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第50回産経大阪杯(GII)
2006年4月2日(Sun) 阪神芝2,000M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 カンファーベスト 92 このところ先行出来ている。速い時計は問題なし。  
2 2 アサカディフィート 92 出遅れ常習も終い強烈。直線勝負でどこまで迫るか。  
3 3 マッキーマックス 95 ここ2走は距離も条件も特殊。調子は良さそうだが。  
4 4 ローゼンクロイツ 93 前走休み明けであれだけ走れば上出来。使われ上昇。
5 5 カンパニー 98 前走は展開・馬場共に向かず。距離微妙で差脚頼み。  
6 シルクフェイマス 96 ここも先手を取れそうだが直後の馬が多く妙味薄。  
6 7 アグネスシラヌイ 90 現状準オープン止まり。久々でもあり流石にきつい。  
8 ローマンエンパイア 91 ムラ駆け傾向。ここでは前が止まってくれないと苦しい。  
7 9 マーブルチーフ 95 前走で好感触掴む。楽出来るなら京都以外でも残る。
10 シルクネクサス 89 楽に行けても凌ぎ切れない。同型も多く苦戦免れず。  
8 11 アドマイヤジャパン 94 居残り型で詰め甘い。前半のリードを保てるかどうか。
12 スズカマンボ 98 昨秋不発もGIでの話。ここは出たなりで前につけたい。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 世界のハシグチに驚くユタカ・今週の主役はローゼンクロイツ
■予想構築

 明確な逃げ馬不在。シルクフェイマスが様子を窺いながら先頭へ。マーブルチーフ、アドマイヤジャパン、シルクネクサス辺りが好位を形成。ローゼンクロイツはこの直後、スズカマンボもスタート次第で前につける。カンパニーも雨予報を見越して中団より前で勝負をかける。緩い流れで各馬一団を想定。上がりで差が付きそうに無いので前にいたほうが有利か。

 先週のドバイワールドCデーで、日本馬はユートピア(ゴドルフィンマイル)とハーツクライ(ドバイシーマクラシック)の2頭が見事勝利を収めた。いずれも橋口弘次郎調教師の管理馬。その橋口師、今週はローゼンクロイツにいつもと変わった追い切りを課してきた。武豊騎手はオフィシャルサイト内の日記(3月30日付)で「久しぶりに訪れた木曜の栗東TCで驚きが」というタイトルでこの経緯について触れている。


 軸はローゼンクロイツ。この距離では皐月賞で大負けした以外は安定。先行・差し・捲りいずれでも連対圏を確保出来ている。少頭数で紛れも少なく、直線ヨーイドンが濃厚な今回は前走以上の好走が見込めそうだ。

 相手筆頭はスズカマンボ。この馬は長距離輸送が良くないらしく、関西圏(京都・阪神)の【3・3・1・1】に対し、関東圏(東京・中山)は【0・0・0・7】。阪神では休み明けの朝日CC勝利を含む【1・2・1・0】。今回は相手が手薄で、出たなりで前につけることも可能。ちなみに追い切りの気配は普通。

 単穴はマーブルチーフ。京都専用馬という見解に同意する一方、東京で行われたアルゼンチン共和国杯でも2着があるように展開が向けば居残るタイプ。前走は直線で堂々先頭のシーンがあった。日経新春杯からの1ハロン短縮であれだけ粘ったなら、更に1ハロン短縮の今回も期待をかけてみたくなる。

 連下はアドマイヤジャパン。シルクフェイマス、マーブルチーフに続く3番手確保で、ローゼンクロイツよりも前で競馬が出来そうなのは良い。ただ今週の追い切りは上がり重点で、動きも休み明けといった感じで物足りなかった。普段から詰め甘いだけにその辺りは気になる。

 カンパニーは雨予報を見て消し。中団差しも前走通用しておらず、距離延びるここで嵌るとも思えない。アサカディフィート、ローマンエンパイアについては今回前残りを予想しているので消し。ただシルクフェイマスはアメリカJCCほど楽に逃げられないとみて消し。マッキーマックスはこの距離では準オープンでも梃子摺っていたことからすると手が出ない。陣営も次を見据えた話をしており、ここは入着まで。カンファーベストは何故走らないのか不明。シルクネクサスとアグネスシラヌイは力不足。

◎ローゼンクロイツ
○スズカマンボ
▲マーブルチーフ
△アドマイヤジャパン


■馬券構築

 ローゼンクロイツから馬複流し。どうせまた2着が抜けるんだろうけど、点数は増やさない。ワイドで抑えない。

[馬複] ローゼンクロイツ−スズカマンボ 40%
[馬複] ローゼンクロイツ−マーブルチーフ 30%
[馬複] ローゼンクロイツ−アドマイヤジャパン 30%


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