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第46回きさらぎ賞(GIII)
2006年2月12日(Sun) 京都芝1,800M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ドリームパスポート 91 負かされた相手が強力。構えた分は確実に伸びる。
2 2 アドマイヤメイン 88 前走酷い前詰まりで敗退。能力的には十分通用。
3 3 ディープエアー 89 追われてからの反応鈍い。ここも付いて回るだけか。  
4 4 マイネルスケルツィ 83 前走は好位からタレる一方。既に力不足は明白。  
5 5 クラフトミラージュ 76 東京に替わって差し切るもここは前に行く馬が強力。  
6 フュノンガルウ 87 中央では未勝利。渋太さ発揮しても相対的に見劣る。  
6 7 メイショウサムソン 94 前走2kg余分に背負ってレコード。先行して安定評価。
8 ケンブリッジレーザ 76 ここ2戦追走一杯で見どころ無し。展開嵌っても無理。  
7 9 グロリアスウィーク 92 先行して締まった脚使える。前走位に走れば通用。
10 タニノベリーニ 76 前走捲り一気で快勝。溜めて切れる脚もあり不気味。  
8 11 アスタートリッピー 87 前走不良馬場の影響考慮も内容からすれば力負け。  
12 ファイングレイン 87 余力残して2連勝評価。コース採りが明暗を分けるか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 3勝馬打倒の一番手・惜敗からの脱出賭けるドリームパスポート
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【3勝馬の成績一覧(過去10年)】
年度 3勝馬名 直前着別度数 前走成績 きさらぎ賞
'98年 アインブライド 【3・0・1・1】 阪神JF(GI)1着 9着(2人気)・55kg
'99年 エイシンキャメロン 【3・1・0・0】 朝日杯FS(GI)2着 2着(1人気)・57kg
'01年 ダンツフレーム 【3・1・0・0】 野路菊S(OP)1着 2着(3人気)・56kg
シャワーパーティー 【3・0・0・0】 京都2歳S(OP)1着 5着(2人気)・56kg
'02年 アグネスソニック 【3・1・1・1】 朝日杯FS(GI)5着 2着(2人気)・56kg
'03年 サイレントディール 【3・0・0・2】 シンザン記念(GIII)1着 2着(2人気)・57kg
'05年 マキハタサーメット 【3・2・1・0】 さざんか賞(OP)1着 2着(6人気)・57kg
※アインブライドは牝馬につき負担斤量2kg減。'03年より基本負担斤量1kg増。

 きさらぎ賞を迎えるまでに3勝していた馬は延べ7頭が出走して【0・5・0・2】(71.4%)。いずれも他馬よりも重い斤量を背負っての結果で、当然重視されるべき。但し1頭も勝てていないというのも事実。今回はメイショウサムソンを中心視しつつ、これに勝てそうな馬を探すと良さそうだ。


【勝ち馬の直前着別度数と前走成績(過去10年)】
年度 勝ち馬 直前着別度数 前走成績
'96年 ロイヤルタッチ 【2・0・0・0】 ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)1着
'97年 ヒコーキグモ 【1・0・1・0】 新馬1着
'98年 スペシャルウィーク 【1・1・0・0】 白梅賞(500万)2着
'99年 ナリタトップロード 【1・1・1・0】 福寿草特別(500万)3着
'00年 シルヴァコクピット 【2・1・1・0】 福寿草特別(500万)1着
'01年 アグネスゴールド 【2・0・0・0】 若駒S(OP)1着
'02年 メジロマイヤー 【2・3・0・0】 白梅賞(500万)1着
'03年 ネオユニヴァース 【2・0・1・0】 白梅賞(500万)1着
'04年 マイネルブルック 【2・3・1・2】 寒竹賞(500万)1着
'05年 コンゴウリキシオー 【2・1・0・0】 くすのき賞(500万)1着

 きさらぎ賞は新興勢力が強いレースで、一連の重賞を使ってきた馬よりも500万クラスから叩き上げで臨んだ馬のほうが好走している。この流れに沿うならファイングレイン、アスタートリッピーが有力。ただ前者はあけび賞が最内を立ち回っての好走で今の馬場が合うのかどうか、後者は前走の勝ち馬アマノトレンディーを物差しにするとファイングレインより下になるのが気になる。


 軸はドリームパスポート。新馬戦でテイエムプリキュア、未勝利戦と萩Sでフサイチリシャール、京都2歳Sでマルカシェンクの後塵を拝したある意味不運な馬。唯一勝利した未勝利戦は安藤勝己騎手による先行抜け出しによる勝利。

 相手筆頭はメイショウサムソン。先に仕掛けてもバテず、それでいて上がりも速い。並んでからの勝負強さもオンファイアを競り落とした東京スポーツ杯2歳S(2着)で実証済み。きさらぎ賞は先行抜け出し型が強いレースでもあり、順当ならば連対は堅い。

 単穴はグロリアスウィーク。シンザン記念は最内からゴウゴウキリシマを追い抜こうとしたところで進路が塞がり、再度立て直すロス。それでもラストにかけて迫れていたのは好感。調教と実戦がリンクする馬で、今回は併走で遅れていた。但し時計は自己ベストを更新しており、取捨が難しい。

 連下はアドマイヤメイン。黄菊賞でグロリアスウィークとゴウゴウキリシマに挟まっての2着がある。ホープフルSは7頭立てにも関わらず前が壁になって追い出せず、ゴール前だけ追って4着がやっとという内容。これほどの駄騎乗を見せられると次走の巻き返しに期待したくなる。

◎ドリームパスポート
○メイショウサムソン
▲グロリアスウィーク
△アドマイヤメイン


■馬券構築

 ドリームパスポートとメイショウサムソンの馬複1点が本線。ドリームパスポート・メイショウサムソン2頭軸の3連複と、ドリームパスポート1着・メイショウサムソン2着固定の3連単を抑える。

[馬複] ドリームパスポート−メイショウサムソン 40%
[3連複] ドリームパスポート−メイショウサムソン−グロリアスウィーク 20%
[3連複] ドリームパスポート−メイショウサムソン−アドマイヤメイン 20%
[3連単] ドリームパスポート→メイショウサムソン→グロリアスウィーク 10%
[3連単] ドリームパスポート→メイショウサムソン→アドマイヤメイン 10%


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