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第48回アメリカジョッキークラブC(GII)
2007年1月21日(Sun) 中山芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 チェストウイング 89 前走は距離長過ぎた感も中山苦手なのは気になる。  
2 2 グラスポジション 86 展開面で注文付く。僅かながら復調感じるが苦しい。  
3 3 インテレット 88 4コーナーの手応えは常に良い。その後がイマイチ。  
4 4 インティライミ 92 前走先に抜け出て競り負け。しっかり脚を溜めたい。
5 5 マツリダゴッホ 87 前傾ラップを差して連続好走。メンバー手薄で通用。
6 6 ラッキーブレイク 91 差脚は悪くないが平安SとW登録では本気度疑う。  
7 7 シルクネクサス 90 前走馬群の中で折り合う。更に距離延長も期待可。
8 フサイチアウステル 95 昨年2着時とは状況違う。久々で行き脚付くか不安。  
8 9 ジャリスコライト 83 クラシックに比べればここは適鞍。巻き返しも考慮。
10 エアセレソン 1年を超える休み明け。追い切り冴えず見送り妥当。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前走勝利の勢いに乗れ・地力強化歴然マツリダゴッホ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【レース間隔別成績(過去10年)】
レース間隔 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
連闘〜中1週 【2・1・2・19】 5.9% 8.8% 14.7% 33 44
中2〜3週 【3・4・4・17】 10.7% 25.0% 39.3% 48 102
中4〜8週 【5・4・3・20】 15.6% 28.1% 37.5% 91 67
中9週〜半年 【0・1・0・7】 0.0% 12.5% 12.5% 0 20
半年以上 【0・0・1・14】 0.0% 0.0% 6.7% 0 18

 過去10年、中9週(2ヶ月)以上の間隔が開いた馬は延べ23頭が出走して【0・1・1・21】(4.3%)。連対したのは前年の菊花賞5着を経由した'06年2着フサイチアウステル(牡4・56kg)のみ。今年はインテレットが辛うじて狙える程度。フサイチアウステル、ジャリスコライト、エアセレソンはそれぞれ半年以上の休み明け。ジャリスコライトは何とか仕上がった印象がするものの、やはりまともに使われてきた馬に対しては一歩譲る。


【前走勝ち馬の成績一覧(過去10年、但し中9週以上除く)】
年度(回) 着順 馬名 性齢 斤量 前走勝利レース
'97年(第38回) 3着 キングオブダイヤ 牡5 57.0kg ディセンバーS(OP・中山芝2,000M)
'98年(第39回) 1着 メジロブライト 牡4 56.0kg ステイヤーズS(GII・中山芝3,600M)
5着 キラージョー 牡4 56.0kg 冬至S(1600万・中山芝2,500M)
'99年(第40回) 2着 サイレントハンター 牡6 58.0kg 中山金杯(GIII・中山芝2,000M)
4着 メジロランバート 牡4 56.0kg 冬至S(1600万・中山芝2,500M)
'00年(第41回) 1着 マチカネキンノホシ 牡4 56.0kg アクアラインS(1600万・中山芝2,000M)
7着 フサイチドラゴン 牡4 56.0kg 東雲賞(900万・中山芝2,000M)
'01年(第42回) 3着 コスモブレイザー 牡6 57.0kg グッドラックH(1600万・中山芝2,500M)
7着 フサイチドラゴン 牡5 57.0kg 東雲賞(900万・中山芝2,000M)
'02年(第43回) 1着 フサイチランハート 牡5 57.0kg 1000万下(中山芝2,000M)
2着 スパークホーク 牡5 57.0kg 冬至S(1600万・中山芝2,500M)
'03年(第44回) 4着 ホットシークレット セ7 58.0kg ステイヤーズS(GII・中山芝3,600M)
'04年(第45回) 2着 ウインジェネラーレ 牡4 56.0kg 冬至S(1600万・中山芝2,500M)
'05年(第46回) 1着 クラフトワーク 牡5 57.0kg 中山金杯(GIII・中山芝2,000M)
'06年(第47回) (該当馬無し)

 このレースは前走勝ち馬との相性が良く、実績よりも勢いが優る傾向がみられる。'02年(東京開催)はマチカネキンノホシやエアスマップなどの重賞勝ち馬を退け、自己条件を勝ったばかりの2頭がワンツーを決めている。とりあえずマツリダゴッホは評価しておいても損は無さそうだ。


 マツリダゴッホは中山で好走が続いた点を重視して軸指名。当面の強敵インティライミを見ながらレースを進められそうなのも良い。インティライミは前走抜け出す際の脚が速かった。但し先週の日経新春杯で敗れたアドマイヤフジと同じく、人気ほどの信頼性は無い。今回は中山が初めてということで一枚割り引いた。

 シルクネクサスは前走久々で太め残りながら普段とは異なる中団待機で勝っており、今一つ取捨が難しい。フロックなのかどうかは今回買ってみて判断したい。休み明け組は基本的に無視でOKだと思うが、併せ馬で直線入口からビッシリ追われたジャリスコライトは抑えておきたい。

◎マツリダゴッホ
○インティライミ
▲シルクネクサス
△ジャリスコライト


■馬券構築

 マツリダゴッホから馬単、マツリダ−インティ2頭軸の3連複流し。

[馬単] マツリダゴッホ→インティライミ 20%
[馬単] マツリダゴッホ→シルクネクサス 20%
[馬単] マツリダゴッホ→ジャリスコライト 20%
[3連複] マツリダゴッホ−インティライミ−シルクネクサス 20%
[3連複] マツリダゴッホ−インティライミ−ジャリスコライト 20%


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