HOME > 重賞展望 > 第26回ジャパンカップ
第26回ジャパンカップ(GI) 2006年11月26日(Sun) 東京芝2,400M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
||||||
枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ハーツクライ | 先 | 100 | 昨年は差して2着。近走先行慣れしているのがどうか。 | △ |
2 | 2 | スウィフトカレント | 追 | 92 | 前走一杯に追われて2着。更に相手強化では辛い。 | |
3 | 3 | ウィジャボード | 先 | 96 | 牡馬相手のGI勝ちを上積み。昨年より上位狙える。 | ○ |
4 | 4 | ユキノサンロイヤル | 差 | 87 | 前走積極策も体がついて行かず惨敗。まず無理。 | |
5 | 5 | トーセンシャナオー | 先 | 84 | 弱面のセントライト記念を勝っただけ。正直荷が重い。 | |
6 | 6 | ディープインパクト | 捲 | 101 | 春3戦が圧倒的な強さ。絶対能力の違いを見せる。 | ◎ |
7 | ドリームパスポート | 差 | 92 | 瞬発力は上位。早めに動けるようになったのは良い。 | ▲ | |
7 | 8 | フサイチパンドラ | 先 | 91 | 消耗戦に強いとはいえ前走は完敗。ここでは力不足。 | |
9 | フリードニア | − | − | 米遠征2着も内容は完敗。距離は問題無いが苦しい。 | ||
8 | 10 | コスモバルク | 先 | 95 | 内突きで見せ場作るが横一線の追い出しでは劣勢。 | |
11 | メイショウサムソン | 先 | 88 | 前走淡白な内容で完敗。春の勢いが無いのは心配。 |
■レース展望 凱旋門の無念を晴らせ・国内完全制圧へ再始動ディープインパクト |
■予想構築 まずは外国馬の選定から入る。 ウィジャボード(Ouija Board、英)は【10・3・4・4】、重賞は7勝(香GI・香港ヴァーズ、英GI・プリンスオブウェールズS、英GI・ナッソーSなど)。昨年のジャパンCでは最後の直線でハーツクライに前をカットされる不利がありながらも踏ん張って5着。ハーツクライとはその後ドバイシーマクラシックで再戦したが9馬身差の4着。但しプリンスオブウェールズSで後に「キングジョージ」でハーツクライを完封したエレクトロキューショニストを差し切って優勝。昨年と違うところは牡馬相手にも勝ち鞍があること。デットーリ騎手とも手が合うようで、延べ5レースに騎乗して【3・1・1・0】。 フリードニア(Freedonia、仏)は【3・2・1・1】、重賞は1勝(仏GII・ポモーヌ賞)。3歳時に2戦しか使っておらず、本格的にレースを使われだしたのは今年に入ってから。重賞勝ちは自国のGII、それも牝馬限定のポモーヌ賞のみ。前走ターフクラシック招待Sで海外遠征をかけたのは良いにしても、勝ち馬に離された2着では評価に値しない。 ウィジャボードの昨年の敗因としては直線に向いたところで早くも先頭を窺っていたことにもあった。いわゆる早仕掛けである。完全な追い込み決着になった上、最後に不利を受けてコンマ3秒差。今年は実績を上積みし、騎手はジャパンカップ3勝のデットーリ。これは人気でも抑えざるを得ない。フリードニアは実績不足というよりは時期尚早ということで見送り。 国内馬については基本通りこれまでの実績を重視。雪野さんと遮那王は何しに出てきたのか理解に苦しむ。天皇賞秋2着スウィフトカレントは前走が天井、エリザベス女王杯勝ち馬フサイチパンドラは実質2勝馬。コスモバルクは一昨年のジャパンC2着以外は東京では冴えない。前走も追い出されてからフラフラしていた。 3歳牡馬トップクラスの2頭メイショウサムソン、ドリームパスポートは古馬GIにおける3歳馬の健闘からして抑えるべきか。強いて言うならばディープインパクトは先行勢にプレッシャーをかける捲りを好んで多用してくるだけに、前を行くメイショウサムソンは展開的にキツい。漁夫の利で気軽に差し込んで来れるドリームパスポートのほうが買いやすい。 後はハーツクライ。ハーツクライは昨年の有馬記念を境にして先行押し切り型に変貌。逃げを打って押し切ったドバイシーマクラシックはその完成形といえる。「キングジョージ」もそれに違わぬ早目押し切りを図ったが、内の2頭に交わされて3着。今回はそれ以来の出走になる。昨年はハイペースを味方につけて追い込んでの2着。有馬記念はあくまでも意表を突く勝ち方で、ディープインパクト相手に再び通用するとは思えない。ディープインパクトの後ろからでは余計に苦しく、今回ばかりは勝ちパターンが見えない。 ディープインパクトについては周知の通り。薬物が云々といっても馬には何の落ち度も無い。配当が安いからという理由で2〜3着付けで負けを願う向きもあるが、そもそもそれは予想ではない。ちゃんと理由があって他の馬を軸にするのは良いと思うが、私にはその理由がどうしても出せなかった。相手はウィジャボード、ドリームパスポート、ハーツクライの順。 ◎ディープインパクト ○ウィジャボード ▲ドリームパスポート △ハーツクライ ■馬券構築 ディープインパクト1着固定+ウィジャボード2〜3着固定の3連単。 [3連単] ディープインパクト→ウィジャボード→ドリームパスポート 30% [3連単] ディープインパクト→ウィジャボード→ハーツクライ 30% [3連単] ディープインパクト→ドリームパスポート→ウィジャボード 20% [3連単] ディープインパクト→ハーツクライ→ウィジャボード 20% |