HOME > 重賞展望 > 第24回フェアリーS

第24回フェアリーS(JpnIII)
2007年12月16日(Sun) 中山芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ハートオブクィーン 97 北海道を出てからイマイチ。距離短縮は歓迎だが。  
2 エーソングフォー 91 少頭数でバラけた決着。初めての芝など課題多い。  
2 3 フラミニアンウェイ 91 前走も付いて回るだけ。前に行けても苦しいか。  
4 メジロアリス 93 前走馬群後方から渋太く追い込む。勢い評価の手。
3 5 コスモグラマラス 87 スタート決めて押切るも平凡。即昇級では分が悪い。  
6 ビーチアイドル 93 前に行けずの前走度外視。先行策で押し切り期待。
4 7 エフティマイア 97 ここ2戦直線に向いたところで脈なし。立て直し困難。  
8 サクラカスケード 85 番手追走から楽勝。ペースアップへの対処が鍵。  
5 9 メイビリーヴ 93 速さは大したことがない。今回前に行けるか微妙。  
10 マイネレーツェル 93 前走ハイペースを突き刺す。小柄な分バネがある。
6 11 トラストパープル 94 全く付いて行けずの前走不可解。精神的な問題か。  
12 サマーエタニティ 90 前有利な展開でも勝ち切れず。距離短縮でも劣勢。  
7 13 ピエナプリンセス 86 前走楽に行かせて貰え過ぎ。外枠引き苦戦免れず。  
14 スワンキーポーチ 90 ややフラつきながらも楽勝。一度使って良くなるか。
8 15 ルルパンブルー 95 この距離2戦2勝もここ2戦の内容はいただけない。  
16 ミスティフォレスト 91 先手奪ってそのまま。但し勝ち時計は平凡の一言。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 気まぐれな妖精探し・夏の行き脚を思い出すビーチアイドル
■予想構築

 '94年にテレビ東京賞3歳牝馬Sから現名称に改められて13年。「フェアリーS」を勝った馬はその後酷いことになっている。'94年以降の勝ち馬13頭のうち、その後未勝利の馬は現時点で9頭。昨年13番人気で穴を開けたアポロティアラもその後4戦して全て二桁着順。唯一成功したのは'00年テンシノキセキ('03年セントウルS勝ちなどその後6勝)ぐらい。とりあえず将来性なんて話を切り出すのは野暮。むしろここが最後の勝ち鞍になりそうな馬を狙っていくというのも面白いかもしれない。

 テンが速くて上がりはグダグダになるのがこのレースの特徴。テン3ハロンは9年連続で33秒台だが、上がりは35秒台後半から36秒台。一杯になりながらも何とか粘り込むといったパターンが多い。ただ近年は後ろから差してくる馬の好走も目立っている。

 ビーチアイドルなんていかにも一発屋臭くないか?フェニックス賞でテン3ハロン32秒9の脚を使って押し切っているし、久々で出てきたファンタジーSでも先行してエイムアットビップにコンマ3秒差。前走はダートで行き脚がつかず後方追走、3コーナーで動いて直線ガス欠。栗東坂路で行われた最終追い切りはラストで頭が上がって半馬身遅れとお世辞にも良い出来とは言えないのだが、これを軸にしてみる。

 相手は差し馬からチョイス。マイネレーツェルはフェニックス賞でビーチアイドルとクビ差。白菊賞は少頭数ながら内を通って差し切り勝ち。1週前に栗東坂路で4F51秒台をマークするなど充実一途。但し400kgを割りそうな程に小柄な馬だけに、長距離輸送と急坂が課題。メジロアリスはサフラン賞でみせた馬群を縫ってのロングスパートが本物ならここでも通用する。他では遊びながらも最後競り合って勝ったスワンキーポーチの2戦目に期待。

◎ビーチアイドル
○マイネレーツェル
▲メジロアリス
△スワンキーポーチ


■馬券構築

 ビーチアイドルから馬複流し。

[馬複] ビーチアイドル−マイネレーツェル 40%
[馬複] ビーチアイドル−メジロアリス 30%
[馬複] ビーチアイドル−スワンキーポーチ 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.