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第14回テレビ東京杯青葉賞(JpnII)
2007年4月28日(Sat) 東京芝2,400M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 フィニステール 78 レース振り評価も勝ちをモノに出来ないのは不満。  
2 エーシンピーシー 80 前走直線逆噴射。短期で立て直せるとは思えない。  
2 3 ナタラージャ 72 前走緩い流れながら先行策で快勝。決め手は十分。
4 ホクトスルタン 74 行った行ったの圧勝は評価に値せず。再現は困難。  
3 5 ノワールシチー 73 自己条件のダートでも惨敗。ここは参加するだけ。  
6 マイネルヘンリー 76 前走直線で身動き取れなかったにしても負け過ぎ。  
4 7 イイデレインジャー 65 前走上がりの競馬で置かれる。今回も苦戦免れず。  
8 マルカハンニバル 75 前走は離されての負け。善戦マンから一歩後退。  
5 9 エフティイカロス 75 前走後追いながら前を捉え切る。相手強化が課題。  
10 トーセンマーチ 60 初勝利挙げた直後。上位クラス未経験では厳しい。  
6 11 ヒラボクロイヤル 79 持続する差脚魅力。今回前に行く馬多く展開向く。
12 メイショウレガーロ 88 頭が高く踏ん張り利かないのが難点も能力は非凡。
7 13 エルソルダード 74 長めの距離を2度逃げ切る。楽に行けるかどうか。  
14 オーシャンエイプス 76 前走出遅れ考慮も終いの脚に頼り過ぎるのが問題。
15 ツバサドリーム 70 叩き2戦目で上積み見込むよりもキャリア浅が心配。  
8 16 レオエンペラー 75 ダートに転向して安定。今更芝で期待するのも野暮。  
17 マイネルアナハイム 71 時計通り走って通用せず。上積みに期待できない。  
18 ダノンヴィッター 72 直線馬群を割って抜け出す。時計はそこそこ優秀。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 自信深まる先行押し切り・次なるステージに挑むナタラージャ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の直前着別度数・前走成績および通過順一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'97年 トキオエクセレント 【3・3・2・1】
ベンジャミンS(中山芝1,800M)1着
6-7-3-3
フジヤマビザン 【2・2・1・0】
皐月賞(中山芝2,000M)3着
4-5-3-4
'98年 タヤスアゲイン 【4・1・2・1】
皐月賞(中山芝2,000M)8着
6-10-7-6
メジロランバート 【1・0・0・4】
500万下(中山芝1,600M)4着
8-12-10
'99年 ペインテドブラック 【2・1・1・0】
若草S(阪神芝2,200M)1着
4-4-3-3
マイネルシアター 【2・1・1・2】
皐月賞(中山芝2,000M)5着
3-3-4-2
'00年 カーネギーダイアン 【2・0・0・2】
スプリングS(中山芝1,800M)6着
14-12-10-10
タニノソルクバーノ 【2・0・1・2】
毎日杯(阪神芝2,000M)4着
7-8-8-8
'01年 ルゼル 【2・1・0・1】
毎日杯(阪神芝2,000M)4着
8-7-3-3
プレシャスソング 【1・1・0・1】
アザレア賞(阪神芝2,000M)13着
9-11-10-5
'02年 シンボリクリスエス 【2・1・2・0】
山吹賞(中山芝2,200M)1着
3-3-2-2
バンブーユベントス 【2・0・0・1】
毎日杯(阪神芝2,000M)6着
2-3-3-4
'03年 ゼンノロブロイ 【2・0・1・0】
山吹賞(中山芝2,200M)1着
3-3-3-3
タカラシャーディー 【2・1・0・2】※
毎日杯(阪神芝2,000M)1着
6-6-6-3
'04年 ハイアーゲーム 【2・1・1・1】
弥生賞(中山芝2,000M)4着
8-8-9-6
ホオキパウェーブ 【2・0・1・1】
ゆりかもめ賞(東京芝2,400M)1着
7-7-6-6
'05年 ダンツキッチョウ 【2・2・0・0】
すみれS(阪神芝2,200M)1着
2-2-2-2
ニシノドコマデモ 【2・2・1・3】
弥生賞(中山芝2,000M)7着
7-7-7-8
'06年 アドマイヤメイン 【3・2・1・2】
毎日杯(阪神芝2,000M)1着
1-1-1-1
マイネルアラバンサ 【1・1・1・0】
毎日杯(阪神芝2,000M)3着
2-2-2-2
※タカラシャーディーについては中央成績のみ集計(地方4戦1勝)。

 過去10年の勝ち馬10頭はこのレースまでに2勝以上を挙げており、'97年トキオエクセレント、'00年カーネギーダイアンを除く8頭が2,000M以上のレースを経由していた。連対馬20頭のうち1勝止まりだったのは'98年2着メジロランバート、'01年2着プレシャスソング、'06年2着マイネルアラバンサの3頭。新馬・未勝利戦から直行して連対した馬はいない。

 好走脚質は好位〜中団差し。殆どの馬が初距離となるだけに流れは緩く、後方に構え過ぎてしまうと良い脚を繰り出しながら届かずということが起こり得る。過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭までが4コーナーで3番手以内につけていた馬で占めているのも頷けるところである。


 ナタラージャは前半ソロソロ、直線で先に抜け出すというアザレア賞の内容がここでの好走パターンに合う。唯一負けた若葉S(3着)は中途半端な位置取りから外を回した鞍上の駄騎乗。それでも後の皐月賞馬ヴィクトリーにコンマ5秒差だったのは評価して良いのかもしれない。

 メイショウレガーロは皐月賞で4コーナー3番手につけてヴィクトリーにコンマ3秒差。内を立ち回ったことを差し引いてもここでは威張れる実績。折り合いについてもスローペースの京成杯で馬群を割って伸びてきていたことからして問題無さそう。唯一の不安にして最大の難点は頭が高いこと。まあ同じような癖があったダンツキッチョウ('05年)もここを勝ったし、何とかなるでしょ。

 ヒラボクロイヤルは外を回して差し込んだ毎日杯の内容を評価。前走逃げて圧勝したホクトスルタンを始め、前に行きたい馬が多いのも同馬にとっては追い風か。ただ追い切りの内容がイマイチだったので印は落とす。

 ナタラージャを評価する以上、これにコンマ2秒差だったオーシャンエイプスも自動的に評価対象となる。まともに出たら巻き返す系の馬は切って妙味だと思うが、きさらぎ賞で軸にした馬ということで責任を持って再度買い目に含めたいと思う。

◎ナタラージャ
○メイショウレガーロ
▲ヒラボクロイヤル
△オーシャンエイプス


■馬券構築

 ナタラージャから馬複流し。

[馬複] ナタラージャ−メイショウレガーロ 40%
[馬複] ナタラージャ−ヒラボクロイヤル 30%
[馬複] ナタラージャ−オーシャンエイプス 30%


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