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第56回安田記念(GI)
2006年6月4日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ダイワメジャー 96 順調に来ているが東京では踏ん張りが利かない。  
2 ダンスインザムード 95 牡馬相手にも好走あり。ただ前走は流れ緩かった。  
2 3 テレグノシス 93 後方決め打ちで届かずばかり。前崩れの展開希望。  
4 ブリッシュラック 94 昨年大外一気で迫り4着。昨年と同じローテで雪辱も。
3 5 メイショウボーラー 86 芝は昨年の高松宮記念以来。速さは認めたいが。  
6 ハットトリック 95 実績十分だがなし崩しの脚を使わされると脆い。  
4 7 シンボリグラン 88 3戦続けて結果出せず人気大暴落も已む無しの感。  
8 フジサイレンス 91 東京新聞杯は大外一気。時計詰められるかどうか。  
5 9 ローエングリン 86 控えてもタレるのが早い。とりあえず行けるだけ行く。  
10 ザデューク キャリア豊富だがそれだけ。勢いも感じず苦しい。  
6 11 カンパニー 97 どのような条件下でも末脚冴える。馬群の捌き課題。
12 バランスオブゲーム 99 前走圧勝。GIでもそこそこ走っておりここは正念場。  
7 13 エイシンドーバー 92 距離に不安無いがハンデGIII巡りで勝てずは問題。  
14 インセンティブガイ 91 前走のコース採り完璧。詰める脚を身に付け躍進も。
15 アサクサデンエン 96 海外では結果出ず。得意の東京で巻き返すか。  
8 16 ジョイフルウィナー マイル以上の実績が足りないものの決め手は確か。
17 オレハマッテルゼ 94 前走自ら先手採り楽勝。ただ今回は追走強要の感。  
18 グレイトジャーニー 91 前走位置取り後ろ過ぎ。その後良く詰めてはいるが。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 内有利の発想の裏を行く・ガラ空きの外を強襲するブリッシュラック
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ハロンラップ考察(過去10年)】
年度 ハロンラップ テン3F 上り3F 落差
'96年 12.4-10.9-11.1-11.4-11.8-12.1-11.6-11.8 34.4 35.5 +1.1
'97年 12.5-11.4-11.6-11.6-11.6-11.8-11.4-11.9 35.5 35.1 −0.4
'98年 12.4-11.4-11.6-12.3-12.4-13.1-12.0-12.3 35.4 37.4 +2.0
'99年 12.6-11.1-11.5-11.3-11.4-11.8-11.4-12.2 35.2 35.4 +0.2
'00年 12.4-11.2-11.3-11.9-11.8-11.9-11.2-12.2 34.9 35.3 +0.4
'01年 12.3-11.0-11.2-11.3-11.3-12.3-11.6-12.0 34.5 35.9 +1.4
'02年 12.3-10.8-11.3-11.5-11.7-11.7-11.6-12.4 34.4 35.7 +1.3
'03年 12.1-10.9-11.5-11.5-11.7-11.2-11.5-11.7 34.5 34.4 −0.1
'04年 11.9-10.4-11.4-11.9-11.9-11.3-11.6-12.2 33.7 35.1 +1.4
'05年 12.2-10.7-11.0-11.7-11.8-11.4-11.3-12.2 33.9 34.9 +1.0

【脚質別成績(過去10年)】
脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【0・0・1・9】 0.0% 0.0% 10.0% 0 65
先行 【1・5・3・30】 2.6% 15.4% 23.1% 40 142
差し 【7・3・4・63】 9.1% 13.0% 18.2% 112 68
追込 【2・2・2・41】 4.3% 8.5% 12.8% 66 47

 テンと上がりの比較で上がりのほうが速かったのは'97年と'03年の2回だが、いずれも落差は少ない。終いが掛かっているのは先行勢の踏ん張りが利きにくいためで、差し有利傾向とリンクする。但し後方待機馬なら何でも良いというわけでもないのが難しい。

 前述に加え、ここ3年はCからAへのコース変更で内ラチ沿いにグリーンベルトが出現、結果として内差し天国となっている。今年もCからBへのコース変更で、やはり内有利の状況が生まれている。但し先週のダービーのように、内側に各馬が殺到する可能性もある。内有利という「決め付け」が働いているようなので、逆に大外一気を決めそうな馬に注目したい。

 逃げ候補は何頭かいるが、ハナはフェブラリーSで1,000M通過57秒4という速い逃げを打ったメイショウボーラーか。この逃げをまともに追いかけそうな馬はおらず、2番手以降は多少離れそう。上位人気に先行馬が多いことからしても差し有利。


 昨年大外一気で上がり最速をマークしたブリッシュラックを軸に、昨年前が詰まって実質ラスト1ハロンの競馬だったカンパニー、前々走でサイレントウィットネスを最後方から差し切ったジョイフルウィナー、実は差し込みのほうが合っていたというオチになりそうなインセンティブガイの3頭へ流す。

◎ブリッシュラック
○カンパニー
▲ジョイフルウィナー
△インセンティブガイ


■馬券構築

 ブリッシュラックから馬複流し。

[馬複] ブリッシュラック−カンパニー 50%
[馬複] ブリッシュラック−ジョイフルウィナー 30%
[馬複] ブリッシュラック−インセンティブガイ 20%


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