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第50回有馬記念(GI)
2005年12月25日(Sun) 中山芝2,500M 3歳以上オープン 定量 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マイソールサウンド 92 先行策で穴開け実績あるもGIでは惨敗ばかり。  
2 サンライズペガサス 94 ベストは阪神中距離。後ろから行く限り厳しい。  
2 3 ゼンノロブロイ 98 前走位置取り最悪。普通に乗れば勝ち負けだが。  
4 コスモバルク 88 控える競馬はもう無理。馬なりで無心貫きたい。  
3 5 スズカマンボ 94 叩き3戦目で走り頃だが関東での実績が無い。  
6 ディープインパクト 96 今までのところ完璧。中山では早め進出も可能。
4 7 ヘヴンリーロマンス 93 天皇賞秋は全てが嵌った。使い詰めで余力無し。  
8 グラスボンバー 90 前走力の違いを見せ付けるもここではその逆か。  
5 9 タップダンスシチー 97 今回は同型が存在するがこのコースなら粘り利く。
10 ハーツクライ 99 厳しい流れで突き抜けてくるが中山との相性悪い。  
6 11 オペラシチー 90 ジリっぽいが堅実に伸びる。他馬の破綻待ち。  
12 ビッグゴールド 92 上位進出には前に出るしかなくここも苦戦必至。  
7 13 コイントス 94 居残り専門。苦戦覚悟の上で前につけるしかない。  
14 リンカーン 96 展開自在で器用さもある。ノリの2ゲット炸裂か。
8 15 デルタブルース 93 前走は菊花賞以来の勝ち鞍。差脚身に付け躍進。
16 オースミハルカ 91 前につけて渋太い。出来ればハナ切りたいところ。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 歴戦の古馬に挑むのではなく挑ませるのが三冠馬・責務を果たすディープインパクト
■予想構築

 まずは過去10年の連対馬20頭が有していた実績面から導き出される減点法で各馬を診断してみる。
  • 同年勝利(連対馬20頭中19頭クリア) ※例外:'98年1着グラスワンダー(同年2戦未勝利)
    ―→ゼンノロブロイ(同年4戦未勝利)、コスモバルク(同年5戦未勝利)、ハーツクライ(同年5戦未勝利)、コイントス(同年どころか丸3年未勝利)、オースミハルカ(同年3戦未勝利)
  • GI連対実績(連対馬20頭中17頭クリア)
    ―→マイソールサウンド【0・0・0・7】、サンライズペガサス【0・0・1・7】、グラスボンバー(初出走)、オペラシチー【0・0・1・0】、コイントス【0・0・1・1】
  • 芝2,400M以上連対(連対馬20頭中17頭クリア)
    ―→サンライズペガサス【0・0・0・6】、ヘヴンリーロマンス【0・0・0・1】、グラスボンバー(初出走)、オースミハルカ【0・0・0・1】
  • 中山出走&連対(連対馬20頭中14頭クリア、5頭初出走)
    ―→マイソールサウンド【0・0・0・1】、サンライズペガサス【0・0・1・1】、スズカマンボ【0・0・0・3】、ヘヴンリーロマンス【0・0・0・1】、ハーツクライ【0・0・0・2】、オペラシチー【0・0・1・0】、ビッグゴールド【0・0・0・2】
 無減点通過はディープインパクトタップダンスシチーリンカーンデルタブルースの4頭。上手い具合に4頭残ったのでこのまま抑えてみる。

 ディープインパクトは7戦全勝なので減点法に抵触しなくて当然。客観的に見ても欠点が無い馬で、武豊騎手もこの馬で危なっかしい騎乗をしたことがない。中山で早め進出が出来る馬と中山で捲りを決められる騎手の組み合わせに敵は存在しない。

 デルタブルースは昨年タップダンスシチーへのマークを怠って進出が遅れ、直線は遥か前にいる2頭を追いかけるだけだった。今年は本レース3連覇中のペリエ騎手騎乗。タップダンスシチーの怖さを知っているだけに、位置取りに迷いは生じないだろう。

 タップダンスシチーはジャパンCで残り300M位まで単独先頭を走っていた。今回はオースミハルカとビッグゴールドの出方が気になるところだが、ラストランということで後腐れがないよう全力で先手を主張するはず。この舞台で繰り出す二の脚にはくれぐれも注意したい。

 リンカーンは一昨年シンボリクリスエスを追いかけて2着。当時の1,000M通過は58秒4で、例年より速い流れが見込まれる今回も浮上の余地がある。何より魅力なのは横山典弘騎手の2ゲット技術。タップダンスシチーへの怖さは感じていないだろうが、ディープインパクトの強さは他の誰よりも知っている。

 ゼンノロブロイはハイペースだった宝塚記念、ジャパンCで共に3着。先に仕掛けて末を無くすのが恒常化している。ジャパンCを「思い通りのレースが出来た」と振り返ったデザーモ騎手が今回どのような位置取りを敷いてくるのか興味深い。

 ハーツクライはトリッキーな中山芝2,500Mでは仕掛けどころが難しく、前につけた馬に先に抜けられてしまうようなら手が出ない。ハイペースが向くのは間違いないが、ここではそれに加えて前に止まってもらう必要がある。昨年は計算高い横山典弘騎手が最後方から行って9着だった。

◎ディープインパクト
○デルタブルース
▲タップダンスシチー
△リンカーン


■馬券構築

 ディープインパクトから馬単流し。

[馬単] ディープインパクト→デルタブルース 50%
[馬単] ディープインパクト→タップダンスシチー 20%
[馬単] ディープインパクト→リンカーン 30%


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