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第40回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)
2006年1月9日(Mon) 京都芝1,600M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 グロリアスウィーク 90 前走の負け方酷過ぎ。距離短縮も向くとは言えない。  
2 2 イースター 90 きっちり差し切った前走評価。ここ然したる強敵不在。
3 3 リメインオブザサン 86 前走離されはしたが好内容。渋太さ発揮なら侮れず。
4 4 メジロシリング 79 時計も上がりも掛かり過ぎ。ここで通用は到底無理。  
5 5 テンエイヤシャオー 79 ダートを颯爽と差し切るも単に前が止まっただけ。  
6 6 ディープエアー 90 前走位置取り後ろ過ぎ。久々を叩いて変われるか。
7 7 ロジック 90 前走勝ちに行って2着。前につける強みを生かしたい。
8 8 エムエスワールド 87 京都で図ったような差し切りあるが前走内容不満。  
9 ゴウゴウキリシマ 88 先行策で多少マシになるが荒削りで信用出来ない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 唯一の敗戦は前詰まり・そこのけそこのけイースターが通る
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。
 
【連対馬の直前成績と距離実績(過去10年)】
年度(回) 1着 2着
'96年(第30回) ゼネラリスト 【1・0・1・1】
芝マイル勝ち(朝日杯FS3着)
ロゼカラー 【2・0・0・1】
芝1,400M重賞勝ち(阪神JF5着)
'97年(第31回) シーキングザパール 【2・0・1・1】
芝1,400M重賞勝ち(阪神JF4着)
ホッコービューティー 【2・0・0・0】
芝マイル2勝
'98年(第32回) ダンツシリウス 【1・2・1・5】
芝1,200M勝ち(阪神JF3着)
アグネスワールド 【3・0・0・1】
ダートマイル勝ち(朝日杯FS4着)
'99年(第33回) フサイチエアデール 【1・2・0・2】
芝マイル2着
マルシゲファイター 【2・2・0・5】
芝マイル以上2勝
'00年(第34回) ダイタクリーヴァ 【2・1・0・0】
芝マイル以上2勝
チタニックオー 【1・1・2・3】
芝マイル勝ち
'01年(第35回) ダービーレグノ 【1・0・1・2】
芝1,200M勝ち(芝マイル3着)
ビッグゴールド 【1・1・0・3】
芝1,200M勝ち(芝マイル4着)
'02年(第36回) タニノギムレット 【1・1・0・0】
芝マイル勝ち
チアズシュタルク 【1・1・0・0】
芝マイル勝ち
'03年(第37回) サイレントディール 【2・0・0・2】
芝マイル以上2勝(朝日杯FS7着)
マッキーマックス 【1・0・0・0】
芝1,800M勝ち
'04年(第38回) グレイトジャーニー 【1・1・0・1】
芝マイル2着(朝日杯FS8着)
タマモホットプレイ 【2・0・0・0】
芝1,400M2勝
'05年(第39回) ペールギュント 【2・1・2・0】
芝マイル以上2勝(朝日杯FS3着)
マイネルハーティー 【2・0・1・4】
芝1,400M勝ち(朝日杯FS4着)

 過去10年の連対馬20頭のうち、'04年2着タマモホットプレイを除く19頭に芝マイル以上への出走経験があり、うち13頭に連対があった。まずは距離実績に注目してみたい。前年のマイルGIである朝日杯フューチュリティSか阪神ジュベナイルフィリーズを使ってきた馬にも敬意を払っておきたいところ。今回の出走馬の中で芝マイル以上に勝ち鞍があるのはグロリアスウィーク、イースター、リメインオブザサン、ディープエアーの4頭。


【7番人気以下で連対した馬一覧(過去10年)】
年度(回) 馬名 着順(人気) 京都での主な実績
'99年(第33回) マルシゲファイター 2着(9人気) 未勝利(芝1,600M)1着
'00年(第34回) チタニックオー 2着(9人気) 未勝利(芝1,600M)1着
'01年(第35回) ダービーレグノ 1着(14人気) 未勝利(芝1,600M)3着
'01年(第35回) ビッグゴールド 2着(7人気) 新馬(芝1,200M)1着
白菊賞(芝1,600M)4着

 シンザン記念は過去10年で1番人気馬が【7・1・1・1】となるなど基本的に堅いレースだが、たまに紐荒れが起こる。穴なら京都コースで勝ち負けを演じたことのある馬に注目。今回の出走馬の中で京都コースに勝ち鞍があるのはグロリアスウィーク、イースター、リメインオブザサン、ロジック、エムエスワールドの5頭。穴候補は直前の重賞で惨敗を喫しているグロリアスウィーク、エムエスワールド。ただいずれも負けるにしても収穫が無かったのが気になる。


 軸はイースター。過去3戦がいずれも上がり最速、タフな馬場状態だった阪神コースでも早めに動いてきっちり差し込んでいる点を素直に評価。唯一の敗戦(京王杯2歳S2着)も前が再三詰まってのもの。進路を確保して追い込めば確実に届く。

 相手筆頭はディープエアー。札幌2歳Sでアドマイヤムーンに0秒2差(2着)が光る。前走は位置取りが悪かった上、追い出してからの反応も鈍かったが、これは久々が影響していたからだろう。元々後ろに構える馬でもないし、叩いて変わってくるほうに期待してみたい。

 単穴はリメインオブザサン。前走はレコード決着で前につけた馬が残る結果。これを後ろから差せというのが土台無理な話。出負けして差し込むという内容は及第点。過去2勝はいずれも前々につけて後続馬の差し込みに備えるという内容で、今回は展開利が見込める。

 連下はロジック。最長勝ち距離が1,400Mで、上記に挙げた馬よりも距離実績の面で見劣る。2戦2勝の距離でもイースターに差されており、ここに来ての強調材料に欠くのが現状。幸いにして展開が向きそうで、鞍上のマジックで勝ち負けまで持っていけるかに注目。

◎イースター
○ディープエアー
▲リメインオブザサン
△ロジック


■馬券構築

 イースターから馬複流し。

[馬複] イースター−ディープエアー 50%
[馬複] イースター−リメインオブザサン 30%
[馬複] イースター−ロジック 20%


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