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第53回北海道新聞杯クイーンS(GIII) 2005年8月14日(Sun) 札幌芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (牝)(混)(特指) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | マイネヌーヴェル | 追 | 94 | 前が止まらないと差せない。開幕週&スローで劣勢。 | |
2 | 2 | フィヨルドクルーズ | 差 | 93 | 前走自己条件であっさり敗退。別定戦では力不足。 | |
3 | 3 | チアフルスマイル | 追 | 95 | スローでも詰め寄る脚有り。乗り方一つで通用。 | ○ |
4 | レクレドール | 差 | 95 | 自分から動くと息切れする。差しに回っても埋没か。 | ||
4 | 5 | ヘヴンリーロマンス | 差 | 98 | 緩い流れに嵌ると何も出来ない。今回も依然苦しい。 | |
6 | スターリーヘヴン | 先 | 97 | 居残り上手い。今回行く馬おらず実質先頭もあり。 | ▲ | |
5 | 7 | デアリングハート | 先 | 91 | 同世代トップと僅差も詰める脚ないのは気になる。 | |
8 | ダンスインザムード | 先 | 103 | 実績断然。前走の戦意喪失をどう受け止めるか。 | ◎ | |
6 | 9 | フェリシア | 差 | 91 | 近走消化不良。距離伸びて自在性出るようなら妙味。 | |
10 | コアレスパティオ | 差 | 83 | 3連勝はいずれも差し切り。この相手で通用は困難。 | ||
7 | 11 | アンブロワーズ | 差 | 82 | 今春がイマイチ。久々苦にしないが即通用は微妙。 | |
12 | エルノヴァ | 差 | 98 | 決め手あるが中途半端。距離短縮もズブさ懸念。 | ||
8 | 13 | ホウザングラマー | 差 | 78 | 見どころ無し。流れに乗れなのでは話にならない。 | |
14 | ディアチャンス | 先 | 84 | 今年に入って躍進。先行して終いしっかりで期待可。 | △ |
■レース展望 肩の力を抜いてリラックス・相手弱化で蘇るダンスインザムード | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の資料を参照されたい。
クイーンSは開幕週に行われるレースとはいえ、ハナを奪った馬が過去5年で4勝と極端なまでに前が残っている。'02年はハイペースに陥ったが、ミツワトップレディが早め先頭から押し切っている。後ろから行くにしても直線一気では見込み薄。今年は見たところ逃げ馬不在で混戦が予想される。
条件クラスを勝ち上がった直後の馬は延べ8頭が出走して【1・2・1・5】(37.5%)。実績上位馬と十分張り合えている。連対した3頭と連対出来なかった5頭の違いは前々走にあり、前者は前々走でも連対、後者は前々走では連対していなかった。今年の該当馬コアレスパティオ、ディアチャンスは共にチャンスありとみておきたい。狙ってみたいのは先行して安定した成績を収めているディアチャンスか。
重賞を勝つなどして負担斤量を加算された馬は延べ9頭が出走して【0・2・1・6】(22.2%)。その殆どが上位人気に推されていることを考えれば不甲斐ない成績。条件クラスを勝ち上がった直後の馬がそれなりに通用しているということは、裏返せば実績馬が頻繁にコケているということでもある。今年の該当馬ダンスインザムードは桜花賞勝ちの他、牡馬混合GIでも連続2着という実績を持つが…。
この時期の3歳馬は古馬に比べて負担斤量で大きなアドバンテージが与えられ、クイーンSでは3歳馬は古馬に比べて3kg少ない52kgで出走できる。3歳馬は延べ11頭が出走して【1・1・3・6】(18.2%)。'01年以降は毎年3着以内に来ており、そこそこ通用するようである。今年はデアリングハート、フェリシア、アンブロワーズが出走する。 軸はダンスインザムード。ダービー卿CT16着、愛知杯16着のダイワエルシエーロがマーメイドSを楽勝したように、条件が軽くなれば力のある馬は走る。今回は秋華賞(4着)以来となる牝馬限定戦。勝ちに行かずとも惰性でついていくだけで良い。 相手筆頭はチアフルスマイル。後ろから行く馬にしてはスローに強く、中山牝馬S(1,000M通過62秒3)、愛知杯(同61秒1)で共に勝ち馬と僅差まで詰め寄っている。ただ福島牝馬S(同63秒0)ではメイショウオスカルに先に抜けられ完敗。4角で捉えに行くような騎乗を期待。 単穴はスターリーヘヴン。福島牝馬Sは流れに乗っただけで2着。都大路Sでもスイープトウショウ(5着)を抑えて3着している。なお今年の武幸四郎騎手は隙あらば行くという姿勢が明確で、NHKマイルC・優駿牝馬・東京優駿はいずれも武幸四郎騎手の騎乗馬が先導した。単騎逃げを見込んで抑える。 連下はディアチャンス。今年5戦は5戦オール連対。函館2戦を先行策でモノにしている点で、前残り傾向が強いレース傾向と少なからずリンクする。上がりの脚があるので、横並びになった後もある程度は抵抗できそうだ。 ◎ダンスインザムード ○チアフルスマイル ▲スターリーヘヴン △ディアチャンス ■馬券構築 ダンスインザムードから馬複流し。タテ目を抑える。 [馬複] ダンスインザムード−チアフルスマイル 30% [馬複] ダンスインザムード−スターリーヘヴン 30% [馬複] ダンスインザムード−ディアチャンス 20% [馬複] チアフルスマイル−スターリーヘヴン 20% |