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第68回優駿牝馬(JpnI)
2007年5月20日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 スマートストーム 71 昇級初戦で通用しかけるもこの中に入ると力不足。  
2 ローブデコルテ 77 溜めた分はきっちり伸びる。距離延びて良い素材。
2 3 マイネルーチェ 71 結局良かったのは新潟2戦だけ。上積みなく厳しい。  
4 ハロースピード 74 追い上げる脚あるが交わせない。ここも入着までか。  
3 5 ミンティエアー 81 前走馬群こじ開けて僅差。決め手はここでも通用。
6 ミルクトーレル 76 府中でみせる脚は悪くない。ただ逆転までは辛い。  
4 7 ベッラレイア 81 息の長い脚を使う。外に持ち出せさえすれば確勝。
8 ピンクカメオ 83 前走から中1週。距離延びて同じ脚使えるかどうか。  
5 9 レインダンス 75 前走が1戦余計。しかも負けていては話にならない。  
10 トウカイオスカー 69 レース振り不器用。決め手はあるがそれだけでは。  
6 11 カタマチボタン 77 前走内突いて離された3着。相手なりの感は拭えず。
12 ラブカーナ 74 前走僅かに競り負け。キャリアの豊富さ生かせるか。  
7 13 ウィンナワルツ 70 後ろから行く割にズブいのが難点。嵌っても無理。  
14 ラストベガ 63 前走が負け過ぎ。ここでどうにかなるレベルにない。  
15 アマノチェリーラン 73 前々走がピーク。スピード任せで距離延長は疑問。  
8 16 アドマイヤスペース 70 今回は斤量特典無し。地力で見劣るのは已む無し。  
17 ザリーン 71 前々走の完敗が気掛かり。上がり要しても苦しい。  
18 ザレマ 71 先行押し切り主体。長い直線で持ち堪えられるか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 二強に千切られた桜花賞組は怖くない・府中で魅せる末脚ベッラレイア
■予想構築

 ダイワスカーレットに不覚の敗戦を喫したウオッカはダービー挑戦。桜花賞馬ダイワスカーレットは風邪引いてネンネ。桜花賞で強い競馬を見せた2頭が揃って欠席。桜花賞連対馬のいずれかを欠くことはあっても、共に出走しなかったケースは過去20年では皆無。ひょっとすると初めてかもしれない(調べるのが面倒)。

 このレースは桜花賞からの直行馬を狙うのが基本なのだが、今年は前述の2頭が強過ぎて他の印象が薄い。今回のメンバーで桜花賞最先着のカタマチボタンにしてもウオッカに3馬身半も千切られている。桜花賞組は抑えまでとしたい。未知の距離を進むなら前で粘るより後ろから差すほうが楽とみて、カタマチボタンよりもローブデコルテを上位にみておきたい。

 過去20年で桜花賞からの直行馬が連対しなかったケースは'88年、'94年、'01年と3回ある。このうち'01年は桜花賞に出走しなかった馬同士で決着している(1着レディパステル、2着ローズバド)。そしてこれらはいずれもフローラSを経由していた。

 素直にベッラレイアから入る。えっ、前走はイクスキューズの失速に助けられただけで過信は禁物だって?まあ、それは半分当たりかもね。確かにラスト1ハロンはラップが落ちてた。でもね、レースの上がりが35秒5でこの馬が使った脚は34秒3。レースの上がりより1秒以上速かったっちゅーのは評価されて当然じゃないのか?後は秋山がしっかり外に持ち出せるかどうかだけ。馬の強さを信じて乗れ。

 ベッラレイアを評価するなら前走これに僅差だったミンティエアーも当然買い。ベッラレイアは無理矢理外に持ち出して届いたけど、こっちは馬群をこじ開けて出てきた。使った脚はベッラレイアとコンマ1秒差。ただゴール前の脚色は相手が完全に上だった。ミンティエアーを評価するならミモザ賞でこれに先着したトウカイオスカーも買い、といきたいところだがこの馬は位置取りが拙いので何ともいえない。

◎ベッラレイア
○ミンティエアー
▲ローブデコルテ
△カタマチボタン


■馬券構築

 ベッラレイア1着固定+ミンティエアー2〜3着の3連単と2頭軸の3連複流し。

[3連単] ベッラレイア→ミンティエアー→ローブデコルテ 10%
[3連単] ベッラレイア→ミンティエアー→カタマチボタン 10%
[3連単] ベッラレイア→ローブデコルテ→ミンティエアー 10%
[3連単] ベッラレイア→カタマチボタン→ミンティエアー 10%
[3連複] ベッラレイア−ミンティエアー−ローブデコルテ 30%
[3連複] ベッラレイア−ミンティエアー−カタマチボタン 30%


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