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第55回神戸新聞杯(JpnII) 2007年9月23日(Sun) 阪神芝2,400M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | タスカータソルテ | 差 | 83 | 前走はれっきとした力負け。今回展開は向きそう。 | △ |
2 | 2 | フェザーケープ | 先 | 76 | 一応同一コース勝ちあり。とりあえず前に行きたい。 | |
3 | マルモコウテイ | 先 | 71 | 終始外回しての差し切り。勢いはそれなりにあるが。 | ||
3 | 4 | トーセンマーチ | 先 | 87 | 前走は青葉賞より時計縮めて惨敗。上積み疑問。 | |
5 | マンハッタンスカイ | 先 | 80 | 距離は問題なし。前走惨敗は馬場も影響したか。 | ||
4 | 6 | マイネルキーロフ | 先 | 79 | 単独2番手から直線競り勝ち。間隔きついが注目。 | |
7 | ゴールドキリシマ | 逃 | 77 | 年明けてからの内容冴えず。楽に行けても無理。 | ||
5 | 8 | ホクトスルタン | 逃 | 83 | ハナ奪わないとダメ。その点今回は同型が強力。 | |
9 | ヴィクトリー | 逃 | 91 | 前走は出遅れ&強引進出。マイペースで復活図る。 | ○ | |
6 | 10 | アドマイヤミリオン | 先 | 76 | 長めの追い切り消化も3連勝の勢いは感じられず。 | |
11 | ローズプレステージ | 追 | 85 | 前走軽ハンデ貰って完敗。攻めも動かず苦しい。 | ||
7 | 12 | フサイチホウオー | 差 | 91 | 中間攻め量・質共充実。折り合いつけて巻き返す。 | ◎ |
13 | アサクサキングス | 逃 | 91 | ダービーはノーマークの賜物。今回同型多く厳しい。 | ||
8 | 14 | ドリームジャーニー | 追 | 87 | 確実に差し込んではきている。鞍上の乗り方次第。 | ▲ |
15 | ヒラボクロイヤル | 差 | 89 | 前走差し不発にしても負け過ぎ。今回も相手揃う。 |
■レース展望 夏休み返上で連日稽古・捲土重来の秋は来たフサイチホウオー |
■予想構築 先週のローズSはダイワスカーレットとベッラレイアの二強にレインダンスがどれだけ食い込めるかという下馬評通りの決着。いや、ダイワスカーレットの一人勝ちといった内容だったか。いずれにしても予想は楽だった。では牡馬勢はどうか?春の結果がアレだったからこそ、秋はまともな結果を望みたいところだが…。傾向分析は距離延長の影響がありそうなので割愛。 フサイチホウオーは重賞3連勝で意気揚々と臨んだ皐月賞がよもやの3着、断然人気で迎えたダービーは7着完敗。ヴィクトリーの皐月賞は行った行った、ダービーは大外枠で出遅れた上に1角捲りを敢行してガス欠。ドリームジャーニーに至っては今年未勝利。人気馬のうちでどれか切れと言われれば、それは鞍上人気だけで実態が伴っていないドリームジャーニーだろう。 フサイチホウオーはダービー後1ヶ月の短期放牧を経て7月初めに帰厩。それから今日までの2ヶ月間、ひたすら坂路漬け。今月に入ってからは毎週のように好時計をマーク。軽めの調整であっさり済ませたダイワスカーレットとは違い、フサイチホウオーはここに全力投球の構え。栗東坂路で併走同入、4F51秒4−1F12秒8。横を向いてフラフラ、鞭が入って同入はこの馬の性格なのだろうか。 順調に来ているフサイチホウオーに対し、ヴィクトリーとドリームジャーニーは馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れてしまった。特にヴィクトリーは2週間も遅れており、調整も急ピッチ。栗東坂路で併走先着、4F52秒7−1F12秒6はフサイチホウオーよりも見栄えがした。ドリームジャーニーは栗東DWで単走、6F83秒0−1F12秒5。ほぼ持ったままで首を使ったリズミカルな走り。この動きなら合格。 大久保龍志厩舎の2頭、アサクサキングスとヒラボクロイヤルは帰厩が遅れた影響がありそう。アサクサキングスは栗東DWで単走、6F85秒0−1F11秒8。ゴール前強めならこの位の時計は出て当たり前。腹回りが幾らか緩く、絞り切れていない印象を受けた。ヒラボクロイヤルは栗東坂路で併走遅れ、4F54秒1−1F12秒8。追われてから頭が高く、一杯でコレでは調整不足と判断せざるを得ない。 松田国英厩舎ではフェザーケープも早期入厩で調整が続けられており、今週は栗東DWで併走先着、6F82秒4−1F12秒6。ラストまでしっかり追われ、出来は文句なし。後は相手関係のみ。タスカータソルテは栗東坂路で併走同入、4F52秒7−1F12秒5。今回騎乗の福永騎手を乗せて強めの追い切りを消化。ゴール前でグイッと伸びたのは評価して良い。 夏を使った組ではマイネルキーロフが好感。栗東CWで単走、6F83秒8−1F11秒9。シャドーロールをつけてもまだ頭が高くスピードが乗り切らない印象も、中1週でこの時計が出せるのは調子が良い証拠。ホクトスルタンは栗東坂路で単走、4F53秒1−1F12秒9。前脚の出が大きく、好調をキープしている様子が窺える。マンハッタンスカイは栗東坂路で併走同入、4F53秒1−1F12秒7。悪くはないが力強さに欠ける印象。ただいずれも重賞実績馬を相手にしてどうかという疑念は残る。 今回はホクトスルタンを筆頭にヴィクトリー、アサクサキングスと前に行きたい馬がチラホラ。距離が長いので序盤から飛ばしていくことはなさそうだが、展開的には好位〜中団差しがベスト。本気の仕上げフサイチホウオーの捲土重来を信じてここから流す。相手筆頭は攻め本数が少ないながらそこそこ仕上がったヴィクトリー。他ではドリームジャーニーとタスカータソルテを抑える。 ◎フサイチホウオー ○ヴィクトリー ▲ドリームジャーニー △タスカータソルテ ■馬券構築 フサイチホウオーから馬複流し。 [馬複] フサイチホウオー−ヴィクトリー 50% [馬複] フサイチホウオー−ドリームジャーニー 30% [馬複] フサイチホウオー−タスカータソルテ 20% |