HOME > 重賞展望 > 第12回NHKマイルC

第12回NHKマイルC(JpnI)
2007年5月6日(Sun) 東京芝1,600M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アサクサキングス 91 前残りで失速の前走不満。最内通って居残りたい。
2 マイネルレーニア 82 マイルだとラストで脚止まる。力を認めた上で見送り。  
2 3 オースミダイドウ 83 差す競馬でもマイル重賞勝ちあり。久々克服なるか。
4 マイネルフォーグ 84 速い流れに乗って浮上。上がり要すなら再度出番も。  
3 5 マイネルシーガル 89 肝心の時計が冴えない。勝ち切るまでの力は無い。  
6 イクスキューズ 88 逃げ差し自在で時計も上々も使い詰めの気配あり。  
4 7 キングスデライト 77 前走楽に行かせて貰っただけ。この相手では辛い。  
8 ゴールドアグリ 79 位置取りに融通利かない。前崩れない限り出番無し。  
5 9 ワールドハンター 84 とりあえず追った分だけ伸びる。入着なら十分圏内。  
10 ローレルゲレイロ 93 パフォーマンスは申し分なし。但しどこでも相手なり。
6 11 トーホウレーサー 86 前走好位に控えて勝利。厳しい流れは望むところ。
12 シベリアンバード 81 ここ2戦思うような競馬出来ず。相手強化され苦しい。  
7 13 ダイレクトキャッチ 87 差し込む脚あるが非力。瞬発力だけでは物足りない。  
14 ピンクカメオ 80 持ち時計に難あり。ここも付いて行くだけで精一杯。  
15 ハイソサエティー 78 余裕残して逃げ切るもここで同様の競馬は望み薄。  
8 16 シャドウストライプ 83 芝もこなせるようだが府中マイルで通用するか疑問。  
17 ダノンムロー 77 距離延長が未知数。位置取り後ろ過ぎるのも問題。  
18 ムラマサノヨートー 79 前走時計通りに走って惨敗。上積みに期待できない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 雨降ったら内伸びる・久々でも仕上がり万全オースミダイドウを信頼
■予想構築

 まずは定番・距離実績の有無をチェック。過去11年の連対馬22頭のうち20頭はマイル以上の勝ち鞍があり、残る2頭にもマイル以上の重賞で2着があった。このデータで消えるのはマイネルレーニアワールドハンターシャドウストライプダノンムローの4頭だけ。今年はムズいなぁ。手懸りが無さ過ぎる。

 ところで、'03年にリニューアルされた東京コースは雨が降ると何故かインを通った馬が残る。'03年(小雨・良)のウインクリューガーとエイシンツルギザン、昨年(雨・良)のロジックとファイングレインもそうだった。今年も現時点で雨予報なのでインを通りそうな馬に重点的に印を打っていくことにする。

 オースミダイドウは休み明けという以外、特に嫌う材料がない。こんなの走ってみないことには分からんというのが本音。水曜に栗東DW(不良)で一番時計(6F79秒7−1F12秒4)をマークしていることからして、走れる状態にあると判断したい。ちなみに新潟大賞典で休み明けながらいきなり3着したヴィータローザもオースミダイドウと似たような時計を出していた。

 ローレルゲレイロはアーリントンC(2着)が強い競馬だった。朝日杯フューチュリティS(2着)でもオースミダイドウに先着しており、少なくとも緩い流れを押し切っただけのアサクサキングスよりもマイルの適性はあると思う。このメンバーなら勝てるかもしれない。前走イン突きを敢行した鞍上の機転にも注目。

 トーホウレーサーが人気無いのは何で?ニュージーランドトロフィー勝ち馬が不振というのが嫌われているのだろうが、逃げ一辺倒から脱却したのは大きいと思うよ。毎日杯でも見せ場十分だったし、ひょっとしてかなり強い馬かもしれない。人がフロックというならば、私は黙って買いましょう

 アサクサキングスは最内に入った先行馬というのが唯一にして最大の買い根拠。きさらぎ賞が恵まれての勝利だったことが皐月賞で明らかになっただけに、積極的に買いたいとは思わない。マイルのスピードに喰らい付けるかも未知数。

 ダイレクトキャッチが人気しているのが分からん。おそらくフサイチホウオーにクビ差、東京で2戦2連対ってところが材料になってるみたいだけど…。共同通信杯、ちゃんと見てました?真っ直ぐ走ってなかったやん(笑)。

 それよりもシャドウストライプ。前走の上位3頭よりも人気しているのが笑える。「前走は出遅れたし、初めての芝で通用しかけた。上がりも最速だったし、東京なら突き抜ける!」って、それって単なる思い込みじゃないですか?ゴールデンキャスト('03年1人気11着)もこれに似た理由でぶっ飛んだような。

 イクスキューズはこのレース大得意の横山典弘騎手が騎乗するということで手が伸びかけたのだが、追い切りが軽かったのでパス。2〜3頭併せで同入というのが藤沢流なのに、これが出来ていないのは問題。中1週だから手を緩めて当然といえば当然だが、その他のメンバーに言い訳(Excuse)は利かない。

◎オースミダイドウ
○ローレルゲレイロ
▲トーホウレーサー
△アサクサキングス


■馬券構築

 オースミダイドウから馬複流し。

[馬複] オースミダイドウ−ローレルゲレイロ 40%
[馬複] オースミダイドウ−トーホウレーサー 30%
[馬複] オースミダイドウ−アサクサキングス 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.