に脚色が鈍り始め、直線に向いたところで沈没。今週の追い切りでは栗東坂路で4F52秒4−1F12秒8。馬なりでこの時計が出せるなら前走大敗による後遺症は考慮に入れなくても良さそうだ。ゴツゴツとした前脚の出がステキシンスケクンを連想させる。 コウヨウマリーンの前走は単独2番手から直線抜け出しての辛勝。直線で何度も手前を変えて忙しない競馬だった。その時僅差で抑えたディープスカイがアーリントンCで3着しており、この押し切り勝ちは評価に値する。前走同様、今回も明確な逃げ馬不在で番手追走が妙味。そもそも今回はペースが速くなりそうにないので、なるべく前にいたほうが良さそうである。 3着以内に入りさえすれば桜花賞に出られる一戦とあればキャリア1戦馬が飛びつくのも無理はない。今回もマルチメトリック、ギュイエンヌ、メイショウジェイの3頭が駒を進めてきた。結論から言うと全てパス。マルチメトリックは芝で切れ味が疑問だし、ギュイエンヌは実質直線だけの競馬で辛勝では評価に乏しく、メイショウジェイはこのレースで実績の無い小倉組(過去10年で延べ20頭が出走して3着2回)。 以上をまとめると、好仕上がりに加えて相手にも恵まれたトールポピーを軸に、コース要因と位置取りの前に敗れた感のあるスペルバインド、惨敗後の強行軍も好調キープのエアパスカル、距離と仕上げに疑問符が付くもののこの面子で大敗は許されないオディール、そしてスムーズに追えれば最後まで楽しめそうなコウヨウマリーンへ流して勝負。 ◎トールポピー ○スペルバインド ▲エアパスカル △オディール ☆コウヨウマリーン ■馬券構築 トールポピー1頭軸の3連複流し。 [3連複] トールポピー−スペルバインド−エアパスカル 30% [3連複] トールポピー−スペルバインド−オディール 20% [3連複] トールポピー−スペルバインド−コウヨウマリーン 20% [3連複] トールポピー−エアパスカル−オディール 10% [3連複] トールポピー−エアパスカル−コウヨウマリーン 10% [3連複] トールポピー−コウヨウマリーン−オディール 10% |