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第12回プロキオンS(GIII)
2007年7月8日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ドンクール 98 ここ2走距離長過ぎ。間隔開いてスムーズな追走課題。  
2 ワキノカイザー 94 自己条件突破に時間要す。この中に入ると荷が重い。  
2 3 サンライズキング 99 2年連続前につけて好走。今回久々で粘り効くか微妙。
4 フーバーダム 70 今年から大井に転厩。勢いはついたが実力は疑問。  
3 5 オフィサー 96 前走好位付けで善戦。決め手はこの中でも上位。
6 オースミヘネシー 98 このところ終いの脚冴えず。この距離も忙しい感じ。  
4 7 トシザヘネシー 96 クラスが上がってからイマイチ。力不足は否めない。  
8 キングスゾーン 中央馬相手に善戦。時計要するようなら食い込みも。  
5 9 ブルーフランカー 93 長め中心のローテが気になる。前に行けるかどうか。  
10 アンクルリーサム 101 とにかく行き切れるかのみ。条件好転で巻き返し図る。  
6 11 ボードスウィーパー 100 前走先に動いて直線失速。末脚勝負で立て直せるか。
12 エイシンボーダン 96 距離はともかく重賞となると厳しいと言わざるを得ない。  
7 13 ツムジカゼ 101 差脚安定。久々に加えて距離短縮ローテこなせるか。  
14 ワイルドワンダー 105 前走が強い勝ち方。後ろから行くリスク内包も有力。
8 15 リミットレスビッド 101 実績最上位。ただ斤量背負う分伸び切れずも考慮。  
16 メイショウサライ 1年半の休み明け。今回は試走とみられても仕方なし。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 先行有利傾向に挑む一本被り・充実一途ワイルドワンダー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の前走成績・通過順一覧('00年以降)】
年度 1着馬 2着馬
'00年 ゴールドティアラ(牝4・55kg) 7-5
かきつばた記念(G3・名古ダ1,400M)1着
エイシンサンルイス(牡4・56kg) 1-1
栗東S(OP・京都ダ1,400M)2着
'01年 ブロードアピール(牝7・55kg) 11-9
かきつばた記念(G3・名古ダ1,400M)1着
レイズスズラン(牡7・57kg) 4-3
欅S(OP・東京ダ1,400M)3着
'02年 スターリングローズ(牡5・56kg) 2-2
欅S(OP・東京ダ1,400M)1着
ヤマカツスズラン(牝5・55kg) 1-1
かきつばた記念(G3・名古ダ1,400M)10着
'03年 スターリングローズ(牡6・59kg) 5-4
かしわ記念(G2・船橋ダ1,600M)1着
ツルマルファイター(牡4・56kg) 12-9
欅S(OP・東京ダ1,400M)11着
'04年 ニホンピロサート(牡6・57kg) 3-3
欅S(OP・東京ダ1,400M)2着
エイシンハンプトン(牡4・56kg) 7-6
サウジアラビアRC(OP・東京ダ1,600M)1着
'05年 ブルーコンコルド(牡5・56kg) 5-2
栗東S(OP・京都ダ1,200M)1着
サンライズキング(牡6・56kg) 2-2
欅S(OP・東京ダ1,400M)3着
'06年
(京都)
メイショウバトラー(牝6・55kg) 3-3
欅S(OP・東京ダ1,400M)12着
シーキングザベスト(牡5・56kg) 5-5
北海道SC(G3・札幌ダ1,000M)2着

 この時期に行われた過去7回の結果を紐解くと、欅Sに代表される前走ダート1,400M組が強いことが分かる。阪神(京都)ダート1,400Mはスタート直後が芝の上で、短距離慣れしていることが勝利に近付く手懸りになっているようだ。また京都で行われた昨年も含め、ここ5年の勝ち馬はいずれも4コーナーで4番手以内につけており、前につけた馬の好走が多いのも見逃せないポイントか。


【連対馬の系統一覧('00年以降)】
年度 出走頭数 MP系頭数 1着馬 2着馬
'00年 16 3 ゴールドティアラ
父:Seeking the Gold
エイシンサンルイス
父:Conquistador Cielo
'01年 16 4 ブロードアピール
父:Broad Brush
レイズスズラン
父:Woodman
'02年 13 6 スターリングローズ
父:アフリート
ヤマカツスズラン
父:ジェイドロバリー
'03年 16 4 スターリングローズ
父:アフリート
ツルマルファイター
父:フォーティナイナー
'04年 15 4 ニホンピロサート
父:スターオブコジーン
エイシンハンプトン
父:Dynaformer
'05年 16 4 ブルーコンコルド
父:フサイチコンコルド
サンライズキング
父:キンググローリアス
'06年 16 7 メイショウバトラー
父:メイショウホムラ
シーキングザベスト
父:Seeking the Gold
※赤セルはミスタープロスペクター(MP)系を示す。

 血統面からの補足をつけると、このレースはミスタープロスペクター(MP)系産駒の好走が多い。今年の該当馬はサンライズキング(父:キンググローリアス)、オフィサー(父:Fusaichi Pegasus)、ボードスウィーパー(父:エンドスウィープ)の3頭。


 もう一つの顕著な傾向として1番人気に推された馬が強いというのがあるのだが、今年の1番人気ワイルドワンダーは1,800Mを経由した差し馬ということで前述の傾向に合致しない。またコーラルS、アンタレスSと同馬を連勝に導いた岩田騎手はアメリカ遠征のため不在で、今回は蛯名騎手が手綱を取る。その蛯名騎手、同馬にデビュー戦で1回騎乗したことがあるのだが、そこでESP(蛯名スペシャル=出遅れ)をかまして大敗させている。これで一本被りなら飛ぶほうに期待したくなる。

 相手はミスタープロスペクター系で固めてみる。順序はオフィサー、ボードスウィーパー、サンライズキングの順。オフィサーとボードスウィーパーは欅Sで道中同じようなところを走っていながら結果が分かれた。ただ阪神でなら互角の評価。サンライズキングは正直一叩きされていて欲しかった。追い切りの動きが軽快だったので抑えておく。

◎ワイルドワンダー
○オフィサー
▲ボードスウィーパー
△サンライズキング


■馬券構築

 ワイルドワンダーから馬複流し。ESP発動に備えてボックスの目を抑える。

[馬複] ワイルドワンダー−オフィサー 30%
[馬複] ワイルドワンダー−ボードスウィーパー 30%
[馬複] ワイルドワンダー−サンライズキング 10%
[馬複] オフィサー−ボードスウィーパー 10%
[馬複] オフィサー−サンライズキング 10%
[馬複] ボードスウィーパー−サンライズキング 10%


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