HOME > 重賞展望 > 第41回スプリンターズS

第41回スプリンターズS(GI)
2007年9月30日(Sun) 中山芝1,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アイルラヴァゲイン 97 前走の離され方不満。叩いた上積みに望み託す。  
2 プリサイスマシーン 99 鉄砲使いOKだがこの距離では勝負どころで固まる。  
2 3 アグネスラズベリ 96 北海道帰りの前走惨敗。短期間で立て直しは疑問。  
4 オレハマッテルゼ 96 前走も見せ場無し。斤量軽くなるが変わり無しか。  
3 5 タマモホットプレイ 95 過去3年の最高は6着。差す脚は未だ健在だが。  
6 サンアディユ 100 セントウルSが圧巻。揉まれず行けるなら再現も。
4 7 アストンマーチャン 88 前走案外も久々と馬場の影響か。速さ生かしたい。
8 エムオーウイナー 97 前走負け過ぎ。今回も同型多く付いて回るだけか。  
5 9 アンバージャック 97 潜在能力はありそうだが気まぐれで当てにならない。  
10 コイウタ 100 スプリント戦は久々。海外帰りでもあり様子見妥当。  
6 11 ペールギュント 97 先行激化必至で展開向く。時計の裏付けあり注意。  
12 ローエングリン 102 正攻法ではまず無理。追い込みに賭ければ一発も。  
7 13 メイショウボーラー 95 今年はぶっつけ本番。直前気配も今一つで苦しい。  
14 クーヴェルチュール 93 速さは折り紙付き。坂のあるコースで踏ん張れるか。
8 15 スズカフェニックス 101 有力どころがみんな前。まとめて差し切りも考慮。
16 キングストレイル 97 前走余裕の手応えで完勝も快速揃いで大外は痛い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 快速馬大集結の間隙を突け・GI馬の切れ味拝見スズカフェニックス
■予想構築

 先週の神戸新聞杯、昨日の札幌2歳Sを見て改めて思った。やっぱユタカはすげーよ。最後方にデンと構えて、揉まれないところを通って追い上げて、ゴール前できっちり交わす。決め手をフルに生かす術を知り尽くしている。前に行く馬が速けりゃ後ろから行く馬を買いたいよね。武豊騎手は昨日の2勝でリーディング争いでも騎乗停止中の岩田騎手にあと1勝まで急接近。このレースで決めとく?

 スズカフェニックスは栗東坂路で単走、4F51秒0−1F12秒7。先週は武豊騎手が直々に跨って4F50秒1(−1F13秒0)の自己ベストをマーク。馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れた分を取り戻すべく、短期間でビシビシ追ってそれなりには仕上がった。実戦に行ってどうかだけ。

 サンアディユ。アイビスサマーダッシュで単勝77.1倍の低評価を覆して劇勝、北九州記念で凡退した後、人気落ちで迎えたセントウルSを5馬身差で完勝。で、今回1番人気ですか。人気薄で好走してきた馬を人気の時に買うのは気が引けるなぁ。まあセントウルS並みに走れば楽勝だろうけども、揉まれたら北九州記念みたいなことにもなりかねん。川田将雅君にもプレッシャーかかるだろうし。

 サンアディユは栗東坂路で単走、4F51秒6−1F13秒2。途中で首をブルブルッと振って完全リラックスムード。中2週ということで特に目新しい点は見当たらなかったが、少なくとも前走の出来は維持出来ていそうだ。やっぱり抑えには必要か…。

 アストンマーチャンは速い。速いけど他にも速い馬が沢山いる。それよりもこの夏に頭角を示し始めたクーヴェルチュールのほうが期待大。ゴール前で詰め寄られたキーンランドCの内容からして坂のあるコースはマイナスかもしれないが、バーデンバーデンCでテン3ハロン31秒8の流れを余裕で追走出来ていたし、ガリガリ行くのは望むところ。

 アストンマーチャンは栗東坂路で単走、4F51秒2−1F12秒7。相変わらずのピッチ走法でリズミカルな動き。前走時に比べると上向いてはいるが、劇的に変わったという印象はなかった。クーヴェルチュールは美浦坂路で併走先着、4F48秒2−1F12秒8。先週も4F48秒4−1F12秒4をマークしていて目下絶好調。前走はコース追いで良く見せなかったのだが、これなら太鼓判を押して買える。

 キングストレイルは初スプリントで大外枠ってのが痛い。これじゃ前に行けない。京成杯オータムハンデは得意のマイルに内枠ってのがバッチグーだった。アイルラヴァゲイン、プリサイスマシーンはGIだとパンチ不足。掲示板止まりでは財布は満たされません。

 キングストレイルは美浦南Wで併走先着、5F64秒2−1F12秒6。持ったままで気配は良さそう。アイルラヴァゲインは美浦南Wで単走、5F66秒1−1F13秒0。前走を叩き台にしてもっと上向くかと思ったが、動き・時計共に平凡な内容に終始。プリサイスマシーンは美浦南Wで併走先着、5F65秒6−1F12秒6。外を回して馬の行く気に任せた追い切り。GIを見据えた仕上げにしては軽い気がした。

 セントウルSで私の期待を180度裏切ってくれたアグネスラズベリは栗東Bコースで単走、6F80秒8−1F12秒0。一応時計は出ているが、動きに変わったところは見られなかった。中2週で負荷をかけられないのがもどかしい。ペールギュントは栗東DWで併走先着、6F84秒5−1F12秒2。手綱捌きだけではもたついたが、鞭を入れるとあっさり前に出た。ただ正直言うとあともう一追い二追い欲しい感じ。

 結論としては天才ユタカの大外一気完成を見込んでスズカフェニックスが軸。相手はサンアディユ、クーヴェルチュール、アストンマーチャンの順。快速牝馬が前で遣り合って、あと一歩というところでスズカフェニックスが掻っ攫っていく、という意地悪な展開を希望。スズカフェニックスが差せないほどに速いかもしれんが…。

◎スズカフェニックス
○サンアディユ
▲クーヴェルチュール
△アストンマーチャン


■馬券構築

 スズカフェニックスから馬複・3連複流し。

[馬複] スズカフェニックス−サンアディユ 30%
[馬複] スズカフェニックス−クーヴェルチュール 20%
[馬複] スズカフェニックス−アストンマーチャン 20%
[3連複] スズカフェニックス−サンアディユ−クーヴェルチュール 10%
[3連複] スズカフェニックス−サンアディユ−アストンマーチャン 10%
[3連複] スズカフェニックス−クーヴェルチュール−アストンマーチャン 10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.