HOME > 重賞展望 > 第42回札幌2歳S
第42回札幌2歳S(JpnIII) 2007年9月29日(Sat) 札幌芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指) |
||||||
枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | グラーフ | 先 | 80 | 4角一団から楽に抜け出した勝ち方は悪くない。 | |
2 | 2 | ネオスピリッツ | 逃 | 82 | 好スタートを切ってそのまま。使い詰め分は割引。 | |
3 | 3 | ヤマニンキングリー | 先 | 78 | 超スローをインから抜け切る。時計短縮が焦点。 | △ |
4 | カレイジャスミン | 先 | 85 | 番手追走から楽勝。今回洋芝に替わってどうか。 | ||
4 | 5 | マイネルスターリー | 差 | 77 | 横を向いて遊ぶところあり。まだまだ馬が幼い。 | |
6 | ピエナエイム | 追 | 76 | イン強襲で一矢報いるもギリギリ。力足らずな感。 | ||
5 | 7 | オリエンタルロック | 先 | 77 | 直線バカつきながら競り勝つ。荒削りな面残る。 | |
8 | メジロガストン | 逃 | 83 | 競られることなく楽逃げ成立。同型の対処課題。 | ||
6 | 9 | ヤマカツオーキッド | 逃 | 88 | スタートダッシュ速い。マイペースに持ち込めるか。 | ▲ |
10 | サブジェクト | 追 | 83 | ゴール前は弾丸ライナー。かなりの素質を感じる。 | ◎ | |
7 | 11 | ホウザン | 先 | 85 | 前走競り負け。この距離2走目も上積みは疑問。 | |
12 | ウイントリガー | 先 | 86 | 馬群を割って抜け出す。一瞬の切れ味は脅威。 | ○ | |
8 | 13 | アモーレヴォレ | 差 | 79 | 前残りを外から差し切る。長く追える脚に注目か。 | |
14 | レディービスティー | 差 | 77 | 内にモタれながらの辛勝。時計も冴えず苦しい。 |
■レース展望 末脚磨いて未来を開け・弾丸ライナーよ今再びサブジェクト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 どうでもいいけど土曜2重賞はマジで勘弁して欲しい。予想するのがしんどい。まあそんなこと言ってても始まらんわな。とりあえず全馬の前走を「JRAレーシングビュアー」でチェック。うーん、やっぱりサブジェクトの差し切りはスゲーよ。あのレースはライブで見てて、札幌2歳Sに出てきたら即買いだなと思った。クローバー賞やコスモス賞を使わずに直行というのがニクいねぇ。余程自信があるのか? 早速追い切りの様子をチェック。札幌芝で併走遅れ、5F63秒9−1F11秒9。鞭を入れてから外ラチへヨレてしまったが、動き自体は悪くない。ちなみに前走後も手を緩めることなく、ここ数週間はダートコースで併せ調教を消化。 コスモス賞勝ち馬ヤマカツオーキッドは札幌芝で単走、5F63秒0(−4F49秒3)−1F12秒2。ほぼ馬なりでこの時計は優秀。前走のスタートダッシュからしてここもハナが濃厚。2歳時にGIを制したヤマカツスズランを母に持つだけあって仕上がりは早いようだ。
ここで気になるのはコスモス賞の勝ち時計がヘボかったこと。あんなにゆっくりなら逃げ勝って当然。今回は他所から逃げ馬が加わるし、案外苦戦するかも。ただ前々走は開幕直後ながらそこそこ速い時計をマークしている。コスモス賞の勝ち馬は過去10年で延べ6頭が出走して【2・1・1・2】(50.0%)。 クローバー賞勝ち馬ウイントリガーは札幌芝で併走先着、5F66秒4−1F11秒8。3頭併せの真ん中で肩鞭ながらもラストまでしっかり追われた。併せた相手は古馬1000万下のアクセルカフェ。少なくともデキ落ちは考えられない。
但し同馬もクローバー賞の勝ち時計がヘボく、過信は禁物。クローバー賞の勝ち馬は過去10年で延べ8頭が出走して【2・0・2・4】(25.0%)。そこそこ速い時計で勝っていたキョウワスプレンダやモエレフェニックスが馬群に沈むなど、人気を集める割には今一つ振るわない。 ヤマニンキングリーは札幌芝で併走先着、5F64秒1(−4F49秒6)−1F11秒5。鞭が入る相手を手綱捌きのみでぶっ千切った。一叩きされた効果が確実にありそうだ。レディービスティーは札幌芝で併走先着、6F80秒2(−5F64秒3)−1F12秒0。3頭併せの真ん中で鞭を入れて抜け切った。併せたホウザンは強めに追われて半馬身遅れ、6F79秒7−1F12秒1。時計は出たのでこれでいい。 ネオスピリッツは札幌芝で単走、6F81秒2(−5F66秒0)−1F12秒0。中2週で長めから追えるのは余力のある証拠。前走は好スタートから逃げる形を採ったが、本来控える競馬も可能。メジロガストンは札幌芝で併走遅れ、5F70秒2−1F11秒6。本番に向けて余力残しの調整。メジロガストンにとっては今回ヤマカツオーキッドが目の上のタンコブ。 カレイジャスミンは札幌ダートで併走先着、5F71秒6−1F12秒5。手綱を抑えて半馬身先着。落ち着きがあって好感。アモーレヴォレは札幌ダートで併走先着、5F68秒3−1F12秒2。一杯に追われた相手を持ったままでアオる余裕。上積みが見込めそう。 オリエンタルロックは札幌ダートで併走先着、6F79秒2−1F13秒2。直線に向いた直後に首があさっての方向に向いたりと相変わらず。今回出走のグラーフをぶっ千切る内容だったがどうか。ピエナエイムは札幌ダートで単走、5F69秒4−1F11秒9。ゴール前強めで追われたが、中間の本数は少なめ。マイネルスターリーは札幌芝で併走同入、5F66秒9−1F11秒9。追われてからの反応がイマイチだった。 追い切りからの推奨馬はヤマニンキングリー、カレイジャスミン、ヤマカツオーキッド、ウイントリガー、カレイジャスミン、アモーレヴォレの6頭。サブジェクトはこれらと比べると一枚落ちる。難しいなぁ、こりゃ紛れがあるぞ。 後ろから差し込むと届かないことが多いこのレース、飛び込んでくるまでがもどかしかったサブジェクトは危ないと思いつつ、あの爆発力と札幌で出した時計を評価して軸に指名。相手は好位から鋭く抜け出せるウイントリガー、揉まれずマイペースならという条件付きでヤマカツオーキッド、上がりヨーイドンで突き抜けた新馬戦の内容と直前の好気配を買ってヤマニンキングリー。 ◎サブジェクト ○ウイントリガー ▲ヤマカツオーキッド △ヤマニンキングリー ■馬券構築 サブジェクトから馬複流し。 [馬複] サブジェクト−ウイントリガー 50% [馬複] サブジェクト−ヤマカツオーキッド 30% [馬複] サブジェクト−ヤマニンキングリー 20% |