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第12回KBS京都賞ファンタジーS(JpnIII)
2007年11月4日(Sun) 京都芝1,400M 2歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ドリームローズ 84 出遅れ最後方、直線ソラも使う。時計短縮課題。
2 2 ルルパンブルー 94 メンバー唯一OP勝ち。但しこの距離は凡退続き。  
3 3 オディール 93 早めに追い上げて届かず。外回りで再度期待。
4 ビーチアイドル 92 速さあるも今回休み明け。行き切れるか不安。  
4 5 サマーファインデイ 90 内から地味に差し込むも及ばず。相手なりの感。  
6 ギンザフローラル 87 前に行けず見せ場無し。ここでも速さ足りない。  
5 7 チェレブリタ 84 適度に揉まれながら好走。展開次第で出番あり。  
8 エイシンパンサー 92 前走大外から伸び切れず。久々も直前好気配。
6 9 リマレックス 83 淡々とした流れで前残り。強めの追い切り消化。  
10 ベストオブミー 86 希望通り逃げて撃沈。普通の馬場でも厳しい。  
7 11 マイネレーツェル 92 レース運びが常に後手。小柄で非力さ否めない。  
12 デューン 91 前走は後ろから行って脈無し。正攻法でも辛い。  
8 13 フラミニアンウェイ 90 控えて若干行きたがる。終い失速はその影響か。  
14 エイムアットビップ 96 ラスト抑える余裕あり。圧倒的なスピードを誇る。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 今度は獲物を逃がさない・末脚光るエイシンパンサー
■予想構築

 昨年に引き続き、今年も芝の状態が良い。普通に考えればりんどう賞を1分21秒0で逃げ切ったエイムアットビップだろうが、今回は外回りで直線が延びるし、ビーチアイドルやベストオブミーといった同型との兼ね合いもある。りんどう賞で単勝1.8倍に応えて楽勝した馬が今回3倍前後というのはそのためか。栗東坂路で単走、4F52秒9−1F13秒0。早い段階で手が動き、どこか浮き足立った走り。危ないかも。

 ベストオブミーは栗東坂路で併走遅れ、4F52秒2−1F13秒7。前半先行してのハードな追い切りでラストはさすがに一杯。ビーチアイドルも栗東坂路で併走遅れ、4F56秒8−1F12秒5。ラストで鞭が入ると頭を上げて四苦八苦。いずれも一度叩いてからだろう。

 前が速くなりそうなら狙いは後ろから行く馬。ドリームローズは出遅れ最後方から差し切りというのが典型的な次走凡退パターン。デイリー杯2歳Sのマリエンベルクが同様のパターンで凡退したばかり。ただこのレースは何故かグラマーな馬が走る。栗東DWで半姉のレースドールと仲良く併せて同入、6F82秒8−1F12秒0。武豊騎手が直々に跨っての追い切りだった。

 直前の動きはエイシンパンサーが良くみせた。栗東坂路で単走、4F53秒4−1F12秒8。体全体を使ったバネのある走り。持ったままでこれなら久々でも全く問題ない。新馬戦では今回出走のオディール(りんどう賞2着)を問題にせず大外一気で突き抜けている。全体の時計ではリマレックスが目立った。栗東CWで併走先着、6F79秒3−1F13秒2。キャリア1戦で新たな一面も見られそう。

 オディールはりんどう賞のスタートで若干遅れ、エイムアットビップに対して後追いのままに終始。但し相手が手を抜いたにしてもラストは確実に詰め寄っていたし、それほど悲観するには当たらない。栗東坂路で併走同入、4F52秒9−1F12秒9。一杯に鞭が入る相手を馬なりで対処と好調をキープ。

 結論。新馬戦の勝ちっぷりと直前の軽快な動きを評価してエイシンパンサーが軸。過去2戦の上がりはいずれも33秒台で、外回りの追い比べで主役になり得る素材とみた。エイムアットビップは速さ満点も外回りと同型対処の課題を抱える。ドリームローズは時計だけみれば危険な人気馬。オディールは内枠からスタートを決めた上で、エイムアットビップを視界に収めたレース運びに期待。

◎エイシンパンサー
○エイムアットビップ
▲ドリームローズ
△オディール


■馬券構築

 エイシンパンサーから馬複流し。

[馬複] エイシンパンサー−エイムアットビップ 40%
[馬複] エイシンパンサー−ドリームローズ 30%
[馬複] エイシンパンサー−オディール 30%


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