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第73回東京優駿(GI) 2006年5月28日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | スーパーホーネット | 追 | 79 | 中距離以上で目立った脚使えず。ここも見込み薄。 | |
2 | メイショウサムソン | 先 | 89 | 先手強力で競り合いにも強い。後方一気だけが怖い。 | ◎ | |
2 | 3 | ロジック | 差 | 85 | 前走は展開・通ったコース共絶妙。再現は難しい。 | |
4 | マルカシェンク | 追 | 78 | 前走ドスローで金縛り。ここも瞬発力で立ち向かう。 | ||
3 | 5 | トーホウアラン | 先 | 80 | 前々走の完敗が不満。皐月賞組と比べると劣勢。 | |
6 | アドマイヤメイン | 逃 | 86 | 好時計で逃げ切り連発。今回も展開向きそうで注意。 | ||
4 | 7 | フサイチリシャール | 先 | 83 | 相手弱化の前走ですら完敗。詰める脚無く厳しい。 | |
8 | パッシングマーク | 追 | 69 | 相手・レース内容共低調。ここで勝ち負けは無理。 | ||
5 | 9 | サクラメガワンダー | 追 | 83 | 反応鈍く不器用。終い確実に伸びてくるが少々不安。 | |
10 | アドマイヤムーン | 追 | 85 | 前走大外捲りを敢行し完敗。位置取りの修正急務。 | ○ | |
6 | 11 | ヴィクトリーラン | 差 | 75 | 前走の差し切り好感。ただ重賞に行くと冴えない。 | |
12 | アペリティフ | 先 | 80 | ここ数戦は前残りの恩恵に与れただけ。地力疑問。 | ||
7 | 13 | トップオブツヨシ | 先 | 75 | 地味に勝ち切れない。今回は付いて回るだけか。 | |
14 | ジャリスコライト | 差 | 82 | 皐月賞を使った効果見出したいがやはり相手強い。 | ||
15 | ドリームパスポート | 差 | 88 | 一瞬だが物凄い脚が使える。仕掛けどころがカギ。 | ▲ | |
8 | 16 | ナイアガラ | 先 | 76 | 現状ダート向き。粘り込むスタンスでも力不足明白。 | |
17 | フサイチジャンク | 差 | 85 | 前走外回すロスありながら善戦。コース替りで躍進。 | △ | |
18 | エイシンテンリュー | 差 | 77 | 前走も届かず。自分から動けないようでは厳しい。 |
■レース展望 トライアル制した皐月賞馬を信頼・差し込み克服で二冠なるかメイショウサムソン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
過去10年の連対馬20頭のうち、重賞未勝利だったのは'96年1着フサイチコンコルドのみ。重賞出走経験がありながら未勝利だった馬の連対例は'92年2着ライスシャワーまで遡らなければならない。ダービー連対要件として重賞勝ち鞍を課した場合、スーパーホーネット、パッシングマーク、ヴィクトリーラン、アペリティフ、トップオブツヨシ、ナイアガラ、エイシンテンリューといった脇役はともかく、皐月賞3着のフサイチジャンクも消えてしまう。
グレード制が導入された'84年以降、皐月賞トライアルと皐月賞を連勝した馬は9頭いる。このうちダービーへと駒を進めた6頭はダービーも勝って2冠以上に輝いている。今年の該当馬メイショウサムソンも2冠に輝くだけの資質を秘めている。
皐月賞で上がり最速をマークしていた馬は過去10年で延べ12頭が出走して【4・3・2・3】(58.3%)となり、4分の3が複勝圏内に入っている。今年の該当馬サクラメガワンダーは過去7戦中6戦で上がり最速、残る1戦(弥生賞)でもアドマイヤムーンに次ぐ上がりをマークしているキレ者。但し皐月賞での位置取りが後ろ過ぎる(4コーナーで13番手)のは気になる。 メイショウサムソンは元いた位置からタレない強力な先行馬。スプリングSでは一旦ドリームパスポートに交わされながらも差し返し、皐月賞でも物凄い脚を使って迫ってきたドリームパスポートを力で捻じ伏せている。過去10年で上がり最速をマークした馬が8勝を挙げているダービーにおいて、同馬が最も恐れるのは後ろから一気にやってくる馬だろう。 後ろから一気にやって来れそうな(メイショウサムソンを差し切れそうな)候補としては、皐月賞で外を回して届かなかったフサイチジャンク、アドマイヤムーン、サクラメガワンダーが有力。きさらぎ賞でメイショウサムソンを差し切ったドリームパスポートも看過できない。このうちサクラメガワンダーは前述の通り位置取りが後ろ過ぎる点を嫌って評価を落とす。フサイチジャンクとアドマイヤムーンの比較は、重賞実績と鞍上の差で後者に軍配を挙げる。 マルカシェンクも瞬発力ではピカイチだが、少なくとも京都新聞杯での上がりは参考にならない。この週の京都は上がりが極端に速く、9レースでは上がり32秒6をマークした馬もいた。京都新聞杯を勝ったトーホウアラン、2着アペリティフ共々信頼性は低い。 今回は先行勢がやや手薄で、アドマイヤメインは今回も展開が向きそう。ダービーの逃げ切り事例はグレード制導入以降3回ある('90年アイネスフウジン、'92年ミホノブルボン、'97年サニーブライアン)が、いずれの馬も皐月賞を経由していた。アドマイヤメインについては裏街道の連勝をどのように評価するかだろう。 ◎メイショウサムソン ○アドマイヤムーン ▲ドリームパスポート △フサイチジャンク ■馬券構築 メイショウサムソンから馬複流し。 [馬複] メイショウサムソン−アドマイヤムーン 40% [馬複] メイショウサムソン−ドリームパスポート 30% [馬複] メイショウサムソン−フサイチジャンク 30% |