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第22回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)
2005年12月24日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マチカネゲンジ (出走取消)
2 2 グロリアスウィーク 90 前走終いまとめて完勝。瞬発力勝負で引け取らない。
3 3 アマノトレンディー 84 前走逃げ馬捉えられず敗退は不満。ここ相手強力。  
4 4 ホーマンアラシ 84 無難な勝ち上がりみせるも前々走で既に決着済み。  
5 タマモサポート 87 先行できる強みあるもこの中に入ると決め手不足。  
5 6 マイネルスケルツィ 82 関東で接戦レベル。決め手は無いに等しく厳しい。  
7 サクラメガワンダー 89 前走4角好位から楽勝。力強さあり引き続き注目。
6 8 アドマイヤムーン 91 出遅れ→捲りで3連勝。なるべく前につけたいところ。
9 ヴィクトリーラン 80 これといった特徴なし。決め手比べでは分が悪い。  
7 10 チェリーストーム 77 差し切りの内容良好。ただ阪神に変わってどうか。  
11 アペリティフ 86 前走キレ負け。追われて伸びずではどうしようもない。  
8 12 ユメノオーラ 79 使い詰めが問題。後ろから行く馬でもありまず不要。  
13 ニルヴァーナ 77 前走押し出された逃げで完勝。番手追走で妙味増す。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 人気も位置取りも2番手マーク・スローなら前につけようニルヴァーナ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ハロン間ラップと連対馬脚質(過去10年)】
年度 ハロン間ラップ 前後 1着 2着
'95年 12.9-11.2-13.0-13.2-12.8-12.4-12.0-12.2-11.5-11.5 -3.5 5-5-7-6 8-8-3-2
'96年 12.6-11.1-12.1-12.6-12.2-12.5-12.1-12.7-12.7-12.5 +1.9 11-12-10-5 3-3-4-2
'97年 12.5-11.2-12.6-13.3-12.9-12.8-12.0-12.7-11.8-12.0 -1.2 9-8-10-8 6-5-4-3
'98年 12.8-11.6-13.3-13.4-12.7-12.6-12.5-11.9-11.3-12.0 -3.5 7-7-6-4 6-5-6-7
'99年 12.9-11.4-13.1-12.8-12.7-12.4-11.8-12.0-11.8-12.8 -2.1 8-10-11-9 8-7-7-4
'00年 12.7-11.6-13.0-12.4-12.1-12.1-12.3-12.0-11.2-11.4 -2.8 7-7-7-2 4-5-5-6
'01年 12.8-11.4-13.2-13.0-13.0-12.7-12.2-11.7-11.6-11.8 -3.4 2-2-2-1 3-3-3-2
'02年 13.1-11.5-13.2-12.9-13.4-12.9-12.2-11.7-11.4-12.2 -3.7 2-2-2-2 1-1-1-1
'03年 12.6-11.6-12.3-13.0-12.8-12.5-11.9-11.8-11.4-11.7 -3.0 1-1-1-1 4-4-4-2
'04年 12.9-12.4-13.5-13.4-12.7-12.5-12.1-11.4-11.1-11.5 -6.3 2-2-2-2 5-5-5-3
※'02年のみ不良馬場、その他は良馬場で施行。

 2,000Mで争われる2歳重賞はこのレースしかなく、各馬の出方は慎重になりやすい。例年の流れは最初の1,000Mを62〜63秒で通過し、そこから次第に上がりが速くなるというパターン。近年は特にこの傾向が強く、前で上手い具合に脚を溜められた馬がそのまま押し切っている。今年も明確な逃げ馬不在で、例年通りのスローでほぼ確定。全馬の上がりがそれほど変わらないなら、より前につけそうな馬を上位にみておきたい。


【1番人気に推された馬の成績(過去10年)】
年度(回) 馬名 騎手名 着別度数 単勝(支持率) 成績
'95年(第12回) イシノサンデー 四位洋文 【2・0・1・0】 2.4倍(32.8%) 2着
'96年(第13回) テイエムトップダン 和田竜二 【2・0・0・0】 3.6倍(21.9%) 3着
'97年(第14回) キングヘイロー 福永祐一 【3・0・0・0】 1.4倍(56.3%) 2着
'98年(第15回) アドマイヤベガ 武豊 【1・0・0・1】 2.1倍(37.5%) 1着
'99年(第16回) シルヴァコクピット 松永幹夫 【1・1・0・0】 2.7倍(29.2%) 3着
'00年(第17回) クロフネ 松永幹夫 【2・1・0・0】 1.4倍(56.3%) 3着
'01年(第18回) アドマイヤマックス 福永祐一 【2・0・0・0】 1.4倍(56.3%) 3着
'02年(第19回) ブルーイレヴン 武豊 【2・1・0・0】 1.4倍(56.3%) 7着
'03年(第20回) ブラックタイド 武豊 【1・0・0・0】 1.4倍(56.3%) 4着
'04年(第21回) ローゼンクロイツ 安藤勝己 【2・1・0・0】 1.7倍(46.4%) 2着

 このレースは例年断然人気を背負った馬がコロコロ負けている。過去10年で1番人気に推されて勝ったのは後のダービー馬アドマイヤベガのみ。キングヘイローやアドマイヤマックス、ブルーイレヴンは前走で重賞を勝っていながら及ばなかった。代わりに健闘しているのが2番手評価の馬で、2番人気は【6・2・1・1】と絶好調。断然人気馬の影に隠れた実力馬に注目したい。


 軸はニルヴァーナ。新馬戦は他が行かなかっただけで、この馬としては何もしていない。今回と同じコースでドスロー前残りの予行演習が出来ただけでも収穫。大外発走から他馬の出方を窺いつつ、番手追走の形に持ち込みたい。

 相手筆頭はアドマイヤムーン。休み明けながら追い切りで豪快な伸びを示しており、いきなり力を出せる状態にあるが、この馬はショウナンタキオンに負けず劣らずスタートが下手である。好位に取り付ければ楽勝、いつも通り出遅れれば3コーナーで捲る分詰めを欠き2〜3着とみる。

 単穴はサクラメガワンダー。エリカ賞は3コーナー過ぎから外に持ち出し、直線力強く伸びて完勝。過去4戦全て上がり最速をマークしているように決め手は申し分ない。ただ早めの競馬をしたのが前走だけで、かつ前走から中1週。盲点もそれなりに存在する。

 連下はグロリアスウィーク。このレースではスローで前につけて押し切った経験が生かせる。黄菊賞で0秒3差つけたアドマイヤメインは次走エリカ賞でサクラメガワンダーと0秒2差。前走は少なくともフロックではない。唯一の気掛かりは追い切りがバタバタだったこと。

◎ニルヴァーナ
○アドマイヤムーン
▲サクラメガワンダー
△グロリアスウィーク


■馬券構築

 ニルヴァーナから馬複流し。タテ目を抑える。

[馬複] ニルヴァーナ−アドマイヤムーン 30%
[馬複] ニルヴァーナ−サクラメガワンダー 30%
[馬複] ニルヴァーナ−グロリアスウィーク 20%
[馬複] アドマイヤムーン−サクラメガワンダー 20%


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