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第23回マイルチャンピオンシップ(GI) 2006年11月19日(Sun) 京都芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | コートマスターピース | − | − | 欧州の実績がここで何の意味を持つのか甚だ疑問。 | |
2 | スーパーホーネット | 先 | 88 | 叩き2戦目で復調も楽なレースだったのは否めない。 | ||
2 | 3 | プリサイスマシーン | 逃 | 92 | 速さ申し分なく距離延長も歓迎。後は相手関係のみ。 | |
4 | ロジック | 差 | 85 | 秋2戦太め残りで精彩欠く。成長あるのかも不明。 | ||
3 | 5 | テレグノシス | 差 | 92 | 少なくとも前走は脚余す。常に後方からで展開次第。 | |
6 | カンファーベスト | 差 | 91 | 追われてからモタれるのが問題。前走が天井か。 | ||
4 | 7 | ダンスインザムード | 先 | 95 | 前走競り負けたのは不満。消耗戦では分が悪い。 | |
8 | ハットトリック | 差 | 95 | 昨年と同ローテも負け方悪い。但し気配は上向き。 | ▲ | |
5 | 9 | ステキシンスケクン | 逃 | 90 | 相手揃うと単なるペースメーカー。直線沈没濃厚。 | |
10 | ダイワメジャー | 先 | 96 | 力で捻じ伏せる内容で連勝。外差しに耐えられるか。 | ◎ | |
6 | 11 | マイネルスケルツィ | 先 | 87 | 好位が取れないと脆い。今回もフルゲートで劣勢。 | |
12 | ニューベリー | 先 | 92 | 地味に頑張っている。ただここまで相手揃うと辛い。 | ||
7 | 13 | キネティクス | 差 | 93 | 前走直線半ばで抜けて完勝。自在性を生かしたい。 | |
14 | キンシャサノキセキ | 差 | 92 | 前走の勝ちっぷり評価もローテきついのがどうか。 | ||
15 | マルカシェンク | 差 | 92 | 距離短縮は好感。速い流れのマイル戦で弾けるか。 | ○ | |
8 | 16 | シンボリグラン | 差 | 91 | 前走発馬決めて存在感示すもジリ脚は相変わらず。 | |
17 | アグネスラズベリ | 差 | 90 | 太め残りで内を突いて僅差も今回相手強化で劣勢。 | ||
18 | デアリングハート | 先 | 91 | 先手奪って連勝。消耗戦にも強く見せ場は作れる。 | △ |
■レース展望 外差し優勢傾向をぶっ飛ばせ・強い先行馬の復権ダイワメジャー |
■予想構築 京都開催も終盤に差し掛かり、徐々に外差しが決まりつつある。マイルCSにおいても例年外差し有利の内容になっており、少なくともここ3年は大外一気の差脚を繰り出した馬が勝っている。かなりのハイペースで流れることもあり、過去10年で先行馬同士で決着したのは自らが強力な先行馬だったタイキシャトルが連覇した'97年・'98年の2回のみ。 ダイワメジャーは毎日王冠・天皇賞秋共に速い流れで前につけて押し通しており、これはそのまま評価しておいて良いだろう。1,000M通過57秒前後の流れも過去に克服済み。但し外から差されるリスクは東京よりも京都のほうが大きい。勝率は五分五分。 ダイワメジャーを外から交わせそうな馬としてはマルカシェンクとハットトリックが挙げられるだろう。マルカシェンクは毎日王冠でダイワメジャーにコンマ2差と能力の裏付けが取れる。ハイペースでしっかり差せるかどうかは走ってみないと分からない。ハットトリックは現に昨年のこのレースでダイワメジャーを差し切っている。京都で4勝、追い切りの動きが目に見えて変わってきた点を根拠に推してみたい。 他にも桂川Sを好時計で快勝したキンシャサノキセキ、スワンSで差の無い3着に入ったアグネスラズベリにも注目が集まるところだがいずれも要らないと思う。キンシャサノキセキはあの時計を繰り出してから中1週では反動のほうが怖い。アグネスラズベリはマイル以上の実績に乏しく底力に欠く。 先行勢ではダンスインザムードよりもデアリングハートに妙味を感じる。桜花賞とNHKマイルCでラインクラフトに僅差の速力は忘れてはならない。このメンバーで大外から好位を奪うというのは骨の折れる作業だが、今の充実振りからすれば簡単にはタレない。ダンスインザムードは1,000M通過58秒4の一昨年2着、同57秒1の昨年4着。ステキシンスケクンがかっ飛ばす今年は…。 最後に外国馬の取捨について。コートマスターピース(Court Masterpiece、英)は【7・6・7・10】、重賞は3勝(GI・フォレ賞、GI・サセックスSほか)。サセックスSは内から抜ける競馬で勝っており、今回最内枠発走でも苦にすることはなさそうだ。問題は欧州からの遠征馬は「食わせ者」が多いという点。父Polish Precedentというのも一昨年3番人気を集めながら13着(出遅れもあったが)に沈んだラクティと同じ。鞍上デットーリで人気先行。喜んで消しましょう。 ◎ダイワメジャー ○マルカシェンク ▲ハットトリック △デアリングハート ■馬券構築 ダイワメジャーから馬複流し。 [馬複] ダイワメジャー−マルカシェンク 40% [馬複] ダイワメジャー−ハットトリック 30% [馬複] ダイワメジャー−デアリングハート 30% |