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第53回産経賞オールカマー(GII)
2007年9月23日(Sun) 中山芝2,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ネヴァブション 96 まずまず仕上がる。最内からの馬群の捌き課題。
2 ダークメッセージ 91 併走遅れで陣営弱気。直線短い中山の対処カギ。  
2 3 センカク 87 夏場を使った強み生かしたいがやはり相手強い。  
4 タマモサポート 89 前走上がりの競馬では厳しかった。引き続き注目。
3 5 ルーベンスメモリー 87 このところ惜しいと思える内容皆無。普通に無理。  
6 マツリダゴッホ 96 AJCC圧勝の舞台。前走使っての上積み見込む。
4 7 スズノマーチ 90 エプソムC2年連続シンガリ。現役続ける価値無し。  
8 コスモプロデュース 85 前走幾らなんでも負け過ぎ。この面子では厳しい。  
5 9 サンツェッペリン 89 クラシックで善戦もノーマーク。帰厩遅れ気になる。  
10 チェストウイング 89 追って伸びないジリ脚。粘り込むにしてもイマイチ。  
6 11 ブリットレーン 84 前走もブービー負け。一体何が目的なのか不明。  
12 シルクネクサス 91 詰める脚が無いのが問題。距離も微妙に長い。  
7 13 ダイイチアトム 90 前走ハンデを貰って及ばず。力不足は否めない。  
14 バトルブレーヴ 86 障害帰り。一か八かの逃げで見せ場を作れるか。  
8 15 エリモハリアー 92 前走が案外も直前気配良好。巻き返しに注意。
16 ブレーヴハート 83 届かない程度の追撃ばかり。展開嵌っても苦しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 一度使われ状態アップ・圧勝の舞台で仕切り直すマツリダゴッホ
■予想構築

 オールカマーは新潟帰りの上がり馬を狙い撃つべきレースなのだが、今年はそれらしい馬が見当たらない。ならば休み明けのGI馬でも狙うか、と思えばそれも見当たらない。先行有利なレースだし、これは人気通りマツリダゴッホで仕方ないかな。美浦南Wで併走先着、5F65秒1−1F12秒5。外を回して追わずに併走馬を突き放す内容。叩いての良化は歴然。これで勝ち負け出来なきゃウソだ。

 相手が問題だな。まずはサンツェッペリン。皐月賞2着、ダービー4着。凄い。しかし人気は15人気と9人気。ノーマークだから残れただけとちゃうの?というのが現時点での冷静な評価。馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れ、当初の予定だったセントライト記念から1週スライド。美浦南Wで併走先着、5F66秒4−1F12秒9。ゴール前一杯に追ってコレでは物足りない。今回は古馬相手だし、楽な競馬は出来んよ。

 ネヴァブションは美浦北Cで併走同入、6F79秒2−1F12秒2。久々ながら時計は出た。ただ追われてから体が沈まず、スピードに乗り切れていなかったのが気になった。まだ良化の余地は残している。日経賞はマツリダゴッホの早仕掛けに上手くつけこめたが、2,200Mは相手の土俵。まあこの面子なら6〜7割の出来でも勝負にならんと先々辛いわな。

 タマモサポートは栗東坂路で単走、4F53秒4−1F13秒0。ゴール前で頭を上げるのは相変わらず。動きは活発だが、大きく変わった印象はない。ただ前走は上がりの競馬に巻き込まれたのも一因。抑えは必要。ダークメッセージは栗東DWで併走遅れ、6F81秒8−1F13秒3。持ったままの併走馬に鞭連打でも追い付けずという散々な内容。これを受けて佐々木晶三師は弱気。「泣きの晶三」は買いだったかな?

 エリモハリアーは函館記念が恵まれ過ぎで、札幌記念の凡退は織り込み済み。まあここも空気だろうなと思ったが、追い切りを見て上方修正。栗東Bで単走、6F81秒4−1F11秒6。どちらかといえば攻め駆けする馬だが、きびきび動いて活発。直線に向いたところでバカつくのはいつものこと。一昨年も函館記念優勝→札幌記念凡退の後、人気が落ちたところで朝日チャレンジC2着。今回も要注意だ。

◎マツリダゴッホ
○ネヴァブション
▲エリモハリアー
△タマモサポート


■馬券構築

 マツリダゴッホから馬複流し。

[馬複] マツリダゴッホ−ネヴァブション 50%
[馬複] マツリダゴッホ−エリモハリアー 30%
[馬複] マツリダゴッホ−タマモサポート 20%


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