HOME > 重賞展望 > 第41回デイリー杯クイーンC

第41回デイリー杯クイーンC(GIII)
2006年2月18日(Sat) 東京芝1,600M 3歳オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マチカネタマカズラ 80 唯一の勝ち鞍がダートでの僅差逃げ切りでは無理。  
2 チャームダンス 88 勝ち方悪くないがいかんせんダート。芝がどうか。  
2 3 クリノスペシャル 84 ここ2戦付いていくだけ。前が止まらないと苦しいか。  
4 ワイキューブ 87 直線勝負主体にしては突き抜ける脚が無く苦戦。  
3 5 ミルククラウン 78 新馬戦楽勝も内容は単調。ここで即通用は疑問。  
6 マルカアイチャン 87 前走敗退が気掛かりも差脚自体は引き続き好調。
4 7 ルビーレジェンド 89 前走敗れはしたが3着以降は離す。能力は高い。
8 ハネダテンシ 85 レコード決着の前走詰め寄る。距離短縮で前進も。  
5 9 マイネジャーダ 87 詰める脚が無い。同コースで2着あるも期待薄。  
10 アサヒライジング 88 阪神JFで逃げて5着。前走完敗も楽に行けるなら。  
6 11 コイウタ 91 菜の花賞で力差歴然。東京でも重賞で好走あり。
12 アイスドール 86 赤松賞の差し込み好感。前走も大外からよく迫る。
7 13 ウエスタンビーナス 89 前走勝負どころで後退。マイル戦では狙い難い。  
14 プリティタヤス 81 前走の差脚光る。間隔開けたのがどう出るか。  
8 15 ゲッタウェイ 75 新馬戦勝ち直後。行った行ったで評価に値しない。  
16 ミッキーコマンド 79 久々な上逃げ切りしか経験が無いというのは問題。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 キャリアの浅い素質馬を狙う・先行抜け出しで今度は決めるルビーレジェンド
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【出走馬の前走クラス別頭数、および3着以内馬の前走クラス一覧(過去10年)】
年度 地方 新/未勝 500万 OP特別 重賞 1着 2着 3着
'96年 0 2 3 1 3 重賞 OP特別 重賞
'97年 0 2 5 2 4 OP特別 重賞 500万
'98年 1 3 4 6 1 OP特別 OP特別 500万
'99年 0 2 2 7 5 重賞 OP特別 500万
'00年 0 4 4 6 2 新馬 OP特別 500万
'01年 0 3 5 6 2 OP特別 OP特別 新馬
'02年 1 4 3 5 3 OP特別 新馬 新馬
'03年 1 5 4 3 3 500万 OP特別 重賞
'04年 0 4 7 4 1 OP特別 OP特別 重賞
'05年 0 3 6 3 4 重賞 重賞 500万
'06年 0 3 4 7 2

 連対馬の前走クラスはOP特別12連対(45頭)、重賞5連対(28頭)、新馬・未勝利2連対(32頭)、500万1連対(41頭)。近年は下級クラスからの叩き上げが一部通用しているが、やはりオープンクラスでの出走経験がモノを言う


【勝ち馬の直前着別度数と前走成績(過去10年)】
年度 勝ち馬 直前着別度数 前走成績
'96年 イブキパーシヴ 【2・0・1・0】 阪神JF(GI)3着
'97年 オレンジピール 【1・0・0・2】 紅梅賞(OP)4着
'98年 エイダイクイン 【3・1・0・1】 中京2歳S(OP)1着
'99年 ウメノファイバー 【2・0・0・4】 阪神JF(GI)6着
'00年 フューチャサンデー 【1・0・0・0】 新馬1着
'01年 サクセスストレイン 【2・1・0・2】 菜の花賞(OP)7着
'02年 シャイニンルビー 【1・0・0・1】 菜の花賞(OP)5着
'03年 チューニー 【1・0・0・1】 赤松賞(500万)4着
'04年 ダイワエルシエーロ 【1・0・0・1】 紅梅S(OP)2着
'05年 ライラプス 【1・1・0・3】 シンザン記念(GIII)5着

【斤量加算馬の本賞金加算レースと成績一覧(過去10年)】
年度 馬名 加算 本賞金加算レース(新馬・未勝利を除く) 成績
'96年 ゴールデンカラーズ +1kg ひいらぎ賞(500万)、フローラS(OP) 2着(2人気)
シーズグレイス +1kg 芙蓉S(OP)、萩S(OP)、フェアリーS2着 4着(3人気)
'97年 ヒシナイル +1kg フェアリーS 5着(2人気)
'98年 エイダイクイン +1kg 赤松賞(500万)、中京3歳S 1着(2人気)
スギノキューティー +1kg バイオレットS(OP)、クロッカスS(OP) 4着(1人気)
'99年 ウメノファイバー +1kg 京王杯3歳S 1着(2人気)
レッドチリペッパー +1kg 芝梅賞(500万)、クロッカスS(OP) 2着(1人気)
エイシンレマーズ +1kg もみじS(OP)、阪神3歳牝馬S2着 11着(3人気)
'00年 ゲイリーファンキー +1kg 新潟3歳S、阪神3歳牝馬S2着 11着(1人気)
'01年 テンザンデザート +1kg ラベンダー賞(OP)、菜の花賞(OP)他 9着(5人気)
'02年 (該当馬無し)
'03年 ホワイトカーニバル +1kg フェアリーS 3着(2人気)
'04年 クリスタルヴィオレ +1kg 呉竹賞(500万)、菜の花賞(OP) 2着(3人気)
'05年 ショウナンパントル +2kg 阪神JF、新潟2歳S2着 12着(2人気)
'06年 コイウタ +1kg カンナS(OP)、菜の花賞(OP)

 クイーンCでは過去10年で1勝馬が6勝を挙げており、このところは本賞金を加算していることが望ましいとも言い切れなくなっている。斤量加算馬は軸としては最適だが、馬単頭として流すことには少なからず抵抗がある。


 軸はルビーレジェンド。年明け初戦、1,000M通過60秒を割る流れでコイウタより先に仕掛けて0秒2差なら悲観することはない。寧ろ3着以下を2馬身以上離した点を評価。東京コースは新馬戦で楽勝した舞台で、先に抜け出しての粘り込みに期待したい。

 相手筆頭はコイウタ。菜の花賞でルビーレジェンドを楽々交わした辺りは実力の成せる業。引き続きこの馬が軸でも良さそうだが、過去10年斤量加算で勝った2頭にはいずれも東京コースの勝ち鞍があった。広いコースで勝ち負けするには好位追走が絶対条件か。

 単穴はアイスドール。赤松賞は余力残しでの完勝だった。阪神ジュベナイルフィリーズではアルーリングボイスと同じような位置取りから上がり2位の脚を使って押し上げており、差脚に自信が持てるのは間違いない。但し紛れの多い3歳牝馬による一戦で、差脚に過信し過ぎるのも良くない。

 連下はマルカアイチャン。ここ3年は京都芝のオープンクラス(重賞含む)をステップにした馬が好走している。父フレンチデピュティ×母父サンデーサイレンスの配合は昨年の勝ち馬ライラプスと同じ。つわぶき賞で使った脚がここでも使えるなら面白い。

◎ルビーレジェンド
○コイウタ
▲アイスドール
△マルカアイチャン


■馬券構築

 ルビーレジェンドから馬複流し。

[馬複] ルビーレジェンド−コイウタ 50%
[馬複] ルビーレジェンド−アイスドール 30%
[馬複] ルビーレジェンド−マルカアイチャン 20%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.