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第135回天皇賞・春(GI)
2007年4月29日(Sun) 京都芝3,200M 4歳以上オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マツリダゴッホ 92 前走早仕掛け考慮。但し更に距離延びるのは辛い。  
2 ファストタテヤマ 90 瞬発力型にシフト。上がりだけの競馬なら出番ある。  
2 3 ユメノシルシ 80 有力どころは総じて前。ノーマークはあり得ず無理。  
4 アドマイヤモナーク 85 昨年良いところなく惨敗。当時と特に変わりはない。  
3 5 アドマイヤタイトル 88 前走力負け。京都も長距離も初めてでは厳しい。  
6 メイショウサムソン 93 控えて勝った前走評価。前に離されなければ勝機。
4 7 トウカイエリート 85 前走の負けっぷり不満。押し切るだけの力は無い。  
8 アイポッパー 92 前走多少恵まれた面あるも各種実績は申し分なし。
5 9 ウイングランツ 77 エイプリルSを叩き台にする時点で高が知れている。  
10 トウショウナイト 93 前走後手に回った分惜敗。引き続き差込みに期待。
6 11 マイソールサウンド 87 丸2年音沙汰無し。激走はもう期待できないのか。  
12 トウカイトリック 92 前走で上がり最速をマーク。脚質転換で魅力増す。
7 13 ダークメッセージ 87 前走ハンデ貰って完敗。決め手秘めるも実力不足。  
14 ネヴァブション 94 加速鈍いが確実に伸びる。勢いでどこまで迫るか。  
8 15 デルタブルース 93 徐々にズブさ解消しつつあるも完全とは言い難い。  
16 エリモエクスパイア 88 前走掛かって沈没。折り合えてもここは相手強い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 強い二冠馬の復権求む・菊花賞の雪辱誓うメイショウサムソン
■予想構築

 昨年はディープインパクトが勝つことが分かっていたので予想が楽だった。今年はそのような断然の主役がいない。また荒れるのか?イングランディーレやスズカマンボが勝つような意味不明な結末は勘弁してもらいたい。あくまで意味の分かる(納得できる)決着を望みたい。

 天皇賞春は昔からフレッシュな勢力が勝ち負けする傾向にある。'86年からの過去21年でも6歳以上で勝利したのは'95年ライスシャワー(6歳)のみ。4歳馬が12勝、5歳馬が8勝を挙げていることからしても、軸は若い馬から見出すべきだろう。

 昨年の二冠馬メイショウサムソンが土曜前売り終了段階でアイポッパー(7歳)、デルタブルース(6歳)に次ぐ3番人気に甘んじている。やっぱり菊花賞4着が印象悪いんだろうなぁ。でもよく考えてみてよ。あの菊花賞はアドマイヤメインが大逃げを打ったのが全てとちゃいますか?あれだけを以って距離が合わないと考えるのはどうなのよ?前から離されさえしなければ勝てる。ここはそれを証明する絶好の舞台。

 アイポッパーは阪神大賞典がドリームパスポートの自滅を逆手に取った勝利で、ここで積極的に評価する根拠にはならない。ただ一昨年3着、昨年4着で、コース・距離実績・重賞実績・鞍上を考慮すれば対抗評価が妥当か。

 トウカイトリックが面白い。体力バカ振りはそのままで、鋭い決め手を身に付けた。メイショウサムソンを始め、デルタブルース、アイポッパーも前々でレースを進めるタイプで展開は向く。アイポッパーに5連敗中で大きなことは言えないのだが、ここは逆転まであるのではないかと思う。

 日経賞組では京都での実績が無いネヴァブションよりもトウショウナイトを推したい。今回は前述の通り先行勢が強力なので、好位付けよりは中団付近につけたほうが良さそうである。ネヴァブションは菊花賞で後ろから行って見せ場が無かったのが気掛かりで、今回は見送ることにする。

 それにしてもデルタブルースがここまで人気する理由が分からん。メルボルンC勝ちは賞賛すべきことかもしれないが、それがここでどのように生かせるのかが不明。前走で不利を受けたから今度は巻き返せると考えるのも根拠として薄い。

◎メイショウサムソン
○アイポッパー
▲トウカイトリック
△トウショウナイト


■馬券構築

 メイショウサムソンから馬複流し。メイショウ−アイポ2頭軸の3連複を抑える。

[馬複] メイショウサムソン−アイポッパー 20%
[馬複] メイショウサムソン−トウカイトリック 20%
[馬複] メイショウサムソン−トウショウナイト 20%
[3連複] メイショウサムソン−アイポッパー−トウカイトリック 20%
[3連複] メイショウサムソン−アイポッパー−トウショウナイト 20%


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