HOME > 重賞展望 > 第29回新潟大賞典

第29回新潟大賞典(JpnIII)
2007年5月5日(Sat) 新潟芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (国際)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 トウショウパワーズ 91 前走横一線の状態から抜けられず。力不足の印象。  
2 チェストウイング 94 ラスト競り負けた前走物足りない。詰める脚なく苦戦。  
2 3 フォルテベリーニ 94 どのような流れにも対応。ここもじっくり脚を溜めたい。
4 ブライトトゥモロー 95 直線ヨーイドンに脈あり。新潟外回りに適性見出すか。
3 5 ダンスインザモア 99 末脚は好調。出遅れ織り込んだ上で直線に賭けたい。
6 ヨイチサウス 91 単騎逃げ可能も長い直線を凌ぎ切るのは至難の業。  
4 7 マイネルレコルト 93 超高速の前走度外視可も距離伸びるのはマイナス。  
8 トウカイワイルド 95 ここ2戦は付いて回っただけ。上がり要しても辛い。  
5 9 エアセレソン 98 使われつつ良化示すも一昨年ほどの勢いにはない。  
10 サイレントプライド 91 新潟外回りの追い比べで2勝。ただこの距離はどうか。  
6 11 ナスノストローク 94 差し込み自体は悪くない。ハンデを生かしきれるか。  
12 タマモサポート 88 半年振りに加えて古馬初挑戦。時計決着にも難あり。  
7 13 ヴィータローザ 99 たまに激走する。ここ数戦差脚不発だけに不気味。
14 ロジック 95 復活の糸口見えず。この距離も良いとは言えない。  
8 15 シルクネクサス 95 昨年先行して9着。脚質転換の成果を見せられるか。  
16 ニホンピロキース 94 前走絶妙なペース配分で逃げ切る。相手強化が課題。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 必然的に差し込み決まる舞台・一息入れたヴィータローザの反抗
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【新潟コースの概要(抜粋)】
コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差
内回り(B) 1,628m 21m 359m 0.7m
外回り(B) 2,248m 21m 659m 2.2m

 新潟大賞典は新潟の外回りコースで行われる。当コースの最大の特徴は一周距離にある。一周距離が施行距離よりも長いので、コーナーの数は必然的に少なくなる。JRA全10場において、2,000Mでコーナーが2つしかないのは当コースだけである。ラストは完全に平坦で、流れに乗った先行馬が押し切ることも考えられるのだが、直線距離がとにかく長いことから必然的に差し・追い込みが利き易くなっている。


【脚質別成績('03年以降)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【0・0・0・4】 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
先行 【1・0・1・15】 5.9% 5.9% 11.8% 39 50
差し 【1・3・2・18】 4.2% 16.7% 25.0% 18 112
追込 【2・1・1・15】 10.5% 15.8% 21.1% 38 173

【上位馬通過順一覧('03年以降)】
年度 馬場 頭数 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'03年 16 58.5 34.8 1.58.3 14-14 10-9 3-3
'04年 稍重 16 60.9 34.5 2.00.5 4-4 12-13 7-8
'05年 16 59.4 35.0 1.58.9 7-8 7-7 12-10
'06年 16 60.1 35.0 1.59.1 16-15 11-10 13-13
※全てBコースを使用。

【コース改装後の新潟大賞典連対馬の前走・通過順一覧('03年以降)】
年度 1着馬 2着馬
'03年 ダンツフレーム
天皇賞春(GI・京都芝3,200M)5着
10-10-7-5
タフネススター
オーストラリアT(OP・京都芝1,800M)3着
10-13
'04年 マイネルアムンゼン
オーストラリアT(OP・京都芝1,800M)2着
3-2
ハレルヤサンデー
オーストラリアT(OP・京都芝1,800M)3着
9-9
'05年 エアセレソン
難波S(1600万・芝2,000M)1着
15-14-12-12
カンファーベスト
エイプリルS(OP・中山芝2,000M)6着
3-3-4-6
'06年 オースミグラスワン
大阪-ハンブルグC(OP・阪神2,500M)3着
8-8-7-5
カナハラドラゴン
中山金杯(GIII・中山芝2,000M)3着
8-7-7-7

 '03年のコース改装後、先行した上で連対出来たのは'04年1着マイネルアムンゼンのみ。その他の7頭は概ね差し〜追い込みで好走している。前走の位置取りをみてもマイネルアムンゼンを除く7頭は前走で後方からレースを進めていた。


 ここはヴィータローザに期待してみる。少なくとも前走は度外視可。昨年のこのレースでは12着に惨敗したが、当時はほぼ使い詰め。一息入れた後の成績が良く、2ヶ月以上の休み明けは【1・3・1・1】(66.7%)とかなり走っている。

 ダンスインザモアは蛯名騎手を降ろしてきたのが好感。仮に出遅れても向こう正面が950Mも続くここでは致命傷にならない。他では今回と同じコーナー2つの京都芝1,800Mで好走した直後のブライトトゥモロー、前走上がりの速い流れで善戦したフォルテベリーニを抑える。

◎ヴィータローザ
○ダンスインザモア
▲ブライトトゥモロー
△フォルテベリーニ


■馬券構築

 ヴィータローザから馬複・3連複流し。

[馬複] ヴィータローザ−ダンスインザモア 30%
[馬複] ヴィータローザ−ブライトトゥモロー 20%
[馬複] ヴィータローザ−フォルテベリーニ 20%
[3連複] ヴィータローザ−ダンスインザモア−ブライトトゥモロー 10%
[3連複] ヴィータローザ−ダンスインザモア−フォルテベリーニ 10%
[3連複] ヴィータローザ−ブライトトゥモロー−フォルテベリーニ 10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.