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第14回平安S(GIII)
2007年1月21日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 クーリンガー 80 東京大賞典2着で意気揚々も時計勝負では分が悪い。  
2 メイショウトウコン 94 持ち時計は速い。但し馬体ガレ気味で追い切り歩く。  
2 3 エイシンラージヒル 96 前につけて渋太い。但し追い切り遅れ気配下降気味。  
4 エンシェントヒル 97 前走快勝も上がり要す馬場。展開的にも妙味乏しい。  
3 5 マイネルボウノット 98 昨年ハナ奪って沈没。叩き2戦目も一変まではどうか。  
6 フィールドルージュ 101 前走内を捌けず。能力確かだが詰め甘く過信禁物。
4 7 ビッグドン 93 中央在籍時は差しで活躍。この相手では荷が重い。  
8 カフェオリンポス 97 前々走位走れば勝ち負けも今一つ当てに出来ない。  
5 9 バンブーエール 83 決め手を持たない分勝ち切れない。久々も懸念材料。  
10 シルククルセイダー 93 前走ダートに戻り快勝。長く良い脚使えるだけに注目。  
6 11 タガノサイクロン 91 連勝中も差し中心。時計速い京都では狙い下がる。  
12 サンライズバッカス 99 スタート下手で損な役回り。とにかく流れに乗りたい。
7 13 シャーベットトーン 94 前々走圧勝、前走も力で押す好内容。ズバリ狙い目。
14 オーガストバイオ 99 忘れた頃に差してくる厄介な馬。不意打ちに注意。  
8 15 サカラート 98 元々速い時計に向く。前走の失態から立ち直れるか。
16 タイキエニグマ 96 短距離中心のローテは減点対象。嵌っても入着まで。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 速い流れに乗れる先行馬を狙え・内容充実シャーベットトーン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【決着時計と上位馬通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 頭数 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'97年 稍重 16 59.8 37.1 1.49.9 7-8-8-9、9-8-5-3 4-4-5-7
'98年 稍重 16 60.1 36.4 1.48.5 9-9-8-7 10-13-13-10 10-10-10-10
'99年 16 61.9 35.6 1.49.9 3-4-3-2 7-6-5-6 1-1-1-1
'00年 不良 16 60.1 37.4 1.49.8 2-2-2-1 4-4-3-3 14-14-13-12
'01年 不良 16 60.8 35.8 1.48.7 2-2-2-1 3-3-3-3 5-5-8-5
'02年 16 61.0 37.5 1.50.9 1-1-1-1 5-3-2-2 8-8-5-3
'03年 16 60.2 37.3 1.49.7 1-1-1-1 3-3-3-2 6-5-4-4
'04年 15 61.7 37.3 1.51.3 3-3-3-3 2-2-2-2 5-5-4-3
'05年 16 60.9 36.7 1.50.3 7-7-8-7 4-4-3-3 11-10-8-7
'06年 16 62.0 35.5 1.50.2 2-2-2-2 3-3-3-3 5-7-6-6

 平安Sでは過去10年、最も遅くても1分51秒前半という高速決着が特徴として挙げられる。適度に脚抜きが良くなったところで行われることが多いとはいえ、1分50秒を割った年が6回というのは過剰気味。ただこれでも1,000M通過時計から察する限り、ペース配分は適正。したがって速い時計実績を有する先行馬の独壇場となる。

 連対馬20頭のうち、4角4番手以下から連対した馬は5頭。近年は殆ど前残り。昨年も例に漏れず、道中2番手追走のタガノゲルニカに3番手追走のヴァーミリアンが並びかけたところがゴールだった。差し込むにしても4コーナーで先頭に並びかけていく位の余裕が無いとまず届かない。

 フィールドルージュ、エンシェントヒル、タガノサイクロンなど人気を集めそうな馬は軒並み後方待機。ハナに拘る馬が見当たらないことからしても前有利。展開考察イロハの「イ」でシャーベットトーンを軸に指名したい。前走は忙しい流れの中、勝負どころで唯一持ったまま。美浦南Wで行われた2頭併せの追い切りも鞭が入る併走馬を尻目に馬なりで悠々先着。まさしく絶好調。

 相手筆頭はサカラート。東海Sで逃げて圧勝があるように、本来は行き切って強い馬。今回と同じ舞台で行われた昨年のアンタレスSでは58kgを背負って先行策を採り、56kgで追い込んできたフィールドルージュに先着。栗東坂路を真っ直ぐ駆け上がった追い切り内容も良い。

 単穴はサンライズバッカス。武蔵野S勝ち&2着、ジャパンCダート2年連続5着は強いのか大したことがないのかよく分からない。何よりこの馬はスタートが下手で、必然的に後ろから行くことが多いので割り引かざるを得ない。ただ栗東坂路で2週続けて一杯に追われており、勝負度は高そう。多分どこにもいないか、勢い余って1〜2着と予想。

 連下はフィールドルージュ。武蔵野S(3着)、ジャパンCダート(3着)がいずれも追い込んでの好走で、ここで評価に値する実績とは言い難い。終いがしっかりしているだけに先行すれば1〜2着するだけの力はあると思う。後ろから行くならいつも通りの3〜4着が濃厚。なお栗東坂路での最終追い切りはどこかフラフラしていた。状態は良くて平行線。

 カフェオリンポスは美浦坂路の1番時計をマークしているし、前にも行けそうなので狙っても良さそうだがちょっと待って。シリウスS(6着)、エニフS(11着)でも直前で今回と同じ位に動いたにも関わらず凡走している。負担斤量が57.5kgを超えた時に大きく負ける傾向にあるのも気になる。エイシンラージヒルは軸も考えたが、栗東坂路で手応え一杯ながら伸びず。中間も速い時計が無く、一転して消し。メイショウトウコンも面白いと思ったのだが、調子を崩しているようなので狙いから除外した。

◎シャーベットトーン
○サカラート
▲サンライズバッカス
△フィールドルージュ


■馬券構築

 シャーベットトーンから馬複流し。
 馬複の投資配分を一部削り、3連複流しを追加。(01/21 11:30)

[馬複] シャーベットトーン−サカラート 40%30%
[馬複] シャーベットトーン−サンライズバッカス 30%20%
[馬複] シャーベットトーン−フィールドルージュ 30%20%
[3連複] シャーベットトーン−サカラート−サンライズバッカス 10%
[3連複] シャーベットトーン−サカラート−フィールドルージュ 10%
[3連複] シャーベットトーン−サンライズバッカス−フィールドルージュ 10%


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