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第41回CBC賞(GII)
2005年12月24日(Sat) 中京芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 シーイズトウショウ 99 実績断然。但しこのところ詰め甘く過信は禁物。  
2 マルカキセキ 100 今夏より本格化。直線平坦で決め手生かせる。
2 3 ディープサマー 96 行きやすい枠引くも後続押さえ込むまではどうか。  
4 ウインラディウス 101 乗り方一つで結果が変わる。距離は心持ち短い。
3 5 シルキーラグーン (出走取消)
6 ゴールデンロドリゴ (出走取消)
4 7 フジサイレンス 101 重賞では力負け目立つ。決め手考慮も厳しい。  
8 ギャラントアロー 96 前に行かないというより行けないというのが実情。  
5 9 シンボリグラン 98 勢い一番。早め先頭で後続の追撃断ち切るか。
10 カネツテンビー 95 前々走したたかな勝利も重賞となると話は別。  
6 11 キーンランドスワン 99 前走は重馬場。GI好走ある舞台で巻き返すか。  
12 ゴールデンキャスト 97 差脚堅実もジリ。冬場絞れないのも気になる。  
7 13 フェリシア 94 ファルコンS最内強襲2着も古馬相手では苦しい。  
14 ナゾ 90 3勝をマークしているコースだが今回は相手強力。  
8 15 ビッグプラネット 101 短距離志向なのは間違いない。後は力関係。  
16 ローエングリン 105 スプリント戦初挑戦。速力信じてとにかく行くのみ。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 オープン特別を差して勝利・直線平坦でお膳立て整ったマルカキセキ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の前走レース・間隔一覧(過去5年)】
年度 着順 馬名 前走レース 前走間隔
'00年 1着 トロットスター オーロC(OP・東京芝1,400M)1着 中3週
2着 ブラックホーク マイルCS(GI・京都芝1,600M)8着 中3週
'01年 1着 リキアイタイカン マイルCS(GI・京都芝1,600M)15着 中3週
2着 ジョンカラノテガミ 福島民友C(OP・福島芝1,200M)5着 中6週
'02年 1着 サニングデール 秋風S(OP・中山芝1,200M)2着 中4週
2着 カフェボストニアン NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)7着 7ヶ月
テンシノキセキ アンドロメダS(OP・京都芝1,200M)2着 中2週
'03年 1着 シーイズトウショウ アンドロメダS(OP・京都芝1,200M)2着 中2週
2着 カフェボストニアン 高松宮記念(GI・中京芝1,200M)14着 9ヶ月
'04年 1着 プレシャスカフェ 札幌日刊OP(OP・札幌芝1,200M)1着 4ヶ月
2着 ゴールデンロドリゴ アンドロメダS(OP・京都芝1,200M)8着 中2週

 '99年まではスプリンターズSの前哨戦としての位置付けにあったが、'00年にスプリンターズSが秋開催のラストに移ったことで路線的に孤立。翌年の高松宮記念を見据えた一戦となった。連対馬の前走をみると、オープン特別で連対した後の馬が好走していることが分かる。'01年は該当馬が1頭(テイエムサンデー)で3着だった。


【アンドロメダS勝ち馬のCBC賞成績(過去5年)】
年度 馬名 アンドロメダS通過順 CBC賞通過順 CBC賞成績
'00年 メジロダーリング 2-2 4-5 14着(6人気)
'01年 テンシノキセキ 2-3 (未出走)
'02年 キーンランドスワン 8-9 7-8 5着(6人気)
'03年 カルストンライトオ 1-1 1-1 10着(5人気)
'04年 リミットレスビッド 6-6 4-3 3着(9人気)

