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第54回毎日杯(GIII)
2007年3月24日(Sat) 阪神芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マイネルヘンリー 92 前走外差し鮮やか。京成杯のように先行しても可。
2 2 トーホウレーサー 89 良くも悪くもダートの逃げ馬。芝替わりはマイナス。  
3 3 デマントイドリバー 77 ダートでようやく初勝利。ここで勝ち負け期待は酷。  
4 ブラックオリーブ 89 4角で外を回って楽勝。今回コース替わるが注目。
4 5 ニュービギニング 93 追われてからの反応今一つ。上積み感じられない。  
6 ウィルビーキング 88 後ろから行く割には決め手欠く。嵌っても入着まで。  
5 7 ヒラボクロイヤル 89 瞬発力は申し分ない。ローテきついのが気掛かり。  
8 メトロシュタイン 89 好位付けで堅実。引き続き居残り狙うも相手揃う。  
6 9 ダイナミックグロウ 88 芝ではキレ負け。ダートで連勝も強気になれない。  
10 ナムラマース 95 加速の鈍さネックもこの相手なら問題なく勝ち負け。
7 11 クレスコワールド 86 楽な手応えで伸び続ける。更なる時計短縮も可能。
12 コートユーフォリア 90 前走は縦長と前残り馬場味方。距離短縮がどうか。  
8 13 タスカータソルテ 93 前走外に膨らんで凡退。時計勝負に不安残る。  
14 フォーミュラーワン 90 前につけて粘るにしても外回りの芝ではきつい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 誰もいない空き家に寄り道・重賞入着級ナムラマースで軸不動
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の着別度数、および前走成績・レース間隔一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'97年 テイエムトップダン 【2・1・1・0】
きさらぎ賞(京都芝1,800M)2着/中6週
ヒダカブライアン 【2・0・0・0】
もみじS(京都芝1,600M)1着/5ヶ月
'98年 ミラクルタイム 【2・1・0・0】
ゆりかもめ賞(東京芝2,400M)1着/中5週
ディヴァインライト 【2・0・0・1】
弥生賞(中山芝2,000M)5着/中2週
'99年 テイエムオペラオー 【2・1・0・1】
ゆきやなぎ賞(阪神芝2,000M)1着/中3週
タガノブライアン 【1・1・1・1】
500万下(東京ダ1,600M)2着/中4週
'00年 シルヴァコクピット 【3・1・1・0】
きさらぎ賞(京都芝1,800M)1着/中5週
リワードフォコン 【2・2・1・1】
うぐいす賞(東京芝1,600M)1着/中6週
'01年 クロフネ 【2・1・1・0】
ラたん杯2歳S(阪神芝2,000M)3着/3ヶ月
コイントス 【2・1・0・1】
つばき賞(京都芝2,000M)1着/中4週
'02年 チアズシュタルク 【2・2・0・0】
共同通信杯(東京芝1,800M)1着/中6週
ダイタクフラッグ 【2・0・1・2】
ヒヤシンスS(東京ダ1,600M)7着/中4週
'03年 タカラシャーディー 【2・1・1・4】
共同通信杯(東京芝1,800M)2着/中6週
ユートピア 【3・0・0・1】
全日本優駿(川崎ダ1,600M)1着/3ヶ月
'04年 キングカメハメハ 【3・0・1・0】
すみれS(阪神芝2,200M)1着/中3週
シェルゲーム 【2・0・0・0】
葉牡丹賞(中山芝2,000M)1着/3ヶ月
'05年 ローゼンクロイツ 【2・2・0・0】
ラたん杯2歳S(阪神芝2,000M)2着/3ヶ月
コスモオースティン 【2・1・2・2】
水仙賞(中山芝2,200M)1着/中3週
'06年 アドマイヤメイン 【2・2・1・2】
500万下(阪神芝2,000M)1着/中2週
インテレット 【2・2・0・1】
500万下(中山ダ1,800M)1着/中3週

【レース間隔別成績(過去10年)】
レース間隔 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
連闘 【0・0・1・5】 0.0% 0.0% 16.7% 0 113
中1週 【0・0・1・21】 0.0% 0.0% 4.5% 0 50
中2週 【1・1・2・32】 2.8% 5.6% 11.1% 6 25
中3週 【2・2・1・22】 7.4% 14.8% 18.5% 37 67
中4〜8週 【5・4・3・14】 19.2% 34.6% 46.2% 128 145
中9週〜半年 【2・3・3・9】 11.8% 29.4% 47.1% 21 120
半年以上

 本当に皐月賞を目標にしているなら、3着以内馬に優先出走権が与えられる弥生賞やスプリングSを使うのが筋。わざわざ本番まで中2週になるここを使う意味は自ずと限られてくる。本番に近過ぎてメンバーが手薄になるというのが毎日杯の最大の利点なのではないだろうか。

 上表を見る限りでは、中4週(1ヶ月)以上の十分な間隔を開けた馬がより好走していることが分かる。ここが空き巣であることを十分に理解して使ってきたナムラマースは策士である(笑)。過去10年、前走で芝1,800M以上の重賞を使って3着以内に入っていた馬が延べ13頭で【6・0・5・2】(46.2%)となることからしても中心視は揺るがない。

 今年から外回りの1,800Mで行われる。後方一気よりは前で先に抜け出すタイプが有利とみて、前走それで勝っているクレスコワールド、白梅賞で中団から動いて差し切ったブラックオリーブ、ゆりかもめ賞で長くいい脚を繰り出したマイネルヘンリーに注目したい。

◎ナムラマース
○クレスコワールド
▲ブラックオリーブ
△マイネルヘンリー


■馬券構築

 ナムラマースから馬複流し。

[馬複] ナムラマース−クレスコワールド 50%
[馬複] ナムラマース−ブラックオリーブ 30%
[馬複] ナムラマース−マイネルヘンリー 20%


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