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第55回安田記念(GI)
2005年6月5日(Sun) 東京芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アルビレオ 91 力不足の感。この相手では積極策も望みにくい。  
2 フジサイレンス 91 相手揃った時のパフォーマンス物足りず苦しい。  
2 3 ダイワメジャー 92 ノド鳴り完治で復活。直線で我慢利くかが焦点。  
4 オレハマッテルゼ 90 展開の影響を受けない。地力でどこまで迫るか。  
3 5 ダンスインザムード 96 前走後ろに置かれ終了。内枠で立ち回り自在。
6 ローエングリン 96 内を通ればそれなりに残る。今年も一応注意。  
4 7 アサクサデンエン 94 前走好発進・好位付けで完勝。再現は微妙。  
8 バランスオブゲーム 95 好位安定魅力も相手が揃うと何故か萎縮する。
5 9 カンパニー 93 融通利かない分末脚は強力。溜めて弾ける。
10 ボウマンズクロッシング 地味に差し込んでくる。ここ前走の相手おり苦戦。  
6 11 スイープトウショウ 90 末脚極上。速い流れに身を任せて突っ込むか。
12 サイレントウイットネス 国外経験無く実績も短距離に集中。展開不向き。  
7 13 アドマイヤマックス 93 一昨年内差しで2着。外差し捨てる覚悟必要。  
14 ユートピア 94 昨年4着。先手主張で渋太いが勝ち切るまでは。  
15 サイドワインダー ぶっつけOKもいきなり一線級と対戦では苦しい。  
8 16 ブリッシュラック 時計・実績共に優秀。今の東京が合うかどうか。  
17 テレグノシス 97 内残りコンプレックス。今回も同様の敗退懸念。  
18 ハットトリック 92 前走勝負どころで堪える不利。府中で見直す手。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 プラス1ハロンの隠し味・府中マイルで末脚全開カンパニー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の芝マイル超重賞実績一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'95年 ハートレイク
[外国馬]
サクラチトセオー
中山記念、アメリカJCC
'96年 トロットサンダー
(なし)
タイキブリザード
産経大阪杯、有馬記念2着など
'97年 タイキブリザード
産経大阪杯、有馬記念2着など
ジェニュイン
皐月賞、東京優駿2着など
'98年 タイキシャトル
(なし)
オリエンタルエクスプレス
[外国馬]
'99年 エアジハード
(なし)
グラスワンダー
有馬記念
'00年 フェアリーキングプローン
[外国馬]
ディクタット
[外国馬]
'01年 ブラックホーク
(なし)
ブレイクタイム
(なし)
'02年 アドマイヤコジーン
東京スポーツ杯2歳S
ダンツフレーム
皐月賞2着、東京優駿2着など
'03年 アグネスデジタル
天皇賞秋、香港C
アドマイヤマックス
セントライト記念2着など
'04年 ツルマルボーイ
天皇賞秋2着、宝塚記念2着など
テレグノシス
スプリングS2着

 安田記念の連対馬を振り返ってみると、マイル超重賞で連対実績を持つ馬がよく来ていることが分かる。これは安田記念に限ったことではなく、秋のマイル王決定戦であるマイルCSにおいても同様のことが言える。'96年トロットサンダーや'98年タイキシャトルのように、マイル戦無敗の「申し子」には逆らう手はないが、多少力不足でもマイル超の距離に実績を持つ馬の奮闘にも期待したいところ。


 逃げ候補は昨年先導役を引き受けたローエングリンか香港の快速馬サイレントウイットネス。ローエングリンは番手抜け出しも可能だが、GIともなると一旦引いてしまうと最後まで交わせない。内寄りの枠に入った今回はサイレントウイットネスに競りかけていくことも考えられる。先行各馬も上手い具合に内側に集中している。昨年のようにラストで着順が入れ替わる可能性が高いとみる。


 軸はカンパニー。中山記念(2着)や京阪杯(2着)、ラジオたんぱ賞(2着)など、好走は専ら1,800Mに集中。これらのレースではいずれも上がり最速の脚を使って突っ込んできている。流れは前走よりも確実に速くなりそうで、じっくり脚を溜めた上での一発に期待したい。

 相手筆頭はスイープトウショウ。前走は休み明けながら課題のスタートをクリア。今回のスタートも正面スタンドから離れた位置で極度のイラつきは回避できそうだ。33秒台がデフォルトの豪脚を最大限に生かす舞台はここを置いて他は無い。

 単穴はダンスインザムード。前走は折り合いがイマイチだったこともあるが、終始外々の立ち回りで後方に置かれたまま何も出来なかった。天皇賞秋で2着した時のように、内でロスの無い競馬を実践すれば巻き返しがありそうだ。

 連下はバランスオブゲーム。先に抜け出して押し切るスタンスでGIIでは無類の強さを誇るが、相手が揃うGIでは後ろから来る馬を凌ぎきれない。昨年の3着はまさにそんな感じだった。幸い速い時計について行けるので、直前まで追い出しを我慢できさえすれば悲願のGI獲りも見えてくる。

◎カンパニー
○スイープトウショウ
▲ダンスインザムード
△バランスオブゲーム


■馬券構築

 カンパニーから馬複流し。タテ目を抑える。

[馬複] カンパニー−スイープトウショウ 30%
[馬複] カンパニー−ダンスインザムード 30%
[馬複] カンパニー−バランスオブゲーム 20%
[馬複] スイープトウショウ−ダンスインザムード 20%


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