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第48回宝塚記念(GI) 2007年6月24日(Sun) 阪神芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | スウィフトカレント | 追 | 93 | 持ち時計は上位。漁夫の利差しでどこまで迫るか。 | △ |
2 | ウオッカ | 差 | 90 | ダービー圧勝から中3週。使い詰めのリスクも勘案。 | ○ | |
2 | 3 | マイソールサウンド | 逃 | 87 | 直線向くまでに失速もザラ。意外性に期待できない。 | |
4 | マキハタサイボーグ | 追 | 83 | 自己条件を突破したばかりではまるで話にならない。 | ||
3 | 5 | ポップロック | 先 | 96 | 距離短縮が微妙。速さ比べも出来れば避けたい。 | |
6 | アドマイヤムーン | 差 | 93 | 良くも悪くも瞬発力の塊。速さ問う展開だと割引必要。 | ||
4 | 7 | カワカミプリンセス | 差 | 93 | 行く馬揃い距離延びる今回好都合。巻き返し十分。 | ▲ |
8 | インティライミ | 先 | 89 | 速い流れで折り合いつく。時計勝負で俄かに浮上も。 | ||
5 | 9 | アドマイヤフジ | 差 | 92 | 前走鞍上の機転利くも及ばず。叩き2戦目だが辛い。 | |
10 | アドマイヤメイン | 逃 | 92 | ブリンカー着用で行く気満々。大逃げだと少々怖い。 | ||
6 | 11 | ダイワメジャー | 先 | 95 | 高速決着は望むところだが距離ベストとは言い難い。 | |
12 | トウカイトリック | 差 | 92 | 前走走らなさ過ぎ。今回気軽に差せる立場で不気味。 | ||
7 | 13 | ファストタテヤマ | 差 | 90 | 自分から動けないのがネック。勝ち負け期待は酷。 | |
14 | シャドウゲイト | 逃 | 90 | 前走海外GIとはいえ価値無し。馬場渋っても苦しい。 | ||
15 | アサクサキングス | 逃 | 95 | 前走同型不在で居残っただけ。古馬相手では用無し。 | ||
8 | 16 | コスモバルク | 先 | 95 | 闘争心薄れつつあるのが気になる。一線級揃い劣勢。 | |
17 | メイショウサムソン | 先 | 93 | 一息入れて復調。4角捲りをモノにしたのは大きい。 | ◎ | |
18 | ローエングリン | 逃 | 92 | 差す競馬も可能だが所詮付け焼刃。現状打つ手無し。 |
■レース展望 先輩ダービー馬の意地を見せろ・ファン投票1位に報いるメイショウサムソン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずはファン投票にちなんだ以下のデータを参照されたい。
レース創設以降、ファン投票1位に選出された馬は延べ30頭が出走して【12・9・4・5】(70.0%)。過去10年では'02年ジャングルポケットを除く9頭が出走して【3・2・3・1】(55.6%)、着外に敗れたのは前年の有馬記念からぶっつけで挑んだシンボリクリスエスのみ。天皇賞春を経由した馬に限ると延べ6頭が出走して【3・2・1・0】(83.3%)という圧倒的な信頼性を誇る。 これに倣えば今年はメイショウサムソンで鉄板ということになる。但し今年のGIはこの手のデータが当てにならないほど荒れまくっている点には留意する必要がある。ダービーの1番人気馬が馬券対象にならなかったというのは個人的には牝馬がダービーを勝つことよりも衝撃的な出来事だった。
ファン投票順位別では1位馬が12勝で最多。以下3位馬10勝、2位馬6勝と続く。上位3つで28勝、勝率59.5%を高いとみるか低いとみるかは各々で判断されたい。
グレード制が導入された'84年以降、ファン投票1位馬が出走した年においてファン投票1位と実際の1番人気が食い違ったケースは6例ある。このうちファン投票からの「人気落ち」で勝利したのは'88年タマモクロスのみ。メイショウサムソンは前売り終了時点で2番人気に甘んじている。 馬場状態は引き続き超高速。天気予報は下り坂だが、降り始めはレース直前。初ブリンカーで逃げ宣言を出しているアドマイヤメインが引っ張る展開なら速い流れは避けられそうにない。1,000M通過58秒台、決着時計は2分11秒台を想定。 軸は前述のデータに倣ってメイショウサムソン。流れが速くなり過ぎると何かに差されるリスクが高まるだろうが、天皇賞春の走りを見る限りでは一方的に下がってしまうといったことは考え難い。逆転候補は究極のキレ馬ウオッカと消耗戦ご用達の差し馬カワカミプリンセス。穴は持ち時計に優れ、ハイペースの金鯱賞でそこそこ走ったスウィフトカレント。 ウオッカはレース振りや時計から判断して例年のダービー馬と同じかそれ以上のレベルにあることは間違いない。問題はダービーの後ということ。普通はダービーで100%に仕上げる。宝塚記念はいわばオマケ。オマケにしては相手強すぎないか?でも51kgは幾らなんでも反則だよな、常識的に考えて…。 カワカミプリンセスは前がぶっ飛ばす展開で無双の強さを見せ続けてきた馬。コーシローもこの位の人気なら焦る必要はない。スウィフトカレントはハイペースで図ったように差せる脚がある。そろそろヨコテンの2ゲットが炸裂する頃合いだろう。 切った馬について軽く触れておく。ダイワメジャーはこの距離で前が引っ張る流れに喰らいつき、直線で押し切るだけの脚が残っているか疑問。アドマイヤムーンは時計が速過ぎて差せないというのがオチ。ポップロックは超高速馬場という時点で圏外。ちなみにこの3頭の中でどれか買えといわれればダイワメジャーを挙げたい。 ◎メイショウサムソン ○ウオッカ ▲カワカミプリンセス △スウィフトカレント ■馬券構築 メイショウサムソンから馬複・3連複流し。 [馬複] メイショウサムソン−ウオッカ 30% [馬複] メイショウサムソン−カワカミプリンセス 30% [馬複] メイショウサムソン−スウィフトカレント 10% [3連複] メイショウサムソン−ウオッカ−カワカミプリンセス 10% [3連複] メイショウサムソン−ウオッカ−スウィフトカレント 10% [3連複] メイショウサムソン−カワカミプリンセス−スウィフトカレント 10% |