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第42回デイリー杯2歳S(JpnII)
2007年10月13日(Sat) 京都芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ツルマルストーム 78 好位からじっくり追い出して完勝。能力はありそう。
2 2 オースミマーシャル 87 レコード決着で復活も落ち着いた流れがどうか。  
3 3 インステップキック 77 ラスト迫られての辛勝。楽逃げでこれでは期待薄。  
4 4 マイネルフェスタ 80 内の狭いところから綺麗に抜けたセンスは評価。  
5 キャプテントゥーレ 84 直線ヨレ気味で頼りない。追い切り動いたが微妙。  
5 6 マリエンベルク 78 最後方から持ったままで追い込む。溜めて切れる。
7 シャランジュ 87 最後方大外一気で突っ込むも嵌った感は否めず。  
6 8 シゲルハスラット 77 混戦を外から抜け切る。相手揃うがそれなりには。  
9 ホッコービクトリー 81 競り合いから一方的に離される。巻き返しは困難。  
7 10 マルブツイースター 84 速さは証明済み。距離延びる今回は折り合い課題。
11 タケミカヅチ 84 勝負所でモタれる。リングハミ採用で変われるか。
8 12 ジョニーバローズ 79 行きっぷりの良さ目立つ。先手取れるなら不気味。  
13 ウイントリガー 84 出遅れと4角不利で圏外。好位差しで一矢報いるか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 溜めて掴んだ勝利の感触再び・行き脚全開マリエンベルク
■予想構築

 前走逃げ切り勝ちを収めたインステップキックにしても成り行きで逃げの形が取れただけ。これといった逃げ馬不在で、馬群一団から直線ヨーイドンを想定。ならば前走勝負どころで抜群の行き脚をみせたマリエンベルクの末脚一閃。日曜に速い時計(栗東坂路4F51秒9)を出し、直前は4F55秒2−1F12秒3。終いきっちりで仕上がり良好。

 野路菊Sを制したオースミマーシャルは瞬発力勝負の新潟2歳Sでお話にならなかったのが気になる。今回はエーシンプリリードみたいな飛ばし屋はいないし、思い切って消し。同じ厩舎で小倉2歳Sの覇者マルブツイースターはオースミマーシャルとの併せで3馬身程遅れ。ただ小倉2歳S直前も併せで遅れながらレースでは圧勝している。ゴリ押すだけならオースミマーシャルよりは見込みがありそう。

 キャプテントゥーレは栗東坂路で4F49秒8。メチャ速いが、これまでも50秒台を2回出したことがある馬だけにこれをもってして即買いとまではいかない。野路菊Sがオースミマーシャルにアオられる内容で、ここでは力不足を思わせる。良血故のひ弱さというヤツか。

 ツルマルストームの新馬戦は好位の外を通り、直線半ばでスパートをかけて抜け出すという極めてオーソドックスな勝ち上がりだった。直後に迫った相手を意識してまた突き放したのは見逃せない。今週の追い切りで自己ベストを更新(栗東坂路4F52秒5−1F13秒2)したことによる上積みに期待したい。

 タケミカヅチは新潟2歳Sでスタートを決めて前に出たものの、直線で何度もモタれてまともに追えていなかった。これが口向きの悪さから来たものなら、舌をリングで押さえてハミ受けを良くするリングハミの採用で多少なりとも変わる余地はある。新馬戦でみせた瞬発力を今一度評価したい。こちらも月曜に速い時計(美浦坂路4F52秒0)を出して直前は馬なり。

 他では新潟2歳Sで大外一気の突っ込みをみせたシャランジュが気になるところだが、乗り替わり&コース替わり&小柄な馬の長距離輸送という三重苦で前走の再現が出来るのかと言われれば疑問。ウイントリガーは中1週の強行軍で終い強めに追っただけ(栗東坂路4F56秒3−1F12秒0)。まともな競馬が出来ても巻き返しまではどうか。

◎マリエンベルク
○マルブツイースター
▲ツルマルストーム
△タケミカヅチ


■馬券構築

 マリエンベルクから馬複流し。

[馬複] マリエンベルク−マルブツイースター 50%
[馬複] マリエンベルク−ツルマルストーム 30%
[馬複] マリエンベルク−タケミカヅチ 20%


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