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第32回エリザベス女王杯(GI) 2007年11月11日(Sun) 京都芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | デアリングハート | 差 | 89 | 好調キープ。展開味方に見せ場は作れそう。 | ▲ |
2 | 2 | スプリングドリュー | 差 | 85 | ローカル重賞を勝っただけでは荷が重過ぎる。 | |
3 | 3 | ウオッカ | (出走取消) ※当日6:30 JRA発表 | |||
4 | スイープトウショウ | 差 | 91 | 前走叩いて望み繋ぐも全盛期過ぎ割引必要。 | ||
4 | 5 | ローブデコルテ | 差 | 83 | 前走が負け過ぎ。桜花賞組とは開きを感じる。 | |
6 | アドマイヤキッス | 差 | 90 | 常にそこそこ走る。差し比べなら期待が持てる。 | ||
5 | 7 | ダイワスカーレット | 先 | 85 | 強いのは間違いないが今回は追われる立場。 | ○ |
8 | ディアチャンス | 差 | 86 | 差脚身に付き躍進。脚を溜めての一発狙いか。 | ||
6 | 9 | アサヒライジング | 先 | 90 | 捉えられると淡白。外回りを凌ぐのは苦しい。 | △ |
10 | タイキマドレーヌ | 差 | 84 | 一段と相手強化。正攻法ではまず通用しない。 | ||
7 | 11 | コスモマーベラス | 先 | 86 | 距離長いとイマイチ。実績的にも見劣り厳しい。 | |
12 | フサイチパンドラ | 先 | 93 | ダートの前走度外視。再度の単騎逃げ実演も。 | ◎ | |
8 | 13 | ディアデラノビア | 差 | 90 | 自ら勝ちに行くと脆い。無欲の差し込みに期待。 | |
14 | キストゥヘヴン | 差 | 89 | ぶっつけ本番でこの相手では無理。距離も長い。 |
■レース展望 距離不安のライバルを乗り越えろ・今年こそ正真正銘の女王へフサイチパンドラ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
このレースは前年の連対馬が再び連に絡みやすい傾向にある。古馬に開放された'96年以降の3着以内馬を年齢と共に一覧にしてみるとよく分かる。'01年から'03年にかけて一時途絶えたものの、'04年からまた復活。一応気にかけておきたいデータではある。 ちなみに4歳以上で勝利した'97年エリモシック('96年8着)、'00年ファレノプシス('99年6着)、'01年トゥザヴィクトリー('00年4着)、'04年アドマイヤグルーヴ('03年1着)、'05年スイープトウショウ('04年5着)は例外無く前年のエリザベス女王杯に出走している。 3歳馬は過去11年で延べ63頭が出走、うち52頭は秋華賞を経由している。秋華賞以外のレースを経由した残りの11頭は全滅。秋華賞とエリザベス女王杯との間隔は'99年以前が中2週、延べ20頭が出走して【0・1・1・18】(5.0%)。'00年以降は中3週、延べ32頭が出走して【3・2・0・27】(15.6%)。後者のうち、前走で3着以内だった馬は【3・2・0・8】(38.5%)、4着以下だった馬は延べ19頭が出走して全滅。 連対を果たした古馬は府中牝馬S、および牡馬混合重賞のいずれかを経由している。府中牝馬S組は過去11年で延べ60頭が出走して【2・6・7・45】(13.3%)、うち5着以内だった馬は【2・6・6・22】(22.2%)。6着以下だった馬は延べ24頭が出走して【0・0・1・23】(0.0%)、'00年3着エイダイクイン(前走6着)を除いて巻き返せていない。ちなみに府中牝馬S組が3着以内に1頭も入らなかったのは3歳馬同士で決着した'03年の1回のみ。 今年の3歳牝馬は史上最強レベル。牝馬が勝つなんてあり得るのか?と邪推したダービーはウオッカが圧勝。