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第44回スポーツニッポン賞京都金杯(GIII)
2006年1月5日(Thu) 京都芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ウインクリューガー 95 末脚威力増すも荒削り。GI馬でもハンデは重枷。  
2 シルクトゥルーパー 87 前走いい所なし。軽量生かした差し込みに賭ける。  
2 3 チアフルスマイル 96 このところ付いて回るだけ。その上牡馬相手では。  
4 ディアデラノビア 95 非力だが決め手抜群。揉まれず行ければ好勝負。  
3 5 ビッグプラネット 99 先手奪えるメンバー構成。ただ押し切りは懐疑的。  
6 キネティクス 99 前走完敗もこの馬なりに走る。ここなら互角以上。
4 7 ニューベリー 99 前走荒れ馬場を押し切る。京都に変わってどうか。  
8 シルクフェイマス 103 実績断然も久々&マイル。詰め甘く苦戦は免れず。  
5 9 エイシンドーバー 92 勢いある軽量馬。ただここで後続抑えるのは辛い。  
10 グレイトジャーニー 97 このところ差して堅調もマイルでは信頼置き難い。  
6 11 マイネソーサリス 97 軽ハンデで実績積む。今回1kg増でもまだ軽いか。
12 メイショウオスカル 97 前走差し返しみせるもこの中に入ると決め手不足。  
7 13 アルビレオ 99 前走内容悪くないが相手揃うと後ろに置かれ気味。
14 マイネルハーティー 95 最後方から突っ込むスタイル堅持。前崩れ待ち。  
8 15 オレハマッテルゼ 98 好時計で押し切った前走優秀。絞れて更に上向く。
16 ペールギュント 94 差し込むにしても中途半端。勝ち切るまでは疑問。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前年のマイルCS組vs前走勝ち馬の争い・年の初めの大当たりをオレハマッテルゼ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の前年マイルCS成績('00年以降)】
年度(回) 着順 馬名 性齢 斤量 マイルCS着順(通過順)、時計
'00年(第38回) 1着 キョウエイマーチ 牝6 57.0kg 5着(1-1)、1.33.4
2着 アドマイヤカイザー 牡4 56.0kg 4着(14-12)、1.33.4
'01年(第39回) 1着 ダイタクリーヴァ 牡4 58.0kg 2着(14-10)、1.32.7
2着 エリモセントラル 牝6 51.0kg
'02年(第40回) 1着 ダイタクリーヴァ 牡5 58.5kg 9着(14-14)、1.33.7
2着 ゴッドオブチャンス 牡4 54.0kg 13着(2-2)、1.33.8
'03年(第41回) 1着 サイドワインダー 牡5 56.0kg
2着 グラスワールド 牡7 57.0kg 12着(9-11)、1.33.3
'04年(第42回) 1着 マイソールサウンド 牡5 57.0kg 11着(14-15)、1.34.1
2着 サイドワインダー 牡6 58.0kg 8着(6-7)、1.33.8
'05年(第43回) 1着 ハットトリック 牡4 54.0kg
2着 アルビレオ 牡5 53.0kg

 距離短縮後の本レースは前年のマイルCSに出走していた馬が多く連対している。該当馬は延べ23頭が出走して【4・4・1・14】(34.8%)となかなかの高率。完敗であっても走破時計自体は速く、相手が軽くなることで相対的に上位に来ると考えられなくもない。前年のマイルCSと無縁で連対した4頭のうち、'01年2着エリモセントラル以外の3頭は前走を勝っていた。

 上記の傾向からすると、今回狙いに挙がるのは前年のマイルCS出走馬ビッグプラネット、キネティクス、アルビレオ、マイネルハーティー、前走勝ち馬ニューベリー、エイシンドーバー、グレイトジャーニー、マイネソーサリス、オレハマッテルゼの計9頭。


 軸はオレハマッテルゼ。キャピタルSでフォーカルポイントとアサクサキニナルの追撃を抑えつつ、1分32秒9の好時計で勝利した内容を評価。重賞未勝利にも関わらずハンデ増となっているのはハンデキャッパーが力を認めている証拠。

 相手筆頭はキネティクス。昨年はGIIIを4戦使っていずれも0秒2差以内の惜敗。前走も持ち時計を大幅に縮めており、今回は格落ちのメリットを享受出来るかもしれない。昨年の京都金杯、富士Sは若干仕掛けが遅れ気味だっただけに、池添騎手には頑張ってもらいたい。

 単穴はマイネソーサリス。牡馬相手でも福島記念で4着があり、少なくとも軽ハンデなら狙ってみたい魅力がある。京都外回り3戦3連対、決め手も持ち合わせている。後はマイル重賞の流れについていけるかどうか。

 連下はアルビレオ。昨年の2着馬。当時は前走勝ちから4kg減の軽ハンデが利いたが、今回は前走敗退で斤量も据え置き。ただ同馬もマイルCSを使って持ち時計を更新している。前走は異様に時計が掛かった馬場の影響があったとみて度外視してみたい。

◎オレハマッテルゼ
○キネティクス
▲マイネソーサリス
△アルビレオ


■馬券構築

 オレハマッテルゼから馬複流し。タテ目を抑える。

[馬複] オレハマッテルゼ−キネティクス 30%
[馬複] オレハマッテルゼ−マイネソーサリス 30%
[馬複] オレハマッテルゼ−アルビレオ 20%
[馬複] キネティクス−マイネソーサリス 20%


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