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第42回共同通信杯(JpnIII)
2008年2月11日(Mon) 東京芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 タケミカヅチ 90 毎度差して届かずばかり。前が止まらないと辛い。  
2 ストーミーペガサス 46 地方のダートを勝っただけでは何とも言えない。  
2 3 シングンリターンズ 86 クラスが上がって結果が出ない。単純に力不足。  
4 ニシノシュテルン 89 前走伸びそうで伸びず。左回りで変化あれば。  
3 5 マイネルスターリー 89 前走内を通った分遅れる。連闘策がどう出るか。  
6 ショウナンアクロス 86 ここ2戦出遅れて完敗。同コース逃げ切りあるが。  
4 7 サトノハピネス 74 新馬を勝ってからまるでダメ。太め解消が先決。  
8 イイデケンシン 89 京王杯2歳Sの負け不可解。ダート変更狙いか。  
5 9 マイネルプレーザ 80 久々もさることながら距離も心配。試し使いの感。  
10 サダムイダテン 92 出遅れ最後方から凄い脚。発馬決めて勝ち負け。
6 11 ショウナンアルバ 87 二の脚使って快勝も時計平凡。ここでは苦しい。  
12 スマートファルコン 90 芝でも切れ味発揮。但し展開が嵌ったのも事実。  
7 13 ノットアローン 88 前走折り合えたのは収穫。上がり要すなら出番。
14 レオマイスター 86 前走後方から力強い伸び脚。出遅れ癖が玉に瑕。  
8 15 サブジェクト 92 馬場見越した積極策奏功。今回も前につけるか。
16 ホッカイカンティ 88 前走2番手追走からソツない競馬。好位付け妙味。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 たまたま控えて見出した可能性・前走の雪辱晴らすサダムイダテン
■予想構築

 関東地方の降雪は日付が替わる頃には止んだようで、どうやら開催中止は免れそうな情勢。天候は回復に転じ、日中は晴れ間が出るという予報が出ている。ダートは田んぼだろうが、芝は雨上がり程度に考えておきたい(積雪のため中止、翌日に順延)。

【前走重賞連対馬の共同通信杯成績(過去10年、但しダート施行の'98年を除く、以下同様)】
年度(回) 馬名 前走レース・着順 今回着順
'00年(第34回) イーグルカフェ 京成杯・2着 1着(4人気)
ラガーレグルス ラジオたんぱ杯3歳S・1着 7着(2人気)
'01年(第35回) ジャングルポケット ラジオたんぱ杯3歳S・2着 1着(1人気)
'02年(第36回) チアズシュタルク シンザン記念・2着 1着(1人気)
'05年(第39回) ストーミーカフェ 朝日杯フューチュリティS・2着 1着(1人気)
'06年(第40回) アドマイヤムーン ラジオたんぱ杯2歳S・2着 1着(2人気)
フサイチリシャール 朝日杯フューチュリティS・1着 2着(1人気)
'07年(第41回) フサイチホウオー ラジオNIKKEI杯2歳S・1着 1着(1人気)

 このレースでは前走で重賞を使って連対していた馬が圧倒的な強さをみせている。唯一ズッコけたのは皐月賞のゲート内立ち上がり事件でお馴染み、稀代のクセ馬ラガーレグルスのみ。まともなら上位に来るということ。ちなみに重賞2着だった馬は延べ5頭が出走してその全てが勝っている。ということは、今回はサダムイダテンで決まりじゃん。メチャ簡単に軸が決まったぞ!データ最高!


