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第12回マーメイドS(GIII)
2007年6月17日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 シェルズレイ 92 飛ばして残る粘り腰脅威も久々で息持つかどうか。
2 2 ニホンピロブリュレ 85 ローテ奇抜過ぎ。力云々よりも折り合えるかが問題。  
3 3 スプリングドリュー 94 基本は漁夫の利。前が止まってくれない限り苦しい。  
4 4 ソリッドプラチナム 95 昨年ほどの勢いにない。展開に注文付くのも厄介。  
5 5 ミスベロニカ 75 抜け出す際の脚が速い。この相手なら何とかなるか。
6 ライラプス 91 ダート試すも成果なし。久々の距離延長では辛い。  
6 7 ディアチャンス 91 短い直線で加速した前走好感。活きの良さに期待。
8 ショウナンパントル 63 次に期待が持てない負け方ばかり。これでは無理。  
7 9 サンレイジャスパー 100 距離延びるのは良いが今一つ調子が戻ってこない。  
10 コスモプラチナ 87 前走出たなり先頭で粘る。急坂コースの対処が鍵。  
8 11 コスモマーベラス 95 押しても引いても詰めが甘い。力上位もそこが心配。
12 ヤマトマリオン 92 久々も気配良好。高速馬場で差し込めるかどうか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 馬も騎手も格上挑戦・怖いもの知らずな3歳馬ミスベロニカ
■予想構築

 ソリッドプラチナム、サンレイジャスパーと昨年の1、2着馬が揃って参戦。ただいずれも軽ハンデが嵌っただけという感じがしなくもない。今年は阪神開催。しかも前日の準メインのマイル戦で読売マイラーズCのレコードが更新されてしまうほどの超高速馬場。時計が速過ぎると上がりで差がつかなくなるということは読売マイラーズCや安田記念で学習したので、今回は前重視の予想を心掛けてみる。

 まずはシェルズレイ。ローズS(0秒1差2着)、秋華賞(0秒4差5着)と今回と同じ距離で前につけて速い時計をマークしている点を評価。また同型どころか前行く馬も手薄なのも追い風。但し今回は久々の割に強い追い切りの本数が少ない。ビッシリ追ったのは一週前の栗東坂路4F50秒7と今週ライラプスと併せた栗東坂路(4F計測不能)のみ。残られても不思議はないが息が持たず惨敗の可能性もある。

 ミスベロニカの勝ち上がりは可も無く不可も無くといったところ。今回は過去3戦全てで手綱を取った藤岡佑介騎手ではなく、今年デビューの新人・荻野琢真騎手が騎乗する。この乗り替わりは藤岡騎手が物理的に乗れない(体重49kg)ことによる。荻野騎手は日頃からミスベロニカの稽古をつけている。このパターンは昨年の皐月賞2着ドリームパスポート@高田騎手で学習済み。

 気になるのは荻野騎手が実戦に乏しい見習い騎手であること。騎手免許取得3年未満で通算勝利数100回以下の騎手は減量特典が得られるが、ハンデ戦や特別競争・重賞では適用されない。ミスベロニカのハンデは48kgでも軽過ぎるということにはならないと思う。ただ馬には何の過失もないのに6kgの負担斤量減。とりあえず買っときますか。

 前走で惨敗している馬が多い中で、準オープンといえど勝った直後のディアチャンスの勢いは尊重したい。4コーナーを回るところでも持ったままを継続、ラスト100Mで一気に伸びた脚はここでも通用する。その他では悠長に構えていてもラチが開かないコスモマーベラスの先行策に再度期待してみる。

◎ミスベロニカ
○ディアチャンス
▲シェルズレイ
△コスモマーベラス


■馬券構築

 ミスベロニカから馬複・3連複流し。

[馬複] ミスベロニカ−ディアチャンス 30%
[馬複] ミスベロニカ−シェルズレイ 20%
[馬複] ミスベロニカ−コスモマーベラス 20%
[3連複] ミスベロニカ−ディアチャンス−シェルズレイ 10%
[3連複] ミスベロニカ−ディアチャンス−コスモマーベラス 10%
[3連複] ミスベロニカ−シェルズレイ−コスモマーベラス 10%


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