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第31回エリザベス女王杯(GI)
2006年11月12日(Sun) 京都芝2,200M 3歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アサヒライジング 86 先に抜け出して渋太い。外回りで差し封じられるか。  
2 ヤマニンシュクル 88 直線長いコースは冴えない。ここも付いて回るだけ。  
2 3 アドマイヤキッス 83 決め手十分も相手強いと後追いになるのが不満。  
4 ヤマトマリオン 77 ズブくて何も出来ない。これでは馬場渋っても無理。  
3 5 ソリッドプラチナム 80 最後方一手が問題。前が止まってくれないと辛い。  
6 シェルズレイ 83 前走直線でアッサリ交わされる。強調材料に欠く。  
4 7 レクレドール 88 昨年は先行してブービー。GIとなると荷が重いか。  
8 スイープトウショウ 92 実績断然。前走速い流れ経験で威厳取り戻せるか。
5 9 ライラプス 83 依然として精彩欠く。インベタで粘るにも相手強い。  
10 キストゥヘヴン 81 距離はこなす程度。差脚健在も逆転までは苦しい。  
6 11 ディアデラノビア 91 詰めが甘いというよりは追い出すタイミングの問題。
12 ウイングレット 83 前に行けるにしてもこの距離では粘り込み期待薄。  
7 13 サンレイジャスパー 91 ロングスパートで躍進。着実に力つけており注意。
14 ヤマニンメルベイユ 82 ここ2戦で力不足露呈。今回更に相手強くなり論外。  
8 15 フサイチパンドラ 84 溜めても少し足りない。直線での追い比べが課題。  
16 カワカミプリンセス 87 勝負強さとキレを併せ持つ。初の古馬相手も互角。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 適性は走ってみなけりゃ分からない・手負いの女王を乗り越えろカワカミプリンセス
■予想構築

 古馬に開放された'96年以降、上位2人気の共倒れは無し。連対馬20頭のうち19頭が5番人気以内。「上位2頭を軸に5番人気までに流す」という機械的な買い方で90%当たる。牝馬限定戦の割には比較的順当に決まってくれるレースである。

 明確な逃げ馬不在。おそらくはシェルズレイがハナに立ち、アサヒライジングとウイングレットがこれを追う形。人気どころが総じて後ろからということで前を警戒しなければならないのだが、外回りの長距離戦なら決め手を重視すべき。消耗戦向きのアサヒライジング、シェルズレイは展開利を織り込んでも苦しいだろう。

 カワカミプリンセスはオークスを歴代2位の時計で勝ち、秋華賞も1分58秒2で快勝。この馬もどちらかと言えば消耗戦向きで、今回予想されるゆったりした流れが合うのかどうかは今のところ不明。これでスイープトウショウを抑えて1番人気というのは期待先行も甚だしいのだが…。今年も健気に3歳馬に騙されてみることにする。

 スイープトウショウは天皇賞秋での負け方が昨年とまるで違う。昨年はドスローで脚を余しただけだったが、今年はガチで勝負に行っての負け。京都で見せる瞬発力は桁違いで、前年優勝馬の翌年の成績が【2・1・1・0】(75.0%)となることからしても外せない馬なのだが、今回は手負いの状態で勝てるほど楽ではないと思う。追い切りで坂路入りを拒否、急遽Eコースで楽走させた経緯も看過できない。

 天皇賞秋でスイープトウショウに先着したスウィフトカレントを物差しにすれば、サンレイジャスパーやディアデラノビアがここでスイープトウショウに先着しても何ら驚けない。サンレイジャスパーは長く良い脚が使える馬で、京都外回りはうってつけ。ディアデラノビアはオールカマーは早仕掛けで勝負に行ってアウト、府中牝馬Sは仕掛けが遅れてアウトと乗り難しいが、追い出しがドンピシャなら3着以上も狙える。

◎カワカミプリンセス
○スイープトウショウ
▲サンレイジャスパー
△ディアデラノビア


■馬券構築

 カワカミプリンセス1着固定+スイープトウショウ2〜3着固定の3連単と2頭軸の3連複流し。

[3連単] カワカミプリンセス→スイープトウショウ→サンレイジャスパー 10%
[3連単] カワカミプリンセス→スイープトウショウ→ディアデラノビア 10%
[3連単] カワカミプリンセス→サンレイジャスパー→スイープトウショウ 10%
[3連単] カワカミプリンセス→ディアデラノビア→スイープトウショウ 10%
[3連複] カワカミプリンセス−スイープトウショウ−サンレイジャスパー 30%
[3連複] カワカミプリンセス−スイープトウショウ−ディアデラノビア 30%


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