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第13回平安S(GIII)
2006年1月22日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マイネルボウノット 97 前走は上がり要す凡戦。先手有利だが半信半疑。  
2 タガノゲルニカ 94 馬なりで4連勝も相手弱い。時計勝負に一抹の不安。  
2 3 サイレントディール 98 出遅れ多くムラ駆け傾向。ここは相手強く苦戦か。  
4 ハギノベルテンポ 95 長く追える脚魅力。3走前の機転再現なれば面白い。
3 5 ミツアキサイレンス 92 このところ思うような結果出せていない。峠過ぎた感。  
6 ドンクール 103 京都ダートで決め脚確か。状況好転もここ相手揃う。  
4 7 ヒシアトラス 103 前走久々の勝利。昨年完勝の舞台で再び速さ披露。
8 ハードクリスタル 95 追走重点で交わせない競馬続く。ここの相手も強い。  
5 9 アンドゥオール 94 前走前が詰まりながらも盛り返す。差し届くかどうか。
10 ヴァーミリアン 103 ダートで復調。斤量負担増すも注目度は変わらない。
6 11 タガノマイバッハ 間隔開き過ぎ。初ダートで速さ試すにも息切れ濃厚。  
12 エーピーフラッシュ 92 このクラスでは太刀打ち不能。斤量差からも苦しい。  
7 13 マルブツトップ 95 一通りの相手に負けているのが痛い。変わらず劣勢。  
14 ベラージオ 96 昨秋この舞台を好時計で勝利。位置取り次第で通用。  
8 15 ワイルドワンダー 97 勝ちっぷり上々。ただ骨っぽい相手に即通用は微妙。  
16 メイショウサライ 97 前走ゴール前で遅れる。この距離は心持ち長いか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前年覇者の2年目は素直に買い・快速重戦車ヒシアトラス
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【決着時計と上位馬通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'96年 稍重 62.3 35.9 1.50.5 2-2-2-2 11-11-11-9 5-5-2-3
'97年 稍重 59.8 37.1 1.49.9 7-8-8-9、9-8-5-3 4-4-5-7
'98年 稍重 60.1 36.4 1.48.5 9-9-8-7 10-13-13-10 10-10-10-10
'99年 61.9 35.6 1.49.9 3-4-3-2 7-6-5-6 1-1-1-1
'00年 不良 60.1 37.4 1.49.8 2-2-2-1 4-4-3-3 14-14-13-12
'01年 不良 60.8 35.8 1.48.7 2-2-2-1 3-3-3-3 5-5-8-5
'02年 61.0 37.5 1.50.9 1-1-1-1 5-3-2-2 8-8-5-3
'03年 60.2 37.3 1.49.7 1-1-1-1 3-3-3-2 6-5-4-4
'04年 61.7 37.3 1.51.3 3-3-3-3 2-2-2-2 5-5-4-3
'05年 60.9 36.7 1.50.3 7-7-8-7 4-4-3-3 11-10-8-7

 平安Sでは過去10年、最も遅くても1分51秒前半という高速決着が特徴として挙げられる。適度に脚抜きが良くなったところで行われることが多いとはいえ、1分50秒を割った年が6回というのは過剰気味。ただこれでも1,000M通過時計から察する限り、ペース配分は適正。したがって速い時計実績を有する先行馬の独壇場となる。


【前年勝ち馬の翌年以降成績(過去10年)】
年度(回) 馬名 前年着順(通過順) 今回着順(通過順)
'99年(第6回) エムアイブラン 1着(9-9-8-7) 2着(7-6-5-6)
'00年(第7回) オースミジェット 1着(3-4-3-2) 1着(2-2-2-1)
'02年(第9回) マンボツイスト 1着(2-2-2-1) 3着(8-8-5-3)
'03年(第10回) スマートボーイ 1着(1-1-1-1) 1着(1-1-1-1)
'04年(第11回) スマートボーイ 1着(1-1-1-1) 5着(1-1-1-1)

 過去10年、前年勝ち馬は延べ5頭が出走して【2・1・1・1】(60.0%)。前年覇者の2年目は素直に買いで良さそうだ。ちなみに前年2着馬は延べ5頭が出走して【0・1・1・3】(20.0%)。


 軸はヒシアトラス。関東馬ながら当コースと相性が良く、4走連続して1分50秒台で走っている。急坂のあるコースを力で押し切った後、当コースを迎えるローテは前年と同じ。高速決着を生かして早めに抜け出し、後続の脚を封じたい。

 相手筆頭はヴァーミリアン。当コースで行われたエニフSでヒシアトラスを撃破。当時は5kg差あったが、着差0秒6なら地力も認めておきたいところ。半兄サカラートは阪神ダート1,800Mのレコードホルダーで、高速決着への適性は高い。

 単穴はアンドゥオール。休み明けで勝ち負けの直近2走は評価せざるを得ない。上記2頭が前々で競馬をする馬で、差し台頭の余地は残されている。ただ当レースでは過去10年、58kg以上を背負った馬が延べ13頭出走して【1・0・0・12】(連対例は'95年アドマイヤボサツ)となる点が気になる。

 連下はハギノベルテンポ。灘Sでの先行押し切りが印象的。阪神コースでの勝ち時計1分50秒7(稍重)も評価できる。元々直線一気に賭けるタイプで、前々で同様の競馬が出来るならば他馬にとって脅威となる。

◎ヒシアトラス
○ヴァーミリアン
▲アンドゥオール
△ハギノベルテンポ


■馬券構築

 ヒシアトラスから馬複・3連複流し。

[馬複] ヒシアトラス−ヴァーミリアン 30%
[馬複] ヒシアトラス−アンドゥオール 20%
[馬複] ヒシアトラス−ハギノベルテンポ 20%
[3連複] ヒシアトラス−ヴァーミリアン−アンドゥオール 10%
[3連複] ヒシアトラス−ヴァーミリアン−ハギノベルテンポ 10%
[3連複] ヒシアトラス−アンドゥオール−ハギノベルテンポ 10%


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