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第37回高松宮記念(GI)
2007年3月25日(Sun) 中京芝1,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 シーイズトウショウ 98 香港から直行ローテ疑問。コース相性認めても辛い。  
2 アンバージャック 97 年明け2戦が物足りない。太め解消されても苦しい。  
2 3 サチノスイーティー 96 軽快な先行力は魅力だが差し込まれると打つ手なし。  
4 ビーナスライン 96 前走内差し試みるも不発。好調はキープしているが。  
3 5 ディバインシルバー 93 高齢でも速さ健在。ただ一線級集う今回も厳しい。  
6 キーンランドスワン 90 障害帰りでいきなりここを使うのは幾ら何でも無謀。  
4 7 スピニングノアール 94 尾張S位走れば通用するが相手は当時よりも強力。  
8 スズカフェニックス 99 前走大外の外振って届かず。乗り方修正で勝ち負け。
5 9 マイネルスケルツィ 101 スプリント初も速さの裏付け十分。流れに乗りたい。
10 モンローブロンド 94 持ち時計は一応上位。ただここ3戦負け過ぎで圏外。  
6 11 プリサイスマシーン 99 昨年先に動いて4着。スプリント戦未勝利も適性ある。
12 エムオーウイナー 97 前走速い流れを押し切る。今回外差し対処がカギ。
7 13 タマモホットプレイ 95 京都以外だと今一つ。ここも過去2回良いところなし。  
14 リキアイタイカン 92 未だに末脚健在。前がもつれれば入着位ならある。  
15 コスモフォーチュン 95 不調というより力不足。今回前に行けるかも怪しい。  
8 16 オレハマッテルゼ 101 昨年の勝ち馬。粗療法ローテで立ち直れるかどうか。  
17 ペールギュント 97 何故今ここでスプリントなのか不明。追走一杯濃厚。  
18 スリーアベニュー 96 芝では速さも不可欠。決め手優秀でもそれだけでは。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 阪急杯の鬱憤晴らせ・最速の脚で突き抜けるスズカフェニックス
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の直近2走成績一覧(過去7年)】
年度 着順 馬名 前々走 前走
'00年 1着 キングヘイロー スプリンターズS
(GI・中山芝1,200M)3着
フェブラリーS
(GI・東京ダ1,600M)13着
2着 ディヴァインライト テレビ山梨杯
(1600万・東京芝1,400M)1着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)2着
'01年 1着 トロットスター CBC賞
(GII・中京芝1,200M)1着
シルクロードS
(GIII・京都芝1,200M)1着
2着 ブラックホーク CBC賞
(GII・中京芝1,200M)2着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)2着
'02年 1着 ショウナンカンプ 山城S
(1600万・京都芝1,200M)1着
オーシャンS
(OP・中山芝1,200M)1着
2着 アドマイヤコジーン 東京新聞杯
(GIII・東京芝1,600M)1着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)1着
'03年 1着 ビリーヴ 香港スプリント
(GI・香港芝1,000M)12着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)9着
2着 サニングデール シルクロードS
(GIII・京都芝1,200M)3着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)2着
'04年 1着 サニングデール シルクロードS
(GIII・京都芝1,200M)3着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)1着
2着 デュランダル スプリンターズS
(GI・中山芝1,200M)1着
マイルCS
(GI・京都芝1,600M)1着
'05年 1着 アドマイヤマックス 根岸S
(GIII・東京ダ1,400M)14着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)4着
2着 キーンランドスワン シルクロードS
(GIII・京都芝1,200M)15着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,200M)1着
'06年 1着 オレハマッテルゼ 東京新聞杯
(GIII・東京芝1,600M)2着
阪急杯
(GIII・阪神芝1,400M)3着
2着 ラインクラフト マイルCS
(GI・京都芝1,600M)3着
阪神牝馬S
(GII・阪神芝1,600M)4着
※阪急杯組は黄、1着(阪急杯組除く)は赤、2〜3着(阪急杯組除く)は緑で着色して表示。

 高松宮記念は毎年混戦が囁かれるが、蓋を開けてみると割と平穏に決着している。春開催の最終日に移った'00年以降過去7年の連対馬14頭のうち、阪急杯を経由した馬、前走連対馬(阪急杯含む)がそれぞれ9連対と幅を利かせている。ステップレースが確立していることと近走の調子が反映されやすいことが平穏な決着を生む原動力になっているようである。何も難しく考えず、阪急杯組と近走好走馬を掛け合わせればいいのである。但し3着は知らん。馬連だけ買うから、勝手にやっててくれ。

 軸は毎年連対の阪急杯組から。プリサイスマシーンか、スズカフェニックスか。馬券妙味を追求するならプリサイスマシーンだが、ここは敢えてスズカフェニックスから入ろうと思う。あれだけ大外をぶん回して僅差まで持って来れるなら、ここでも期待せざるを得ない。馬場は良い感じで外差しに傾きつつある。ダノンムロー(ファルコンS4着)の駄騎乗は忘れてやるから、ここはちゃんと持って来い武豊。

 相手筆頭はプリサイスマシーン。阪急杯は1,200M通過時点で1分08秒2。スプリント戦に勝ち鞍がなくてもこれで十分。昨年は休み明けでコンマ3秒差の4着で、今年はこれより上を目指せる。デビュー当初はダートを走っていた馬で、馬場悪化でも大丈夫。

 単穴はエムオーウイナー。ボコボコで砂の舞う馬場を1分07秒8で駆け抜けたシルクロードSは軽い衝撃を受けた。一週前追い切りでは栗東坂路で4F48秒8(1F13秒1)の猛時計をマーク。勢いそのままに突っ走ってきそうで、無印にするのは忍びない。

 連下はマイネルスケルツィ。プリサイスマシーンを物差しにすればここでも対等に渡り合える力は持っている。暮れの阪神カップは1,200M通過時点で1分08秒3。これまでの戦跡から速さは十分確認できる。後はハナから全開の展開に乗れるかどうか。

◎スズカフェニックス
○プリサイスマシーン
▲エムオーウイナー
△マイネルスケルツィ


■馬券構築

 スズカフェニックスから馬複流し。スズカフェニックスがしくじった場合を考えてタテ目を抑える。

[馬複] スズカフェニックス−プリサイスマシーン 30%
[馬複] スズカフェニックス−エムオーウイナー 30%
[馬複] スズカフェニックス−マイネルスケルツィ 20%
[馬複] プリサイスマシーン−エムオーウイナー 20%


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