そのウオッカをGIの舞台で2度も破ったダイワスカーレットもかなりヤバい。3歳馬が1番人気と2番人気を分け合ったケースは'01年と'03年の2回。'03年は前述の通り、'01年は1番人気テイエムオーシャンが5着と完敗したが、2番人気ローズバドが2着した。 「外回りになること含めて、僕の馬(ダイワスカーレット)にとっては決して有利ではないけど、ウオッカらにとっては、プラスの舞台だと思います」(安藤勝己騎手)、「外回り2,200Mは、ウオッカの方が断然有利」(松田国英調教師、いずれもラジオNIKKEI競馬実況HP)とダイワスカーレット陣営はウオッカ有利を認めている。内回りと外回りで勝手が違ってくるのは先週のファンタジーSでも実感したばかり。 秋華賞はレース中盤で流れが弛んだことが自らレースを組み立てたダイワスカーレットにとって有利に働いた。ドスローでもないのに、中距離戦で1ハロン13秒6を刻んだレースは相当珍しい。今回はアサヒライジングやフサイチパンドラがいる。今回も前が手薄で展開は向きそうだが、前走のような一人舞台にはならないだろう。 ウオッカは秋華賞で折り合いに専念し過ぎた結果、位置取りが後ろになり過ぎて届かなかった。ダイワスカーレットが前哨戦を快勝した上で理想的な競馬をしたのとは対照的。それでいてコンマ2秒差。今回は周りを壁に出来る内枠をゲット。後ろ過ぎなければダイワスカーレットは十分捉えられる。 冒頭で述べた前年の連対馬による再連対傾向からスイープトウショウ、フサイチパンドラをマーク。しかしこれでは人気順で面白くも何ともない。ちょっとは冒険してみようということでスイープトウショウを切ってみる。理由は3回以上連対した馬がいないという点。あのアドマイヤグルーヴですら3回目は3着に負けた(スイープトウショウは今回が4回目)。フサイチパンドラは差し馬揃いの中主導権を奪えそうなのが良い。 他ではデアリングハートをチェック。府中牝馬Sで破った相手のほうが人気している状況からしても、距離についての不安が先行しているものと思われる。ただ同じようなケースで'04年にオースミハルカが2着しているように、距離不安は展開で相殺できる。何より調教の動きが良い。 結論。勝つのは今度こそウオッカ。2着候補は前々で競馬を進めるダイワスカーレット、フサイチパンドラ、デアリングハート。3連ベースの馬券を買うとするならウオッカ→ダスカ・フサパン・デアリング・スイープ→ダスカ・フサパン・デアリング・スイープ+府中牝馬S2〜4着(全24点)。ここからスイープトウショウを落とすと15点。う〜ん、15点勝負で行ってみるか。…絶対スイープトウショウに邪魔されるな、これ(笑)。 ◎ウオッカ ○ダイワスカーレット ▲フサイチパンドラ △デアリングハート ※以降、当日13:00更新 な、なんと!ウオッカが出走を取り消してしまった(右寛跛行)!ンなアホな!めちゃ困ったぞこれ。ぶっちゃけた話、ダイワスカーレットに外回りの2,200Mなんて持つのか?その上アサヒライジングやフサイチパンドラといったところが徹底マークしてくるだろうし…。3着以下も考えられたからこそ、対抗に留めたのだが…。ううむ…。 時間が無いので手っ取り早く。複数年連対傾向を元にフサイチパンドラが軸。今回も札幌記念のように展開に恵まれそう。ダイワスカーレットはやはり対抗まで。デアリングハートの印を一つ昇格。キッスやデラデラより人気が下ってどうなのよ?あと一頭はアサヒライジングを抑えておくか。距離が延びるのは間違いなくいいだろうし、捉えられるまでが勝負。 ◎フサイチパンドラ ○ダイワスカーレット ▲デアリングハート △アサヒライジング ■馬券構築 [馬単] ウオッカ→フサイチパンドラ 30% [馬単] ウオッカ→デアリングハート 20% [馬複] フサイチパンドラ−ダイワスカーレット 40% [馬複] フサイチパンドラ−デアリングハート 20% [馬複] フサイチパンドラ−アサヒライジング 20% [馬複] ダイワスカーレット−デアリングハート 20% |