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第11回NHKマイルC(GI) 2006年5月7日(Sun) 東京芝1,600M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | マイネルスケルツィ | 差 | 90 | ハイペースの前走を好位差し切り勝ち。勢いに乗る。 | ◎ |
2 | ファイングレイン | 逃 | 89 | 本レース大得意の鞍上魅力だが好走パターンは単調。 | ||
2 | 3 | モエレフィールド | 逃 | 75 | 前走は時計掛かる馬場がアシスト。速さに欠ける。 | |
4 | アポロノサトリ | 差 | 87 | 前走の末脚評価したいが距離実績不充足がネック。 | ||
3 | 5 | モエレソーブラッズ | 逃 | 83 | 前に行けても踏ん張り切れない。現状ダート向き。 | |
6 | ロジック | 差 | 88 | どうも詰め甘いが上がりを要する流れで浮上の目あり。 | ○ | |
4 | 7 | エムエスワールド | 差 | 78 | マイル重賞での不甲斐なさが目に付く。距離長いか。 | |
8 | ステキシンスケクン | 逃 | 86 | アーリントンCは恵まれ過ぎ。皐月賞大敗で軽視可。 | ||
5 | 9 | ゴウゴウキリシマ | 逃 | 82 | 皐月賞はシンガリ負け。マイル重賞勝ちあるが無理。 | |
10 | ダイアモンドヘッド | 先 | 80 | 走る度に着順悪化。実力が足りていないのは明白。 | ||
6 | 11 | タガノバスティーユ | 差 | 84 | 前走は後ろ過ぎて届かず。展開に注文が付くタイプ。 | ▲ |
12 | ユウカージナル | 逃 | 76 | 前走マイル戦で5馬身千切るも時計・相手共に平凡。 | ||
7 | 13 | アドマイヤカリブ | 逃 | 81 | 久々で1ハロンの距離延長。行く馬も多く展開厳しい。 | |
14 | セレスダイナミック | 追 | 79 | 前走一頭だけ別の脚使う。距離の壁を崩せるかどうか。 | ||
15 | キンシャサノキセキ | 差 | 81 | 好時計差し切りのジュニアC評価。展開利あり注目。 | ||
8 | 16 | ディープエアー | 追 | 87 | 皐月賞の失速が気になる。速さも感じられず苦戦。 | |
17 | ドラゴンウェルズ | 先 | 81 | テン速い流れで好走あり。久々を叩いて仕切り直し。 | △ | |
18 | フサイチリシャール | 先 | 91 | 年明けからの3戦がイマイチ。上積みが感じられない。 |
■レース展望 マイル戦で着々地力強化・ハイペースに打ち勝つマイネルスケルツィ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
NHKマイルCを検討するにあたり、真っ先に見るべきなのは距離実績。連対馬20頭のうち、'02年2着アグネスソニックを除く19頭にマイル以上の距離における勝ち鞍があった。アグネスソニックにしてもきさらぎ賞(GIII・京都芝1,800M)2着やスプリングS(GII・中山芝1,800M)3着があり、実績が短距離に集中しているような馬はまず要らない。モエレフィールド、アポロノサトリ、モエレソーブラッズ、ロジック、エムエスワールド、アドマイヤカリブ、セレスダイナミックの7頭は肝心なところで脚が止まっても文句は言えない。 次に見るべきは前走の位置取り。脚質が前後に特定されるような馬は苦戦を強いられている。前走4角10番手以下だった馬は延べ32頭が出走して【1・0・3・28】(3.1%)、連対例は'97年1着シーキングザパールのみ。橘Sでゴボウ抜きを演じたセレスダイナミックの他、皐月賞で轟沈したゴウゴウキリシマ、ダイアモンドヘッド、ディープエアーも無理だろう。また前走4角先頭だった馬は延べ21頭が出走して【0・0・2・19】(0.0%)で、こちらは連対例がない。ファイングレイン、モエレフィールド、ユウカージナルはともかく、フサイチリシャールもこの点で引っ掛かる。 今回は逃げ馬が大挙出走、人気を集めているマイネルスケルツィ、フサイチリシャールも先行型ということでかなり厳しい流れが想定される。展開的には差し有利。距離実績を充足しつつ、上がりが掛かる流れで差し込めそうな馬を重点的に狙い打ちたい。人気どころでは落ち目のフサイチリシャールを消してみたい。 軸はマイネルスケルツィ。例年のニュージーランドトロフィー勝ち馬はこのレースで軒並み凡退しているが、好位につけての差し切り勝ちというのは同馬が初のケース。きさらぎ賞で後の皐月賞連対馬と差の無い3着、初のマイル戦となった黄梅賞で楽勝と、フロック感が無いのも良い。 相手筆頭はロジック。マイル戦未勝利かつマイル超に連対実績が無く、消去法を厳格に適用すれば消しの部類に入る。ただ上がりを要したさざんか賞とアーリントンCで連対しているように、力の要る展開で伸びてきているのは評価して良い。 単穴はタガノバスティーユ。萌黄賞、ファルコンSと前残りを強引に差し切っているように、末脚の破壊力は髄一。ニュージーランドトロフィー以上に厳しい流れが予想されるここは展開利と相俟って付き抜けるシーンを想定しておきたい。 連下はドラゴンウェルズ。NHKマイルCはテンが速く上がりを要する展開になりやすく、どちらかといえばパワータイプが活躍する舞台。同馬はこれまで使った4戦がいずれも前傾ペースで、テンと上がりの落差が1秒4もあったこぶし賞を勝っているのは強調材料だろう。 ◎マイネルスケルツィ ○ロジック ▲タガノバスティーユ △ドラゴンウェルズ ■馬券構築 マイネルスケルツィから馬複流し。 [馬複] マイネルスケルツィ−ロジック 50% [馬複] マイネルスケルツィ−タガノバスティーユ 30% [馬複] マイネルスケルツィ−ドラゴンウェルズ 20% |