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第59回ラジオ日本賞セントライト記念(GII)
2005年9月18日(Sun) 中山芝2,200M 3歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 カネサマンゲツ 82 逃げ打てるが粘れない。重賞ではなおさら厳しい。  
2 2 ピサノパテック 76 逃げて2勝。負かした相手微妙も行きっぷり評価。
3 アドマイヤフジ 92 差し届かずばかり。実力尊重も現状は前崩れ待ち。  
3 4 ドリーミーオペラ 75 久々使いはシンガリ。巻き返すにもここ相手揃う。  
5 モリノミヤコ 78 コンラッドにハナ差2着あるが当時と実力差開く。  
4 6 マイネルレコルト 91 クラシック善戦で乗り切る。折り合い進展で好勝負。
7 フサイチアウステル 83 古馬相手の1000万勝ち評価。居残りはお手の物。
5 8 セイカチューバ 75 福島ダート勝ちをここでどうやって生かすか不明。  
9 コンラッド 86 展開不問で差せる脚評価。自在性で一歩リード。
6 10 マルブツライト 83 自力で差せるほどの脚ない。この相手では埋没。  
11 カンペキ 78 夏場の成長認めても他馬と同斤では力差否めず。  
7 12 トップガンジョー 88 マイルなら前走位走る。中山で同様の走り疑問。  
13 ニューヨークカフェ 83 青葉賞大敗から上積み感じず。勢いなく苦しい。  
8 14 キングストレイル 75 居残りもあり得なくはないが常識で考えて見送り。  
15 スムースバリトン 81 前走叩き台にしても動けず終いはいただけない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 今年は春勢力?新興勢力?真打不在なら中間勢力コンラッド
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【ダービーを経由して連対した馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 重賞実績 ダービー セントライト記念
'98年 ダイワスペリアー 【0・0・1・0】 3着(15人気) 2着(2人気)
'99年 ブラックタキシード 【0・0・0・1】 5着(6人気) 1着(1人気)
'00年 トーホウシデン 【0・0・0・1】 4着(9人気) 2着(1人気)
'01年 シンコウカリド 【0・1・0・3】 12着(7人気) 1着(5人気)
'02年 バランスオブゲーム 【2・0・0・3】 7着(10人気) 1着(2人気)
'04年 ホオキパウェーブ 【0・1・0・1】 9着(9人気) 2着(2人気)

 ダービーから直行した馬は延べ23頭が出走して【3・3・3・14】(26.1%)。このうち、ダービー時と同じ騎手が乗った馬は【3・2・1・7】(38.5%)、騎手が替わった馬は【0・1・2・7】(10.0%)。後者での連対例は岡部幸雄騎手から藤田伸二騎手に乗り替わった昨年2着のホオキパウェーブのみ。ちなみに藤田騎手は同馬のデビュー時の騎手だった。マイネルレコルトとアドマイヤフジの比較では前者が優勢。


【条件クラスを経由して連対した馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 前走距離 前走通過順 今回通過順 成績
'95年 サンデーウェル 中山芝2,000M 5-5-5-5 2-2-2-2 1着(7人気)
'96年 ローゼンカバリー 中山芝2,000M 2-2-2-2 2-2-2-1 1着(2人気)
サクラケイザンオー 中山芝2,000M 4-4-4-3 8-8-9-6 2着(3人気)
'97年 サンデーウェル 新潟芝2,000M 5-5-4-3 5-5-3-4 1着(5人気)
ダイワオーシュウ 新潟芝2,200M 2-2-3-3 7-8-7-6 2着(2人気)
'98年 レオリュウホウ 札幌芝2,000M 6-6-4-3 1-2-2-2 1着(10人気)
'99年 シンボリモンソー 札幌芝2,600M 9-9-7-5 12-12-11-9 2着(8人気)
'00年 アドマイヤボス 札幌芝2,000M 6-6-3-2 9-9-6-4 1着(2人気)
'01年 トレジャー 札幌芝2,000M 2-2-2-2 2-2-2-2 2着(1人気)
'03年 ニシノシンフォニー 函館芝2,600M 2-2-2-2 1-1-2-1 2着(8人気)

 条件クラスを経由して連対した馬について前走と今回の通過順に注目した場合、明らかに先行型が優勢なのが分かる。前走も今回も差して連対したと言えるのは'99年2着シンボリモンソー位で、同馬にしても3コーナーから動き始めていた。なお、連対馬10頭全てが前走で2,000M以上の距離を使っており、'03年ニシノシンフォニーを除く9頭は前走で連対していた。これらの点から浮上するのはピサノパテック、フサイチアウステル、カンペキ。


 軸はコンラッド。ラジオたんぱ賞は差し込みだったが、東京で2勝目を挙げた時のようにもっとスマートに勝ち負けできる馬。ハイ・スロー問わず突っ込んで来れるのも魅力。中山コースであの鋭い決め手を繰り出せるかが焦点。

 相手筆頭はマイネルレコルト。捨て身の捲りに出た皐月賞、腹を括って最後方から行ったダービー共に一か八かの勝負に出た乗り方。おそらくは打倒ディープインパクトを意識したはず。ここは普通に先行策を指示すれば勝てる相手。後は休み明けで掛かり癖が再発しないかだけ。

 単穴はフサイチアウステル。1000万クラスを使って勝っているのはこの馬のみ。その前走は手応えが良過ぎて4コーナーまでに先頭に立っており、行きっぷりの良さが目立っていた。2〜3着の馬が後方から来ていることを考えれば、単なる前残りという訳ではなさそう。

 連下はピサノパテック。夏競馬で初勝利、2勝目を挙げた純粋な意味での上がり馬。勝ち鞍はいずれも逃げた時で、こちらも行きっぷりの良さを評価しておきたい。今回はカネサマンゲツがいるので控える公算が高いものの、決め脚を持っているので問題ないだろう。

◎コンラッド
○マイネルレコルト
▲フサイチアウステル
△ピサノパテック


■馬券構築

 コンラッドから馬複流し。

[馬複] コンラッド−マイネルレコルト 50%
[馬複] コンラッド−フサイチアウステル 30%
[馬複] コンラッド−ピサノパテック 20%


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