【アンドロメダS2着馬のCBC賞成績(過去5年)】
年度 馬名 アンドロメダS通過順 CBC賞通過順 CBC賞成績
'00年 テネシーガール 1-1 2-2 9着(9人気)
'01年 テイエムサンデー 11-10 14-14 3着(8人気)
'02年 テンシノキセキ 3-3 4-4 2着(7人気)
'03年 シーイズトウショウ 5-4 6-6 1着(3人気)
'04年 ギャラントアロー 1-1 1-1 6着(3人気)

 但し、アンドロメダSを経由した馬についてはそこの勝ち馬と相性が悪い。ここで前走の通過順に注目した場合、逃げかそれに近い戦法を採っていた馬が苦戦しており、差し込みを図った馬が健闘していることが分かる。なお、昨年2着ゴールデンロドリゴは前走追い込み不発からここでロケットスタートを決めて一変している。


【上位馬の通過順一覧(過去5年)】
年度 馬場 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'00年 33.4 34.5 1.07.9 11-8 4-5 1-1
'01年 33.4 35.7 1.09.1 12-11 9-8 14-14
'02年 33.6 34.8 1.08.4 4-4 3-3、4-4
'03年 32.8 35.7 1.08.5 6-6 2-2 10-10
'04年 33.9 34.3 1.08.2 6-5 2-3 4-3
※いずれもCコースで施行。

 小回りの短距離戦ということでどうしても前に行く馬を注視しがちになるが、勝ち馬は概ね中団以降から差してきている。逃げ馬やその後に続くような馬は狙いを下げ、好位から鋭い決め手を繰り出せる馬を中心に据えたい。

 軸はマルカキセキ。このレースと相性が悪いアンドロメダSの勝ち馬だが、通過順7-6から差し切り勝ちの内容は評価されるべき。好位につけて上がり33〜34秒台の脚が使えるのも魅力。前半飛ばして終いバタバタという今週の追い切りがどう出るか。

 相手筆頭はシンボリグラン。芝1,200〜1,400Mで【3・1・1・1】の安定性を誇り、古馬に混じって福島民友C2着、オーロC1着。ファルコンSは先に動いたところを差されており、今回は仕掛けどころが鍵。今週の追い切りはオーロC勝利時と同じく、ラストを12秒台でまとめてきた。

 単穴はシルキーラグーン。オーシャンS連覇、バーデンバーデンCレコード勝ち、中京でもこでまり賞圧勝やテレビ愛知オープンで中団から差して2着がある。その一方で負ける時はどこにもいないといった負け方をする。今週の追い切りは馬場の外を軽快に駆けた。

 連下はシーイズトウショウ。一昨年の当レースを含む重賞3勝の実績は断然だが、アンドロメダSで通過順2-2から呆気なく沈んだのが気になる。一週順延したことで今週の追い切りはキャンター止まりだった。このところ馬体増減が激しく、パドック気配を見てみないと何とも言えない。

※以降、当日8:30更新

 穴で狙っていたシルキーラグーンが当日になって取り消してしまった。シーイズトウショウもあの調教で相変わらず人気を集めている。代わりにシーイズトウショウと同じ重賞3勝馬を抑える。差脚生きる流れで浮上が見込めるウインラディウス、結果はどうあれマイルGIでハナを切ったローエングリン。

◎マルカキセキ
○シンボリグラン
シルキーラグーン→ウインラディウス
シーイズトウショウ→ローエングリン


■馬券構築

 マルカキセキから馬複流し。ボックスの目を抑える。

[馬複] マルカキセキ−シンボリグラン 30%
[馬複] マルカキセキ−シルキーラグーン 20% マルカキセキ−ウインラディウス 20%
[馬複] マルカキセキ−シーイズトウショウ 20% マルカキセキ−ローエングリン 20%
[馬複] シンボリグラン−シルキーラグーン 10% シンボリグラン−ウインラディウス 10%
[馬複] シンボリグラン−シーイズトウショウ 10% シンボリグラン−ローエングリン 10%
[馬複] シルキーラグーン−シーイズトウショウ 10% ウインラディウス−ローエングリン 10%


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