【共同通信杯におけるキャリア別成績(過去9年)】
キャリア 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1戦 【0・0・0・4】 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2戦 【0・0・3・10】 0.0% 0.0% 23.1% 0 43
3戦 【3・1・1・11】 18.8% 25.0% 31.3% 31 65
4戦 【5・1・2・10】 27.8% 33.3% 44.4% 280 171
5戦 【0・3・1・15】 0.0% 15.8% 21.1% 0 41
6戦以上 【1・4・3・25】 3.1% 15.6% 21.9% 16 126

 安心するのはまだ早い。上表の通り、勝ち馬はキャリア3〜4戦の間から多く出ている。キャリア2戦以下の馬は延べ17頭が出走して3着止まり。3着に入った3頭はいずれも2戦2勝。ちなみに昨年は2戦2勝で挑んだニュービギニングが4着に敗れている。前走負けたサダムイダテンは大丈夫なのか?そもそも出遅れ最後方から追い込んで惜敗って、典型的な次走凡退パターンじゃん。うーん、迷うなぁ。


【上位馬通過順一覧(過去9年)】
年度 馬場 頭数 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'99年 14 62.0 35.6 1.50.2 1-1-1 5-6-6 14-14-13
'00年 11 61.0 35.8 1.49.7 8-9-9 3-3-3 3-4-4
'01年 12 60.3 35.1 1.47.9 5-5-2 7-5-7 3-2-2
'02年 稍重 14 61.4 36.5 1.50.4 5-6-7 1-1-1 8-9-11
'04年 10 60.9 34.2 1.47.4 9-7-8 2-3-3 10-9-5
'05年 9 60.0 35.4 1.47.8 1-1-1 6-5-4 7-7-7
'06年 11 61.0 34.8 1.48.4 6-7-7 2-2-2 9-8-9
'07年 9 60.1 34.7 1.47.7 4-6-5 4-6-8 2-3-2
※'02年以前はCコース、'04年以降はDコースを使用。

 このレースは例年少頭数で流れが落ち着きやすく、結果として上がりの勝負に持ち込まれることが多いのだが、今年は珍しく16頭フルゲートでの施行で幾らか紛れが出てくるかもしれない。降雪後の開催でパンパンの良馬場も望めず、決め手に拘る必要は無さそう。好走脚質は好位から中団。逃げも一部通用している。


【6番人気以下で連対した馬一覧(過去9年)】
年度(回) 馬名 前走レース・着順 今回着順
'99年(第33回) ヤマニンアクロ 東京スポーツ杯3歳S・4着 1着(10人気)
キンショーテガラ 京成杯・6着 2着(13人気)
'00年(第34回) ジーティーボス 黒竹賞(500万・中山ダ1,800M)1着 2着(6人気)
'02年(第36回) サンヴァレー ジュニアC(OP・中山芝1,600M)1着 2着(7人気)
'03年(第37回) タカラシャーディー くすのき賞(500万・小倉芝1,800M)1着 2着(5人気)
'05年(第39回) ダイワアプセット 若竹賞(500万・中山芝1,600M)1着 2着(5人気)
'07年(第41回) ダイレクトキャッチ 京成杯・5着 2着(5人気)

 '99年は出会い頭の正面衝突事故として処理するとして(?)、馬券妙味を生んだ馬の殆どは前走を勝った直後の馬であることが分かる。ジーティーボス、サンヴァレー、タカラシャーディー、ダイワアプセットの4頭はいずれも前走で4角4番手以内につけて押し切った直後だった。前走で積極策を採って勝った馬に注目しておきたい。


 前走重賞連対を評価した上で、ラジオNIKKEI杯2歳Sで一番強い競馬をしたと思うサダムイダテンを軸に、積極策でこれに打ち勝ったサブジェクト、縦長の展開で2番手につけた上で直線抜け切ったホッカイカンティ、あすなろ賞で折り合うことを覚えたノットアローンへ流して勝負。レオマイスター、スマートファルコンの前走勝ち2頭は前半のハイペースで前が止まったところを差しただけに思えるので狙いを下げた。

◎サダムイダテン
○サブジェクト
▲ホッカイカンティ
△ノットアローン
☆(該当無し)


■馬券構築

 サダムイダテンから馬単流し。

[馬単] サダムイダテン→サブジェクト 40%
[馬単] サダムイダテン→ホッカイカンティ 30%
[馬単] サダムイダテン→ノットアローン 30%


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