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第21回フラワーC(GIII)
2007年3月17日(Sat) 中山芝1,800M 3歳オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ペルサントクリール 83 昇級初戦であっさり敗退。芝替わりで尚厳しい。  
2 エーシンパーティー 80 前走久々考慮しても物足りない。距離も長い。  
2 3 イチゴイチエ 79 初距離が問題。折り合いつけて行けるかどうか。  
4 クロコレーヌ 84 現状力不足。短期間で上積み望めそうにない。  
3 5 ショウナンタレント 90 中山で逃げ経験豊富。ここも力で押し切るか。
6 マイネシャリマー 86 戦ってきた相手評価。出遅れた前走は度外視。
4 7 アルコセニョーラ 85 前走嵌っても突き抜けられないようでは厳しい。  
8 マイネルーチェ 90 新潟を出てからがイマイチ。成長性に欠ける。  
5 9 ディーズメンフィス 85 ここ2走良いところなし。差し込みで一矢報いるか。  
10 ジョウノガーベラ 91 前走見せ場十分の4着。この相手なら通用する。
6 11 ホットファッション 86 行こうと思えば前に行ける。中山替わりはプラス。
12 トウカイファイン 86 距離克服はスローも味方。まだアテに出来ない。  
7 13 アルビアン 76 二の脚で離す内容好感。但し今回は同型がいる。  
14 クラウンプリンセス 89 前走無駄に溜め過ぎ。馬体減止まるかが焦点。  
8 15 ホクレレ 77 緩い流ればかりで実力測れず。とりあえず静観。  
16 エゾノタイセツ 75 良馬場でコースが替わってどれだけ走るか不明。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 逃げて2勝の才能を信頼・中山で磐石ショウナンタレント
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【出走馬と上位入線馬の既勝利数(過去10年)】
年度 1勝以下 2勝以上 1着馬 2着馬 3着馬
'97年 8 7 3勝 2勝 2勝
'98年 9 3 3勝 2勝 1勝
'99年 13 3 2勝 3勝 1勝
'00年 10 3 1勝 1勝 2勝
'01年 13 3 2勝 1勝 1勝
'02年 14 1 2勝 1勝 1勝
'03年 13 3 2勝 1勝 2勝
'04年 10 5 2勝 2勝 1勝
'05年 10 4 2勝 2勝 1勝
'06年 13 3 1勝 2勝 1勝
※中央における勝利数をカウント(地方での勝ち鞍は考慮せず)。

 フラワーCは馬連3桁配当が4回、2,000円台前半までの決着が8回と3歳牝馬限定戦の割には順当に決している。このレースまでに2勝以上を挙げていた馬は延べ35頭が出走して【8・6・3・18】(40.0%)となり、新馬・未勝利の他に上位クラスで勝っていることが何より重要となる。今年はショウナンタレント、ディーズメンフィス、ホットファッション、クラウンプリンセスの4頭が該当する。


【1勝で連対した馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 前走成績 上位クラス実績 フラワーC成績
'00年 マルターズスパーブ 未勝利1着 赤松賞(500万)3着 1着(9人気)
オリーブクラウン 北九州3歳S(OP)4着 フリージア賞(500万)4着 2着(6人気)
'01年 オイワケヒカリ 水仙賞(500万)4着 水仙賞(500万)4着 2着(3人気)
'02年 マイネヴィータ クイーンC(GIII)7着 札幌2歳S(GIII)2着 2着(2人気)
'03年 トーセンリリー 全日本2歳(G1)10着 阪神JF(GI)13着 2着(7人気)
'06年 キストゥヘヴン 未勝利1着 1着(6人気)

【1勝で連対した馬の状況コメント(過去10年)】
年度 馬名 コメント
'00年 マルターズスパーブ 2番手追走から4角先頭、そのまま押し切る。
オリーブクラウン 4角まで先頭、勝ち馬に交わされるも粘り通す。
'01年 オイワケヒカリ 3角より捲り、4角3番手。
'02年 マイネヴィータ 向こう正面半ばまで先頭、勝ち馬に交わされるも粘り通す。
'03年 トーセンリリー 道中2番手、3角先頭。ゴール寸前で勝ち馬に交わされる。
'06年 キストゥヘヴン 直線で内を突いて差し込む。

 穴を狙うなら1勝馬から見出すことになるが、その際の選定要件としては(1)新馬・未勝利以外に出走経験がある、(2)逃げかそれに近い戦法が採れるの2点を満たしていることが望ましい。今年はペルサントクリール、マイネシャリマー、トウカイファイン辺りが有力か。


 2勝馬の中ではきんせんか賞で2勝目を挙げたショウナンタレントが最有力。中山芝1,600〜1,800Mで逃げて3戦3連対、今回も内枠を引いたことで楽に先手が取れそう。但しいつも内一杯に粘り込むスタンスで、先週までで馬場が悪化しているなら外差しのリスクもそれなりにある。イチゴイチエが絡んできそうなのも心配。

 マイネシャリマーは久々の前走で1頭だけ3馬身ほど出遅れ。前に行ってナンボの馬だし、叩き2戦目で仕切り直しを期待したい。ジョウノガーベラは前走内を突いて上がってこれたのが好走の最たる要因で過信はしたくないが、ショウナンタレントが引っ張る流れなら再度好走してきても驚けない。ホットファッションは前走スタート直後の行きっぷりが良かった。追い切りの様子からしても一度使って動きが良くなってきたように感じる。

◎ショウナンタレント
○マイネシャリマー
▲ジョウノガーベラ
△ホットファッション


■馬券構築

 ショウナンタレントから馬複流し。

[馬複] ショウナンタレント−マイネシャリマー 50%
[馬複] ショウナンタレント−ジョウノガーベラ 30%
[馬複] ショウナンタレント−ホットファッション 20%


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