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第43回新潟記念(GIII)
2007年8月26日(Sun) 新潟芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 トリリオンカット 96 2戦続けて勝負どころで置かれる。現状変わりなし。  
2 アドマイヤモナーク 95 前走大外をぶん回して2着。新潟替わりで前進期待。
2 3 グレイトジャーニー 97 事後的な差し込みばかり。力はあるがレースは下手。  
4 フェイトトリックス 95 前走久々としては上々。ただ直前気配は今一つ。  
3 5 アフリカンビート 83 昇級後の内容が散々。逃げの手もあるにはあるが。  
6 サニーネイティブ 89 芝でも地味に差し込める。ただこの中では力不足か。  
4 7 トウショウヴォイス 92 前走ゴール寸前で突き抜ける。末脚の威力侮れず。  
8 ニシノナースコール 93 前走は完全に力負け。勢い削がれた現状では辛い。  
5 9 ヤマニンアラバスタ 96 関屋記念経由は昨年と同じ。距離延びるのは良い。
10 ダイイチアトム 84 ハイペースを力で押し切る。初めての軽ハンデ享受。  
6 11 スクールボーイ 90 前走太め残りも負け過ぎ。この距離にも疑問が残る。  
12 トップガンジョー 100 力上位でハンデも許容範囲。今年は前々の競馬か。
7 13 シアトルユー 92 この馬なりには走っているが勝ち負けには程遠い。  
14 マヤノグレイシー 91 夏場に強く鉄砲も大得意。位置取り次第で一発も。
15 スクリーンヒーロー 84 前走は荒れ馬場がアシスト。芝軽い新潟では無理。  
8 16 センカク 92 溜めればそれなりの脚使えるが今回は同型が多い。  
17 テンジンムサシ 83 ダートのOP勝ちこそあれ時計勝負では劣勢否めず。  
18 ユメノシルシ 94 ややジリっぽい。先に抜け出しても粘れるか微妙。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 1年振り&トップハンデもそんなの関係ねぇ・力で押し切るトップガンジョー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の父・母父一覧('01年以降)】
年度 着順 馬名 父名 母父名
'01年 1着 サンプレイス サンデーサイレンス トニービン
2着 エアスマップ Danehill Law Society
'02年 1着 トーワトレジャー トニービン Clever Trick
2着 アグネススペシャル サンデーサイレンス Le Febuleux
'03年 1着 ダービーレグノ トニービン Royal Academy
2着 カンファーベスト アンバーシャダイ シンザン
'04年 1着 スーパージーン サッカーボーイ パーシャンボーイ
2着 レニングラード トニービン ノーザンテースト
'05年 1着 ヤマニンアラバスタ ゴールデンフェザント タマモクロス
2着 グラスボンバー Machiavellan Nureyev
'06年 1着 トップガンジョー マヤノトップガン ゴールデンフェザント
2着 サンレイジャスパー ミスズシャルダン Cozzene
※赤セルはグレイソヴリン系を表す。

 グレイソヴリン系産駒の活躍が目立つレースで、父系【3・2・1・5】(45.5%)、母系【3・1・1・4】(44.4%)といずれもよく走っている。今年はアドマイヤモナーク(母父:トニービン)、ヤマニンアラバスタ(父:ゴールデンフェザント、母父:タマモクロス)、トップガンジョー(母父:ゴールデンフェザント)、ユメノシルシ(母父:トニービン)の4頭が該当する。


 出走馬を見渡してみると、見事なまでに後ろから行く馬ばかり。「後ろから行く馬が多けりゃ前行く馬を買いましょう」とは言っても、どの馬が前に行ってくれるかすら分からない。今回と同様に後ろから行く馬ばかりだった一昨年は1,000M通過62秒2、上がり3ハロン34秒0の瞬発力勝負だった。

 トップガンジョーは昨年の大外一気が印象的だが、エプソムCは先行して勝っている。今回は後ろから行く馬が多いので、是非とも前につけてもらいたい。直前の追い切りは美浦南Wで終始馬なり。前脚を大きく出す躍動感のある走りで、1年振りでも力は出せると判断した。

 アドマイヤモナークは七夕賞であんな競馬を見せられてしまってはここで抑えるしかない。ただ他力本願なところがあるので評価を一つ下げた。追い切りは栗東CWで終いだけ伸ばす松田博資師の定番パターン。

 穴としてマヤノグレイシーを抜擢。休み明けは4戦して【3・1・0・0】とパーフェクト連対。その上夏場に強く、7〜9月は6戦して【3・2・0・1】、唯一の着外はデビュー戦の競争中止で実質パーフェクト連対。追い切りは栗東CWで鞭を使わず5F66秒9−1F11秒8。

 ヤマニンアラバスタは一昨年の瞬発力勝負で勝っているだけに粗末には扱えない。関屋記念はただでさえ実績に乏しいマイル戦で、1,000M通過57秒3とかなりのハイペース。手も足も出なくて当然。追い切りは美浦南Dで終い重点。前走から大きく変わったような印象は受けなかったが…。

◎トップガンジョー
○アドマイヤモナーク
▲マヤノグレイシー
△ヤマニンアラバスタ


■馬券構築

 トップガンジョーから馬複流し。トップ−アドマイヤ2頭軸の3連複を抑える。

[馬複] トップガンジョー−アドマイヤモナーク 40%
[馬複] トップガンジョー−マヤノグレイシー 20%
[馬複] トップガンジョー−ヤマニンアラバスタ 20%
[3連複] トップガンジョー−アドマイヤモナーク−マヤノグレイシー 10%
[3連複] トップガンジョー−アドマイヤモナーク−ヤマニンアラバスタ 10%


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