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第56回ダイヤモンドS(GIII)
2006年2月12日(Sun) 東京芝3,400M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ブリットレーン 94 アル共杯4着時と同斤量。後ろ過ぎなければ出番も。  
2 2 シャドウビンテージ 87 長期休養明けを感じさせないがまだ完調とは言えず。  
3 フサイチアウステル 100 前走楽逃げに際どく詰め寄る。ただこの距離微妙。  
3 4 メジロトンキニーズ 88 前走は内にササリっぱなし。何となく一発妙味漂う。
5 ルーベンスメモリー 89 渋太さはかなりのもの。前につけての居残りも十分。  
4 6 シェイクマイハート 92 前走完敗も軽量で前に行ける利点を生かしたい。  
7 マッキーマックス 94 前走一旦は先頭に立つも正攻法では力不足か。  
5 8 ゴーウィズウィンド 95 前走溜め逃げが通用せず。単騎濃厚でも辛い。  
9 オペラシチー 99 前に離されるとイマイチ。このところ行き脚不順。  
6 10 ダイワキングコン 88 異質なローテで反抗促すも流れに乗れるかも怪しい。  
11 ハイアーゲーム 97 前走早めに動いて善戦。太め解消で前進期待。
7 12 ファストタテヤマ 98 前走久々の勝利。今回東京コースで仕掛け所カギ。
13 ハイフレンドトライ 97 力負けが目立つ一方、長距離で決め手使える。
8 14 アンドゥオール 96 決め手は芝でも通用しそうだがこの距離がどうか。  
15 トウカイトリック 97 前走は積極策が裏目。ここも居残るには距離長い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前走の捲り上げに復調の兆し・左回りで完全復活なるかハイアーゲーム
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【最重量及び上位馬の負担斤量一覧(過去10年)】
年度 頭数 最重量(着順) 1着(前走比) 2着(前走比) 3着(前走比)
'96年 11 57.5kg(5着) 52.0kg(-4.0) 52.0kg(-3.0) 56.0kg(同)
'97年 16 58.5kg(9着) 57.0kg(-1.0) 56.0kg(+1.0) 54.0kg(同)
'98年 16 58.5kg(13着) 55.0kg(-1.0) 54.0kg(-2.0) 55.0kg(-1.0)
'99年 13 57.5kg(13着) 54.0kg(-2.0) 50.0kg(-6.0) 53.0kg(-2.0)
'00年 14 57.5kg(3着) 55.0kg(-1.0) 51.0kg(-3.0) 57.5kg(+0.5)
'01年 10 58.0kg(8着) 54.0kg(同) 55.0kg(-1.0) 55.0kg(同)
'02年 13 57.5kg(2着) 53.0kg(-2.0) 57.5kg(+0.5) 55.0kg(-1.0)
'03年 13 58.5kg(4着) 52.0kg(-3.0) 54.0kg(-3.0) 57.0kg(+1.0)
'04年 11 56.0kg(1着・9着) 56.0kg(同) 53.0kg(-3.0) 54.0kg(-1.0)
'05年 14 57.5kg(3着) 51.0kg(-6.0) 52.0kg(-3.0) 57.5kg(+0.5)

 ダイヤモンドSはアルゼンチン共和国杯と並んで軽ハンデ馬の大駆けが目立つレースで、負担斤量53kg以下の軽量馬が9連対、うち4勝を挙げている。昨年のウイングランツは1000万下を使える格下だったにも関わらずここを勝ってしまった。


【負担斤量前走比別成績(過去10年)】
グループ 負担斤量前走比 着別度数 単勝率 連対率 複勝率
A 【0・2・3・9】 0.0% 14.3% 35.7%
B 増減無し 【2・0・3・14】 10.5% 10.5% 26.3%
C 0.5〜2.5kg減 【5・2・4・32】 11.6% 16.3% 25.6%
D 3kg以上減 【3・6・0・46】 5.5% 16.4% 16.4%

 冒頭の表の色分けをグループ化してまとめると上表のようになる。冒頭の表によると、過去10年ではAとB同士で決着したことは一度も無く、必ずCかDが絡んでいる。ハンデの付けられ方に拘るなら、軸はCかDの中から選ぶべき。


【出走馬グループ分け表】
グループ 該当馬
A ファストタテヤマ
B フサイチアウステル、マッキーマックス、オペラシチー、
ハイフレンドトライ、トウカイトリック
C シャドウビンテージ、ルーベンスメモリー、ダイワキングコン、
ハイアーゲーム、アンドゥオール
D ブリットレーン、メジロトンキニーズ、シェイクマイハート、ゴーウィズウインド


 軸は前走勝負どころでの反応が光ったハイアーゲーム。注目は牝馬ながら差脚強烈なメジロトンキニーズ。このレースは得てして軽ハンデの差し馬が波乱を呼んでいる。ハイフレンドトライも距離ロスを抑えた乗り方が出来れば有力。同年の万葉S勝ち馬が過去10年で【3・1・2・1】と相性が良いことからファストタテヤマの抑えは必要か。

◎ハイアーゲーム
○メジロトンキニーズ
▲ハイフレンドトライ
△ファストタテヤマ


■馬券構築

 ハイアーゲームから馬複流し。ハイアーゲームとメジロトンキニーズ2頭軸の3連複を抑える。

[馬複] ハイアーゲーム−メジロトンキニーズ 30%
[馬複] ハイアーゲーム−ハイフレンドトライ 30%
[馬複] ハイアーゲーム−ファストタテヤマ 20%
[3連複] ハイアーゲーム−メジロトンキニーズ−ハイフレンドトライ 10%
[3連複] ハイアーゲーム−メジロトンキニーズ−ファストタテヤマ 10%


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