HOME > 重賞展望 > 第41回デイリー杯2歳S

第41回デイリー杯2歳S(GII)
2006年10月14日(Sat) 京都芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 クラウンプリンセス 85 前走位置取り後ろ過ぎ。上がりの脚はもう一息。  
2 2 オールライトナウ 80 前走前残り考慮。ただこの馬も切れる脚が無い。  
3 3 マルカハンニバル 87 ジリ脚傾向。前走の経験生かして粘り込みたい。  
4 4 オースミダイドウ 88 展開恵まれるも終いはしっかり。同型の対処カギ。
5 ローレルゲレイロ 88 テン速く二枚腰もあるが決め手問われると苦しい。  
5 6 クールスーペリア 77 ラチ頼らずは良いとしてハナから全力で余力無し。  
7 キングスデライト 84 前走外回った分届かず。距離短縮で巻き返せるか。  
6 8 スナークトモクン 78 軽快な逃げ魅力。ラストで末甘くなるのが玉に瑕。
9 アルシラート 81 余力残して差し切る。出たなりで好位付けも可能。
7 10 メイショウバルドル 76 ゴール前捕まっての辛勝。時計も平凡で見所無し。  
11 マイネルソリスト 79 前走好位から綺麗に差し切る。追い切り好気配。
8 12 アラハ 80 後続を振り切って逃げ切るも相手に恵まれた感。  
13 ケイアイマイスキー 85 前走最短距離立ち回るも及ばず。詰める脚課題。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 逃げ良しキレ良しセンス良し・三拍子揃ったオースミダイドウ
■予想構築

 マイルで行われるようになった'97年以降、このレースは「デビュー開催で勝利のセンス」と「行った者勝ち」という2つの特徴がみられる。

 まず前者についてだが、とにかく勝ち上がりが早い馬が活躍する傾向にあり、過去9年の連対馬18頭のうち14頭までがデビュー戦勝ちを収めており、デビュー戦で勝ち上がれなかった馬の連対は'04年1着ペールギュントしかいない。何回か使われてやっと未勝利脱出、という馬には敷居の高いレースなのかもしれない。

 次に後者についてだが、この時期の2歳戦は戦法も何もあったものではなく、とりあえず前につけていたら残ってしまった的なケースがよくある。距離が長いとその傾向は強く、実際に札幌2歳Sも前残りのケースが多い。このレースも例外ではなく、過去9年で逃げ切り勝ちが4回もある

 ただ後方待機がノーチャンスという訳でもない。先週の京都大賞典のレース展望で「速い上がり優勢」の傾向を説いたが、このレースでも同じような傾向がみられ、ここで上がり最速をマークした馬は【5・3・0・1】(88.9%)と完璧に近い成績を収めている。追い込み一本に絞って穴を開けた'97年1着ボールドエンペラー、'01年1着ファストタテヤマ、'04年1着ペールギュントは上がり最速の脚を使っている。

 オースミダイドウはデビュー戦勝ち、逃げて連勝、速い上がりの三拍子揃い踏み。安直だが軸はこれで良いだろう。レースの上がり35秒5に対して上がり最速の34秒7で差し切ったキャリア1戦馬アルシラートも好素材。前走のロングスパートと栗東坂路4F51秒6−1F12秒7の稽古内容が評価出来るマイネルソリスト、スタートが上手く野路菊Sより速い時計で2回逃げているスナークトモクンは2〜3着候補。

◎オースミダイドウ
○アルシラート
▲マイネルソリスト
△スナークトモクン


■馬券構築

 オースミダイドウ1着固定+アルシラート2〜3着固定の3連単と2頭軸の3連複流し。

[3連単] オースミダイドウ→アルシラート→マイネルソリスト 10%
[3連単] オースミダイドウ→アルシラート→スナークトモクン 10%
[3連単] オースミダイドウ→マイネルソリスト→アルシラート 10%
[3連単] オースミダイドウ→スナークトモクン→アルシラート 10%
[3連複] オースミダイドウ−アルシラート−マイネルソリスト 30%
[3連複] オースミダイドウ−アルシラート−スナークトモクン 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.