HOME > 重賞展望 > 第11回ユニコーンS

第11回ユニコーンS(GIII)
2006年6月3日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ユーワハリケーン 103 前走出遅れ後手踏む。過去逃げて圧勝あり注意。
2 アエローザ 99 前走駄騎乗で自滅。初距離・初ダート克服なるか。  
2 3 フィールドオアシス 93 自ら動けるが詰め甘い。持ち時計更新は評価。
4 ヤマタケゴールデン 96 端午Sは超スローでアテにならず。今回同型厄介。  
3 5 アテスト 84 中央転入後が散々な内容。普通に力が足りない。  
6 ダイアモンドヘッド 92 前走厳しい流れ体得済。相手弱化に食い込めるか。  
4 7 マイネルスパークル 88 前走捲って惨敗。今何故ダート路線なのか不明。  
8 サイレントプライド 89 ダートで前走のような決め手使えるかが未知数。  
5 9 マルターズマッシブ 92 終い要し気味も行きっぷり評価。距離延長が課題。
10 モエレソーブラッズ 95 ダート替わりで反抗期したいが前走シンガリはダメ。  
6 11 ナイキアースワーク 92 前走上々の勝ちっぷり。早めに動けるなら通用も。  
12 ゼットコマンダー 88 持ち時計が貧弱。前走同様ここも付いて回るだけ。  
7 13 バンブーエール 96 速い流れのほうが力出せる。先行押し切りに期待。
14 ウォーターポロ 90 直線無抵抗で抜かれた前走不満。ここも距離長い。  
8 15 タガノアルサルディ 87 差脚堅調。距離延長で迎えるダートがどうなのか。  
16 ハンナフレグランス 89 前走終い掛かり過ぎ。行き切れても踏ん張り疑問。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前傾ラップ巧者を狙い撃ち・昇竜の如き勢いで挑むバンブーエール
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬のダート着別度数・前走成績一覧(過去5年)】
年度 1着馬 2着馬
'01年 ナスダックパワー 【3・0・0・1】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)1着
フジノテンビー 【5・0・0・0】
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)8着
'02年 ヒミツヘイキ 【3・1・0・0】
五月会盃(船橋ダ1,700M)1着
インタータイヨウ 【5・1・0・1】
兵庫CS(G3・園田ダ1,870M)1着
'03年 ユートピア 【3・0・0・0】
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)4着
ブイロッキー 【3・1・2・0】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)1着
'04年 トップオブワールド 【2・2・2・1】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)2着
ダイワバンディット (初出走)
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)4着
'05年 カネヒキリ 【3・0・0・0】
端午S(OP・京都ダ1,800M)1着
アグネスジェダイ 【2・2・0・2】
兵庫CS(G2・園田ダ1,870M)2着

 現在の時期に行われた過去5年の連対馬10頭のうち、ダートに勝ち鞍が無かったのは'04年2着ダイワバンディットのみで、これを除く9頭はダートで2勝以上を挙げている。勝ち馬5頭については、中央初出走だった'01年ヒミツヘイキを除く4頭がダートのオープンクラスを勝っている。また、府中マイルで問われる資質は芝もダートも変わらないようで、連対馬10頭全てが前走でマイル以上の距離を使っており、かつマイル以上の距離に連対があった。

 軸候補はダートでオープンクラスを含めて2勝以上挙げているヤマタケゴールデンモエレソーブラッズバンブーエールの3頭。この中では昇竜Sを好時計で制したバンブーエールを中心視したい。ヤマタケゴールデンは前走のペースが緩過ぎて参考外、モエレソーブラッズはダート替わりも今更な気がする。


【ハロンラップ考察(過去5年)】
年度 ハロンラップ テン3F 上り3F 落差
'01年 12.3-10.8-11.4-12.3-12.4-12.6-12.4-12.2 34.5 37.2 +2.7
'02年 12.3-10.9-11.7-11.8-11.9-12.0-12.7-13.1 34.9 37.8 +2.9
'03年 12.1-10.5-10.9-11.8-12.6-12.3-12.9-12.7 33.5 37.9 +4.4
'04年 12.0-10.7-11.6-12.0-12.7-12.1-12.1-12.8 34.3 37.0 +2.7
'05年 12.5-10.8-11.4-12.1-12.3-12.2-12.1-13.1 34.7 37.4 +2.7

 ユニコーンSはスタート後の先行争いが激しくなりやすく、その分終いが掛かっている。前後半の落差が3秒近くあることからしても、瞬発力主体だと序盤でなし崩しの脚を使わされる可能性がある。本レースと同様に前傾ラップ傾向が強いNHKマイルCや昇竜Sを経由した馬がそれぞれ3連対づつ挙げているというのも納得できる。


 昇竜Sを好時計で押し切ったバンブーエールを軸に、これを直線で追いかけたフィールドオアシスとユーワハリケーン、距離が微妙だが同日の古馬1000万下とコンマ1秒差を評価したいマルターズマッシブの3頭へ流す。

◎バンブーエール
○フィールドオアシス
▲ユーワハリケーン
△マルターズマッシブ


■馬券構築

 バンブーエールから馬複流し。

[馬複] バンブーエール−フィールドオアシス 40%
[馬複] バンブーエール−ユーワハリケーン 30%
[馬複] バンブーエール−マルターズマッシブ 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.