HOME > 重賞展望 > 第67回桜花賞

第67回桜花賞(JpnI)
2007年4月8日(Sun) 阪神芝1,600M 3歳オープン 定量 (牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ショウナンタレント 81 緩い流れを押し切っただけ。今回は相手が違う。  
2 アポロティアラ 77 前走タレ過ぎ。内差しで一発ある鞍上だけが怖い。  
2 3 カタマチボタン 83 良くも悪くも無難な馬。最短距離回ってどこまで。  
4 クーヴェルチュール 79 前走が案外な内容。今一つ成長が感じられない。  
3 5 レインダンス 76 前走上位に離され過ぎ。今回割って入る馬多数。  
6 ローブデコルテ 80 前走全く余裕無し。後方に構えて巻き返せるか。  
4 7 イクスキューズ 84 G前突き放した前走好感。後は相手関係のみ。
8 ピンクカメオ 80 悠長なローテが問題。栗東滞在織り込んでも辛い。  
5 9 アマノチェリーラン 81 引き続き好調維持。ただ相手は一段と強くなる。  
10 ハギノルチェーレ 80 前走力負けも地味に末脚伸ばす。溜めて一発も。  
6 11 ニシノチャーミー 78 左目失明のハンデ抱える。真っ直ぐ走るか心配。  
12 カノヤザクラ 80 追走は問題ないが押し切り図るには距離長い。  
7 13 フローラルカーヴ 77 持ち時計貧弱過ぎ。ここで強調できるものがない。  
14 ウオッカ 86 馬なりで楽勝続く。もはや牝馬相手では役不足。
15 アストンマーチャン 86 折り合い進展。仕掛けどころ修正で一矢報いるか。
8 16 ベリーベリナイス 74 ここが年明け初戦は無謀。前に行けても失速必至。  
17 エミーズスマイル 79 勝ちっぷり上々も時計は平凡。ここは荷が重い。  
18 ダイワスカーレット 86 前走展開向きながら完敗。正直逆転は難しいか。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 同じ時代に生まれた不運を呪え・他馬を一呑みする強酒ウオッカ
■予想構築

 阪神ジュベナイルフィリーズはウオッカとアストンマーチャンの後ろが3馬身半、チューリップ賞はウオッカとダイワスカーレットの後ろが6馬身開いた。時計はいずれも1分33秒台。他の15頭とは明らかに力が違う。今年の桜花賞が3強対決であることには疑いようがない。

 ただ力が違っていても、展開や馬場状態、位置取り次第でどうにでもなるのが競馬。今回ポイントになりそうなのは枠順。ウオッカは7枠14番、アストンマーチャンは7枠15番、ダイワスカーレットは8枠18番を引き当てた。


【阪神芝1,600M(外)における枠順別成績('07年2回4日までの全22レース対象)】
枠番 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1 【5・1・8・18】 15.6% 18.8% 43.8% 76 100
2 【3・3・2・26】 8.8% 17.6% 23.5% 67 158
3 【2・4・1・30】 5.4% 16.2% 18.9% 13 35
4 【2・3・3・30】 5.3% 13.2% 21.1% 20 37
5 【2・2・5・34】 4.7% 9.3% 20.9% 23 49
6 【6・2・0・36】 13.6% 18.2% 18.2% 49 26
7 【1・4・1・44】 2.0% 10.0% 12.0% 6 21
8 【1・3・2・44】 2.0% 8.0% 12.0% 81 27

【阪神芝1,800M(外)における枠順別成績('07年2回4日までの全14レース対象)】
枠番 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1 【3・3・2・16】 12.5% 25.0% 33.3% 62 88
2 【3・2・5・14】 12.5% 20.8% 41.7% 35 147
3 【2・0・0・23】 8.0% 8.0% 8.0% 226 50
4 【1・1・1・22】 4.0% 8.0% 12.0% 44 26
5 【3・4・0・20】 11.1% 25.9% 25.9% 37 52
6 【1・0・3・22】 3.8% 3.8% 15.7% 7 25
7 【0・2・1・28】 0.0% 6.5% 9.7% 0 59
8 【1・2・2・27】 3.1% 9.4% 15.6% 24 51

 外枠不利の不評が絶えなかった旧コースの欠点を解消すべく、外回りコースを新設して1コーナー奥ポケットからのスタートを廃止したのだが、上記のデータを見る限りでは今もなお外枠不利が継続している。旧コースは最初のコーナーでインが取れない「不利」、新コースはインを取った馬が有利にレースを運べる「不利」。後者は「劣勢」に言葉を置き換えたほうが良いかもしれない。

 今回の桜花賞は3強が外枠劣勢を跳ね除けて勝ち負けできるかどうかも見どころ。3強に食い込むことが出来る馬がいるとすれば、それは経済コースを立ち回って少しでも距離を稼げそうな馬に他ならない。また時計が速くなりそうなので、前で流れに乗っていたほうが何かと有利。候補はショウナンタレント、カタマチボタン、イクスキューズ。この中ではクイーンCでゴール前突き放したイクスキューズに勢いを感じる。

 最後に3強の順列を考えてみたい。やっぱりウオッカは強いでしょう。アストンマーチャン派を標榜する私も今回ばかりはウオッカに乗り換えさせていただく。相手筆頭は勿論アストンマーチャン。ただ私はこの馬を「適性距離が1ハロン短いラインクラフト」と考えているので、完璧に乗っても僅かに差されてしまうのかなと思う。勝率はウオッカが80%、アストンマーチャンが20%。あれ?ダイワスカーレットは?う〜ん、ウオッカに遊ばれたチューリップ賞の印象が悪い。勝ちは無いかな、と。

◎ウオッカ
○アストンマーチャン
▲ダイワスカーレット
△イクスキューズ


■馬券構築

 ウオッカとアストンマーチャン2頭軸の3連複流し。カタマチボタン、ショウナンタレントへも流す。

[3連複] ウオッカ−アストンマーチャン−ダイワスカーレット 40%
[3連複] ウオッカ−アストンマーチャン−イクスキューズ 20%
[3連複] ウオッカ−アストンマーチャン−カタマチボタン 20%
[3連複] ウオッカ−アストンマーチャン−ショウナンタレント 20%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.