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第40回スプリンターズS(GI)
2006年10月1日(Sun) 中山芝1,200M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ビーナスライン 96 決め手は本物。時計勝負で差し込めるかが焦点。  
2 タガノバスティーユ 87 追い込み一辺倒の割に見せ場が無いのは不満。  
2 3 レザーク 英GI連勝がここでどのように生かせるのか不明。  
4 メイショウボーラー 93 この馬なりに走っているが勝ち負けまでは苦しい。  
3 5 シーイズトウショウ 98 前走圧勝。少なくとも好調はキープ出来ている。
6 ゴールデンキャスト 94 例年夏が終わるとサッパリ。前走完敗で落ち目。  
4 7 オレハマッテルゼ 101 位置取り安定評価。ポン駆け利くだけに即期待。
8 キーンランドスワン 96 昨年5着も今年はてんでダメ。乗り替わりでも辛い。  
5 9 ベンバウン 速さはありそうだが小回り急坂の中山では微妙。  
10 ブルーショットガン 94 夏は見せ場十分。時計は掛かったほうが良い。  
6 11 タマモホットプレイ 95 確実に伸びてくるが前にも止まってもらう必要あり。  
12 シンボリエスケープ 94 新潟でOP特別制すもこの距離での実績に乏しい。  
7 13 テイクオーバーターゲット 93 前走案外の内容。確かに上積みはありそうだが。
14 サイレントウイットネス 100 昨年の覇者だが精彩を欠いているのは気になる。
8 15 ステキシンスケクン 97 前走で速さ証明。現状逃げ一辺倒なのがどうか。  
16 チアフルスマイル 96 大外一気の勝ち方優秀もここで再現期待は酷か。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 GI馬なら休み明けも問題なし・春秋連覇をオレハマッテルゼ
■予想構築

 まずは以下の資料をご覧頂きたい。

【連対馬の同年高松宮記念出走状況一覧(過去6年)】
年度 着順 馬名 高松宮記念(通過順)
'00年 1着 ダイタクヤマト 11着(4-3)
2着 アグネスワールド 3着(2-2)
'01年 1着 トロットスター 1着(9-9)
2着 メジロダーリング 5着(1-1)
'02年
(新潟)
1着 ビリーヴ 未出走
2着 アドマイヤコジーン 2着(2-2)
'03年 1着 デュランダル 未出走
2着 ビリーヴ 1着(3-2)
'04年 1着 カルストンライトオ 未出走
2着 デュランダル 2着(17-17)
'05年 1着 サイレントウイットネス 未出走
2着 デュランダル 未出走

 本レースは同じスプリントGIで春に行われる高松宮記念との関連が深く、本レースが秋に移った'00年以降の過去6年のうち5年で同年の高松宮記念出走馬のいずれかが連対している。昨年は同年の高松宮記念出走馬が連に絡まなかったが、高松宮記念勝ち馬アドマイヤマックスが3着に来ていた。


【高松宮記念連対馬のスプリンターズS成績(過去6年)】
年度 馬名 高松宮記念(通過順) レース間隔 スプリンターズS(通過順)
'00年 キングヘイロー 1着(7-10) 4ヶ月 7着(13-14)
'01年 トロットスター 1着(9-9) 4ヶ月 1着(8-10)
'02年
(新潟)
ショウナンカンプ 1着(1-1) 3ヶ月 3着(1-1)
アドマイヤコジーン 2着(2-2) 4ヶ月 2着(2-2)
'03年 ビリーヴ 1着(3-2) 中2週 2着(4-2)
'04年 サニングデール 1着(11-11) 中2週 9着(14-12)
デュランダル 2着(17-17) 6ヶ月 2着(16-14)
'05年 アドマイヤマックス 1着(7-7) 4ヶ月 3着(12-12)
キーンランドスワン 2着(9-9) 中2週 5着(10-10)
'06年 オレハマッテルゼ 1着(5-5) 4ヶ月

 同年の高松宮記念連対馬は延べ9頭が出走して【1・3・2・3】(44.4%)。何となく平凡に映るが、ここで注目すべきは前走からのレース間隔。'01年トロットスターは安田記念(14着)からぶっつけで使いながら1分07秒0の好タイムで快勝、'04年デュランダルに至っては高松宮記念(2着)以来の実戦でいきなり追い込んで2着。休み明けが問題になっていないのだ。また先行脚質の馬が安定した成績を挙げていることからしても、今年の高松宮記念勝ち馬オレハマッテルゼは期待大だろう。


 後は外国馬の取捨。レザークは時計の裏付けが取れず何ともいえない。とりあえずこの人気では触りたくない。ベンバウンは1,000Mでそこそこ時計を出しているが、肝心の1,200Mでの実績に乏しい。サイレントウイットネスは昨年のこのレースを最後に好走が途絶えている。昨年の勝ち馬ということで一応抑えるが、あまり期待はしていない。

 テイクオーバーターゲットはグローバル・スプリントチャレンジの賞金目当てでここを全力で獲りに来ている。だからこそ前走で平然と捨てレースをやってのけたのだが、4コーナーで手が動いたり、ラストでその他に飲み込まれそうになったりしたのは不満。シーイズトウショウにぶっ千切られた馬を手放しに評価していいのかという疑念も残る。

 シーイズトウショウはこれまで中山を使う時はいつも休み明けだった。今回初めてまともなローテでここを迎える。追い切りを見る限りデキ落ちは皆無。ちなみにサマースプリントシリーズでシーイズトウショウを差し切ったビーナスライン、チアフルスマイルは展開が向いても苦しいと思う。あのデュランダルでもギリギリ届くかどうかだった。やはり前で押し切れるに越したことはない

◎オレハマッテルゼ
○シーイズトウショウ
▲テイクオーバーターゲット
△サイレントウイットネス


■馬券構築

 オレハマッテルゼから馬複流し。

[馬複] オレハマッテルゼ−シーイズトウショウ 40%
[馬複] オレハマッテルゼ−テイクオーバーターゲット 30%
[馬複] オレハマッテルゼ−サイレントウイットネス 30%


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