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第25回新潟2歳S(GIII)
2005年9月4日(Sun) 新潟芝1,600M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 コスモミール 89 危なげない内容で3連勝。決め手も申し分なし。
2 ニシノフジムスメ 84 殆ど追うところなく楽勝。荒削りなのが玉に瑕。
2 3 グレイスティアラ 79 上がり掛かるダートでの勝ち上がり。関連乏しい。  
4 マイネサンサン 79 一団の馬群から抜け切る。仕掛け所次第で通用。
3 5 スターライトルビー 84 前走直線の伸びを欠く。外回りでは一層苦しい。  
6 ヤマタケゴールデン 79 コース経験済みもスローを利した逃げ切りでは。  
4 7 ナイスヴァレー 86 戦術的には悪くない。脚を溜めて一矢報いるか。  
8 アンバージャック 79 直線競馬制しての挑戦悪くないが時計は平凡。  
5 9 ケイアイフォーユー 85 前走ラストで差される。上積みは期待できない。  
10 エイシンチャンドラ 81 前走レコード勝ち。ロングスパート決まるか注目。  
6 11 ニシノウェーブ 78 上がりだけの競馬制す。ペース上がっても妙味。  
12 マイネルパイレット 79 前走が負け過ぎ。時計に限界ありそうで苦しい。  
7 13 ショウナンタキオン 79 大外一気で突き抜ける。それでいて余裕残し。
14 メジロモデラート 79 G前で力尽きかける。この相手抑えるのは無理。  
15 リファインドボディ 80 レースセンス良好も時計平凡。2ハロン延長微妙。  
8 16 ケイコアデージョ 82 実質未勝利。着差も開いており通用はまず無理。  
17 マイネルグリッツァ 80 前走番手取って快勝もフルゲートでは埋没濃厚。  
18 タイセイハニー 79 前が残る単調な競馬。ここで先手取れるか怪しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 無傷の素質馬を狙え・外回りで末脚全開ショウナンタキオン
■予想構築

 新潟2歳Sにおけるレース傾向は以下の点に集約される。
  1. キャリアが浅くても負けたことが無い「無傷」の馬が強い。
  2. 外回りコースを使用するようになった'02年以降は2ハロン以上の距離延長組が劣勢。
  3. 2〜3番手で折り合って勝ったことのある馬に注目。逃げ一辺倒では苦しい。
 2ハロン以上の距離延長で連対した'03年2着ウイングレットは前走で後続を1秒近く千切っている。そこから考えるとグレイスティアラ、アンバージャック、リファインドボディ、タイセイハニーは見送りで良いだろう。逃げ勝っただけの馬も前述のウイングレット以外は散々。ヤマタケゴールデン、メジロモデラートの他、拡大解釈でスターライトルビー、ケイアイフォーユー、エイシンチャンドラといった辺りも苦しいか。


 軸はショウナンタキオン。デビュー戦の上がり36秒1を細分化すると12.1-12.1-11.9。ショウナンタキオンの上がりは34秒7で、先頭に立った後は実質11秒台前半を計時したことになる。4角大外に持ち出した後、一瞬でトップスピードに乗ったのが印象的。これなら前につけても勝てる。

 相手筆頭はコスモミール。ダリア賞勝ち馬は一昨年ダイワバンディット、昨年マイネルレコルトと連勝しているが、いずれもダリア賞は上がり最速で制していた。ただ番手抜け出しによる勝ち上がりはこれら2頭と同じ。キレ不足は位置取りの差でカバーできる。

 単穴はニシノフジムスメ。過去2戦は殆ど馬なり。それでいて着差が開いているのだから強いのは間違いなさそうだ。先に抜け出して押し切りの目も十分。一方で外回りに替わるここできちんと脚を溜められるかについてはやや疑問が残る。

 連下はマイネサンサン。馬柱に躍る「通過順18-18」が鮮烈過ぎるが、このレースは道中一団で流れており、ゴボウ抜きといった表現は当てはまらない。最内から一旦外に持ち出して間に合った辺りは評価しておきたい。

◎ショウナンタキオン
○コスモミール
▲ニシノフジムスメ
△マイネサンサン


■馬券構築

 ショウナンタキオンから馬単流し。

[馬単] ショウナンタキオン→コスモミール 40%
[馬単] ショウナンタキオン→ニシノフジムスメ 30%
[馬単] ショウナンタキオン→マイネサンサン 30%


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