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第11回東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)
2006年10月28日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サカラート 100 前走差し込み接戦。少しでも距離延びるのは良い。
2 チョウカイロイヤル 97 確実に差して来れるが及ばない。ここも相手強い。  
2 3 ドンクール 94 昨年好位から一方的にタレる。時計勝負に難あり。  
4 ヤマタケゴールデン 85 ユニコーンS2着も展開向く。古馬相手ではきつい。  
3 5 サンライズバッカス 104 昨年の覇者で決め手強力も今年は仕上がり途上。  
6 タイキエニグマ 98 府中で末脚強力。但し展開に左右される面あり。  
4 7 フサイチリシャール 97 春の不振思えば前走は上出来。砂で変われるか。
8 ヒカルウィッシュ 97 当コース3戦全勝も肝心の持ち時計が物足りない。  
5 9 フィールドルージュ 103 長く良い脚が使える。距離短縮が良い方に出れば。  
10 サイレントディール 100 近走後ろから行って不発。まずは流れに乗りたい。  
6 11 ニホンピロサート 94 地方ですら勝ちあぐねる。全盛期の力には及ばず。  
12 トーセンブライト 102 前走付いて回らされる。主導権奪えるかが焦点。
7 13 マイネルモルゲン 96 芝での速さは疑い様無し。ダートで転化出来るか。  
14 サンライズキング 98 前走行けず&4角不利。マイペースで巻き返すか。  
8 15 シーキングザベスト 99 好位付けのセンス秀逸。ただ距離実績無しは痛い。
16 クーリンガー 82 時計要する地方巧者。速さ比べでは劣勢否めず。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 短距離差し込み活性化・話題の若駒に引導渡すサカラート
■予想構築

 クロフネが衝撃的な勝ち方をしてから早5年。今年はその息子・フサイチリシャールが父と同じローテでここに挑んできた。前売り1番人気、単勝1.8倍。気持ちは分かる。しかしここまで一本被りになるほどの馬なのだろうか。同じGIでも朝日杯フューチュリティSは格下。年が明けてから未勝利というのも引っ掛かる。ただハイペースの芝を使った後ということで追走は楽。

 東京ダート1,600Mはスタートしてから暫く芝の上を進むこともあって、テンからスピードが乗った状態で推移しやすい。過去このコースで行われた5回全てにおいて、1,000M通過が57〜58秒台と速いのは単に前の馬がガンガン引っ張っただけではない。脚質傾向は好位付けが中心で、これにゴール前で差し馬が絡むパターンが多い。

 好位ピタリ、直線も粘りが利くという点からシーキングザベストに注目したいところだが、府中マイルを前にして距離実績が無いというのは痛い。これに勝るのはやはり距離実績馬だろう。ということで、中央と地方双方で2,000Mを超える距離の重賞勝ちがあるサカラートを推してみたい。前走の差し込みは距離が短いとみていただけに意外な感じがした。

 シーキングザベストはこの距離で二枚腰が使えるかどうかにかかる。立夏Sでレコード勝ちしているように、このレースで求められている速さにかけては何ら問題ない。その立夏Sで4馬身差をつけられたトーセンブライトは当時休み明け。速い流れには乗れそうでリベンジを期待したい。

 タイキエニグマは前走サカラートと同じレースでクビ差。但し府中では完全追い込み型で、展開に左右されるのがネック。サンライズバッカスはこれすら凌駕する末脚を持つが、追い切りをみる限り動きが重い。これは間違いなく危険な人気馬だろう。

 サンライズキングは前走で他の馬に先に行かれるというレース展開、4コーナーで進路をカットされて強制後退という内容からすればボロ負けも仕方ない。問題はこのコースでの逃げ切りはかなり難しいという点。追い切りの動きは実に軽快だったが…。

◎サカラート
○フサイチリシャール
▲トーセンブライト
△シーキングザベスト


■馬券構築

 サカラートから馬複・3連複流し。

[馬複] サカラート−フサイチリシャール 30%
[馬複] サカラート−トーセンブライト 20%
[馬複] サカラート−シーキングザベスト 20%
[3連複] サカラート−フサイチリシャール−トーセンブライト 10%
[3連複] サカラート−フサイチリシャール−シーキングザベスト 10%
[3連複] サカラート−トーセンブライト−シーキングザベスト 10%


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