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第42回京都牝馬S(GIII)
2007年1月28日(Sun) 京都芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (牝)(国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 スマイルフォライフ 85 前走大外一気で快勝もマイルでは強気になれない。  
2 ピアチェヴォーレ 93 前走で力差痛感。別定戦ではまず勝ち目が無い。  
2 3 ワディラム 96 時計通り走れば面白いが追い切り内容は今一つ。  
4 ディアデラノビア 102 前残りになると差せない。自ら動いていく必要あり。
3 5 コイウタ 93 前走ダートで度外視。先行して重賞勝ちあり注目。
6 キープクワイエット 92 軽ハンデ貰ってもサッパリ。重賞では荷が重い。  
4 7 ライラプス 93 追い切り本数増えて調子上向き。内突きに注意。  
8 マルターズヒート 91 相変わらず付いて回るだけ。勝ち負けには程遠い。  
5 9 サンレイジャスパー 102 昨年から月1で使い詰め。覇気の無さが気になる。  
10 アクロスザヘイブン 85 前走G前で鋭く抜け出す。先行して見せ場作るか。
6 11 アグネスラズベリ 98 ローテに狂い生じるも元気。決め手は十分通用。  
12 ダイワパッション 92 休み明け2度使われるも調子戻らず。見送り妥当。  
7 13 ウイングレット 94 前走外を回すロスも完全に後追い。勢いに欠ける。  
14 ソリッドプラチナム 97 前走勝ちに行く姿勢評価。ここも好位差しに期待。
8 15 マイネサマンサ 97 昨年に比べると緩慢なローテ。行ききれるか心配。  
16 レクレドール 99 夏以降行きっぷりが悪化。ここも差して届かずか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 先行馬手薄の間隙を突け・軽量で鋭さ増すディアデラノビア
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【脚質別成績(過去10年)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【3・2・0・5】 30.0% 50.0% 50.0% 198 132
先行 【2・8・3・27】 5.0% 25.0% 32.5% 13 122
差し 【4・1・5・39】 8.2% 10.2% 20.4% 106 56
追込 【1・0・1・40】 2.4% 2.4% 4.8% 21 15

【前走脚質別成績(過去10年)】
前走脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【0・3・0・4】 0.0% 42.9% 42.9% 0 111
先行 【7・7・3・23】 17.5% 35.0% 42.5% 143 153
差し 【1・1・5・52】 1.7% 3.4% 11.9% 15 30
追込 【1・0・1・31】 3.0% 3.0% 3.0% 30 19
捲り 【1・0・0・0】 960 310

 京都牝馬Sは一昨年まで前年暮れに行われていた阪神牝馬Sと深い関わりがあったのだが、昨年から春に移行してしまいご破算。但し「阪神牝馬S組が強い」というのは語弊を含む表現で、「阪神牝馬Sで先行していた馬が強い」というのが正しい。これを拡大解釈すると、今年からは「前走で先行していた馬に注目」ということになるだろうか。


 …と言ってみたものの、それにピッタリ当てはまる馬が見当たらない。昨年の覇者マイネサマンサはここ2走先行していないのが気になる。ピアチェヴォーレは前走が力負けで別定戦のここでは辛いだろうし、ウイングレットは前走でコスモマーベラスに先に抜けられたレース振りが感心しない。アクロスザヘイブンは怖いもの知らずな格上挑戦。

 前に行く馬、後ろから行く馬共に偏りが無いメンバー構成。ならばある程度実力通りに決まるとみてディアデラノビアを推したい。このレースのもう一つの傾向として「1番人気馬が不振」というのがあるのだが、これも語弊を含む表現。正確には「武豊騎手が騎乗した1番人気馬が不振」。今回鞍上の岩田騎手は前日の木津川特別でオリエントチャームを駆り、大外一気で快勝。54kgのここは決めなきゃダメ!

 ソリッドプラチナムはマーメイドSを軽ハンデで勝っただけのフロック馬だと思っていたが、前走で中団の競馬を実践して3着に来たことから上方修正。追い切りは手綱が動いて見栄えが悪いが、この馬はいつもこんな感じなので気にならない。

 先行馬、いや先行期待馬としてはコイウタを挙げてみたい。追い切りの様子はまだ余裕がある感じだが、時計が出ているしその本数も多い。芝1,400〜1,600M【2・1・2・1】、先行してクイーンC勝ちがあるように実績も伴っている。

 アクロスザヘイブンは狭い内から抜け出して前を捉えた前走の勝ち方や、3頭併せの真ん中で先着した追い切りを見れば思わず買いたくなる。半兄は奇病で逝ったヒシアトラス、半妹は阪神ジュベナイルフィリーズ3着のルミナスハーバー。先に抜け出してしまえば案外粘るかもしれない。

 マイネサマンサは昨年軸に推したが今年は狙うだけの材料が無い。優勝馬の翌年以降出走例も過去10年で'99年1着マルカコマチが'01年7着、'03年1着ハッピーパスが'04年3着、'04年1着チアズメッセージが'05年10着、'05年1着アズマサンダースが'06年6着と冴えない。

◎ディアデラノビア
○ソリッドプラチナム
▲コイウタ
△アクロスザヘイブン


■馬券構築

 ディアデラノビアから馬単、ディア−ソリッド2頭軸の3連複流し。

[馬単] ディアデラノビア→ソリッドプラチナム 20%
[馬単] ディアデラノビア→コイウタ 20%
[馬単] ディアデラノビア→アクロスザヘイブン 20%
[3連複] ディアデラノビア−ソリッドプラチナム−コイウタ 20%
[3連複] ディアデラノビア−ソリッドプラチナム−アクロスザヘイブン 20%


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